『AnimeJapan 2022』公式アンバサダー・西川貴教インタビュー「人と人が同じ文化で楽しめる素晴らしさを感じて」
2022年3月26日(土)、3月27日(日)の2日間、 東京ビッグサイトにて開催される世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2022」。今年は3年ぶりのリアル開催が決定。オンライン開催と併せて、参加者が自由にアニメの祭典を楽しむことが出来ます。
人気アニメのブースや声優、スタッフが登壇するステージイベントなど盛りだくさんの内容となっている「AnimeJapan 2022」(AJ)。公式アンバサダーを西川貴教さんが務めます。26日にはスペシャルライブステージも行う西川さんに、本イベントへの意気込みや見どころをお聞きしました!
――2年連続でアンバサダーに就任されました。まずはお気持ちを聞かせていただけますか?
昨年は色々と状況を鑑みてオンライン開催のみでしたけれども。やはり催し物の醍醐味は、普段から応援してくださる皆さんと特別な時間を共有出来ることだと思うので、今年はリアル開催も出来て嬉しいです。空気感だったり高揚感みたいなものは、やはりリアルならではだと思うので。
オンライン開催も併せて行われるので、リアルイベントは東京開催ですが、地方にお住まいであっても、ご自宅で、自分の好きなタイミング、好きな環境で見ていただけます。両方の良いところを味わっていただけたらなと思います。
――今年のAJの見どころ、期待するポイントを教えてください。
リアル開催も3年ぶりとなると、テレビ放送だけでも4クール×3年分の情報があって。1日会場にいれば、人気の作品、気になっている作品を必ずチェック出来ると思います。そして、もともとの自分の推し以外の作品にも触れていただくきっかけにもなります。フェスってそういう魅力があると思うんですよね。自分の好きなアーティストのライブ目的で行きつつ、今まで聞いたことなかったアーティストに触れることで「あ、こんなのあるんだ、良いな」と思って、新たにファンになっていく…。AJにはそんな楽しさがつまっています。
――歩いていると新しい情報に出会える、私もとても楽しみにしています。そしてオンライン開催も多くの方が参加出来て良いですよね。
そうですね。会場に行くことを躊躇してしまう年配の方にも、この機会にオンラインで参加していただきたいです。アニメって皆さんが思っているものと違って、しっかり大人の鑑賞にも耐えうる、奥深いものになっているんだよっていうことを是非知っていただきたいです。映画とかスポーツと同じようにアニメを普段の生活の中で楽しんでいただけるものになっていると思うので、ぜひちょっとでものぞいてみてもらいたいです。
――西川さんご自身もフェスを主催されていますが、AnimeJapanの運営さんの頑張り、大変さみたいなものは身近に感じられますか?
そうですね。何が正解かという事が、どんどん分からなくなってきていますし。僕自身も催しものに挑戦させていただいているんですけど、常に感染と隣り合わせであることを意識して対策を徹底させる必要がある。ある種、覚悟みたいなものを試されていると思いますね。
感染症その上で、国際情勢もありますし、皆さんの不安は今やピークに達しているんじゃないかなと思うんですね。その中でアニメの様な文化を通じて、それぞれの国の人たちが理解し合うきっかけをもつことが大切だと思います。
アニメやコミック、ゲームを通じて「日本語に触れてみよう」とか「日本の文化を知ってみよう」と思う外国の人が非常に多くて。それを通じて我々の考え方だったり、文化として大切にしていることを理解していただく。逆に我々も理解していただいた方の生活習慣だったりを交換し合う。そしてお互いが認め合ってより深くなれると思うんですね。(AJは)そういったものの架け橋になれると思っていて。AJ自体が直接的に何かを解決できることではないとかもしれないですが、少しでも多くの方に我々の気持ちをお届けできたらなと思います。
――不安な気持ちを持っている方が、元気になれるイベントだと思います。
そうですね。僕もアニメを通じて海外公演をやらせていただく機会が増えたんですけど、行く先々で、これまでなかったコミュニケーションが生まれて。これが大切なことだと思うんですよね。そうしたコミュニケーションを通じて少しでも皆さんが心を開くきっかけになれたらなと思います。
――AJではたくさんの声優さんのステージが予定されています。西川さんも声優の活動を行なっていますが、声優のすごいなと思う所を教えてください。
