ハイドロカルチャーの植え替え方法!鉢の置き場所や肥料の時期

ハイドロカルチャーの植え替え方法!鉢の置き場所や肥料の時期

土を使わなくても、観葉植物がすくすくと育つハイドロカルチャー。植え替えをしないで放置してしまうと、いつのまにか観葉植物は枯れてしまうことも。今回はハイドロカルチャーの植え替えの仕方、肥料を与える時期、植え替えで使う鉢や水位計などを紹介します!

土を使わなくて植え替えが簡単!ハイドロカルチャーの魅力

土を使わずに植物を育てる?ハイドロカルチャーとは

土を使わずに、水と粘土の石で観葉植物が育つハイドロカルチャー。水抜き穴のない植木鉢に、石と水を入れて植物を育てるだけという、シンプルな仕組みで、水耕栽培ともいわれます。

粘土を高温で焼いて発砲させてできたボール状の石は、ハイドロボールといわれる人工の石です。表面にはたくさんの細かい穴があいていて、その中に空気を取り込み、植物に酸素を供給する仕組みがあります。

植え替えが簡単なハイドロボールの使い方

石の粒が大きいので土のように散らばりにくく、植え替えするときも簡単。

はじめに、容器にハイドロボールをサッとすくい、そのまま植木鉢に入れます。水を植木鉢にたっぷりと入れて、石に十分に吸水させましょう。最後に余った水を捨てればOK!土を使った植え替えよりも簡単で、手間がかかりりません。

 

植木鉢や肥料をそろえてハイドロカルチャーの植え替えに必要なもの

ハイドロカルチャーの植え替え・植え付けに必要なもの

観葉植物|根がついて土を取り除いた元気なものがベスト!
ハイドロカルチャーに植え付ける観葉植物は、できるだけ根がついたものが、茎が腐りにくくおすすめ。大型の観葉植物を育てたい方は、初めから大きく育ったものを選ぶのがよいです。

水抜き穴のない大きめの植木鉢|オシャレな鉢カバーを選ぼう!
ポットよりも一回り以上大きい、抜き穴のない植木鉢を用意しましょう。鉢カバーなら、色や形がオシャレなものを選ぶとインテリアにも映えます。

ポット|水抜き穴のあるプラスチックでOK!
高さのある植木鉢や鉢カバーを使うときは、ポットを使って高さを調整しましょう。また、ポットがあれば、鉢底にためた水に根が沈まず、根腐れしにくいです。

ハイドロボール|小型の植物なら小粒タイプ、大型の植物なら大粒タイプを
ハイドロボールには、大小とサイズがあるので、植える観葉植物の大きさにあわせて選びましょう。

水位計|水やりのタイミングもわかって便利
水分の調節はハイドロカルチャーにおいてとても重要なことです。ガラス鉢を使わない場合は、水位計を鉢に挿して、適切なタイミングに水やりをしましょう。

液体肥料|適度な量を守って植物を元気に育てよう!
水だけで育てるハイドロカルチャーには、観葉植物の生長が悪くならないよう液体肥料が欠かせません。肥料は固形タイプではなく、水に薄めて使う液体タイプを使いましょう。

 

ハイドロカルチャーで観葉植物を育ててみよう!植え替えの仕方とコツ

ハイドロカルチャーの植え替えの手順

Step1. ポットに観葉植物を植える
はじめにポットの底にハイドロボールを敷き、観葉植物の高さを調節します。好みの高さが決まったらハイドロボールを足して、ポットいっぱいに入れましょう

Step2. 植木鉢(鉢カバー)に、ポットと水位計を入れる
観葉植物を植えたポットと水位計を、植木鉢(鉢カバー)に入れてます。水位計は、植木鉢とポットの隙間に挿し、ポットの底のレベルをそろえましょう。

ポイント|深さがある場合は、ハイドロボールと発砲スチロールを鉢底に敷く
深さのある植木鉢を使うときは、鉢底に発泡スチロールとハイドロボールで敷き詰めてからポットを置いて、高さを調節します。

Step4. 植木鉢とポットの隙間にハイドロボールを敷き詰める
ポットと水位計の高さが決まったら、ハイドローボールを足してポットが動かないよう敷き詰めます。植木鉢を揺すったり、叩いたりして中の隙間を埋めてくださいね。

Step5. 水位計を確認しながら水やり
最後に、植木鉢に水をたっぷりと入れ、数時間放置します。ハイドロボールに十分吸水したら、一度水を捨て、水位計のメモリにあわせながら水を継ぎ足せば完成です!

 

ハイドロカルチャーで観葉植物を育てるコツ|鉢の適切な置き場所や肥料を与える時期

鉢土の過湿には注意して水やり

細かい穴がたくさんあいたハイドロボールは、水をスポンジのように吸収し蓄えます。常に湿った状態なので、直射日光に当たり過ぎたりすると鉢土が蒸れ、根腐れすることも。また、中が見えるようなガラス鉢などでは、藻(も)が生えやすいです。

根腐れや藻が発生しないよう、植木鉢は窓辺から離し、直射日光に当たらない場所に置きましょう。

鉢土は清潔に保つ

粘土を高温で焼いてできたハイドロボールは無菌で、虫も集まりにくく清潔です。ただし、微生物がいないため、植物の根が出す老廃物を分解できず、鉢土が汚れやすくなります。

月に1〜2度は、鉢カバーから鉢ポットを取り出し、中を掃除して清潔に保つようにしましょう。

暖かい時期は液体肥料を与える

ハイドロカルチャーで育てる観葉植物は、水だけで生長するため大きくなりにくく、生長のサポートが必要です。比較的暖かい4〜9月ごろの春から秋には、根や葉が大きくなって見栄えがよくなるよう液体肥料を与えます。

ただし、観葉植物の種類や品種によっては生長時期が異なるため、一度植物の生態を調べてから、適切な時期に肥料を与えましょう。

また、猛暑日など極端な日に肥料を与えてしまうと、葉や茎に元気がなくなってしまい枯れてしまうこともあるので、天気や温度を確認しながら与えてくださいね!

 

おわりに

ハイドロカルチャーで育てる観葉植物なら、土を使った植え替えよりも簡単で、片付けや掃除の手間も少ないです。育てるときは、定期的に液体肥料を与えることで、葉や根、茎や幹が丈夫で見た目の美しい姿になります。ぜひ管理がしやすいハイドロカルチャーで、観葉植物を育ててみてくださいね!

ハイドロカルチャーの植え替え方法!鉢の置き場所や肥料の時期
おすすめ記事
  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. ハイドロカルチャーの植え替え方法!鉢の置き場所や肥料の時期
Pacoma

Pacoma

「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。

ウェブサイト: http://pacoma.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。