今声優さんって非常にマルチなジャンルになっていきていますよね。歌って踊る方もいらっしゃれば、舞台の演出をされたりとか、非常に多岐にわたりますよね。僕は、職人気質の声優さんと接する機会が多くて。素晴らしいなと改めて思うのは、「このキャラクターも、この登場人物も同じ方がやってたんだ!」って驚くほどに、ひとつひとつが作品の中で、きちんと存在感があって。声の中で全てを表現していく研ぎ澄まされた感覚には感嘆というか、ファンとして圧倒されています。僕も皆さんを見習って、もっともっと精進していかないとなと思っています。
――声優さんは本当に素晴らしい文化の一つでもありますよね。
アニメの制作自体も、日本の作品のスピード感と発想力ってすごいなと思います。世界的に韓国のドラマや映画が盛りあがっていますが、グローバルに向けて計算された展開だと思うので、日本のアニメも勝負できるんじゃないかなと思います。その中で、作り手の皆さんが、よりきちんと評価していただくようになっていただきたいなと。この素晴らしい作品たちを作り続けていってほしいし、物づくりをする人たちを支える環境も含めて、もっともっと皆さんと一緒に、大切に育てていくというか。作り手の環境を整備していくことも大切だと思います。
――西川さんは今までたくさんのアニメの主題歌を担当されてきたと思います。私も友達や同僚に、「どの西川さんの主題歌が好き?」って質問するだけで、世代によって本当に答える作品が全然ちがったりしていて。
そういうことよくあります。『機動戦士ガンダムSEED』とか、作品としても主題歌としてもたくさんの皆さんに応援いただいた作品だと思うので。リアルタイムで応援してくれていた世代の方がお父さん、お母さん世代になっているのは感慨深いです。リアルタイムで応援してくれてた世代の方が自分のお子さんと一緒に、『機動戦士ガンダムSEED』の劇場作品を見ていただくことができるっていうのは、非常に感慨深いです。
――動画のサブスクサービスが普及して、過去作品にも触れやすくなっていますよね。
アニメに触れる機会が今まで以上に増えましたよね。旧作に触れる方が増えて、アニメを知る層が、どんどん増えてきていて。だからこそ、今まで以上に世代を問わない作品が求められている気がしています。だからこそ、AJで今の素晴らしい作品にたくさん触れていただいて、人と人が同じ文化で楽しめる素晴らしさを感じていただきたいと思います。
――今日は素敵なお話をどうもありがとうございました!
「AnimeJapan 2022」
◆入場券
各日 中学生以上:2,300円(税込) 小学生以下入場無料
販売時期:2022年2月26日(土)00:00〜2022年3月25日(金)23:59
◆当日券
各日 中学生以上:2,600円(税込) 小学生以下入場無料
販売時期:2022年3月26日(土)、3月27日(日)両日5:00〜16:30
●会場:東京ビッグサイト 東展示棟1〜8ホール (AJステージのみオンライン配信も実施)
●会期:2022年3月26日(土) 、27日(日) 9:00〜17:00
●展開内容:出展ブース/AJステージ(オンライン配信も実施)/主催企画/オフィシャルグッズ など
●主催:一般社団法人アニメジャパン
●特別協賛:Fate/Grand Order/株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
●協賛:TOHO animation/dアニメストア/株式会社 SANKYO/株式会社ブックウォーカー
●後援:経済産業省/一般社団法人 日本動画協会/コミック出版社の会
●公式サイト:https://www.anime-japan.jp
●公式Twitter:@animejapan_aj(ハッシュタグ:#animejapan)
●事務局:AnimeJapan運営事務局(株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ)
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策を十分に講じて実施いたします。
※2022年のファミリーアニメフェスタの開催予定はリアル開催/オンライン開催共にございません。
※イベントの内容は、状況により変更または中止する場合がございます。
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