知らないと損をする英会話術115 あいまいなニュアンスを伝えられる便利な「Not that」の使い方

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会話する2人

 

こんなにあるの!?「〇〇ではない」の伝え方

万年筆

学校の英語の授業でまず習うThis is a pen.(これはペンです)にNotを付け加えることで、This is not a pen.(これはペンではない)と否定の表現ができます。

小さい部屋のイメージ
例)My room is not small.
私の部屋は小さくない。

では、このようにNotで否定された文に、とってもシンプルな一言を添えることで、まったく違ったニュアンスを付け加えることができるのですが、みなさんはいくつ聞いたことがありますか?

My room is not very small.
My room is not too small.
My room is not small enough.
My room is not that small.

例1)My room is not very small.
私の部屋はとても小さいわけではない。

小さいことには小さいけれど、「とても小さい」を否定しています。

例2)My room is not too small.
私の部屋は小さすぎない。

これは、何か特定なことやものを想像しながら「小さすぎない」と伝えています。

例)My room is not too small for a king size bed.
キングサイズのベッドを置けないほどは小さくない。

例3)My room is not small enough.
私の部屋は十分に小さくはない。

最後にEnoughを付けることで「○○するには十分に○○ではない」という意味になります。

例)My room is not small enough to enjoy scented candles.
私の部屋は、においつきのキャンドルを楽しめるほど小さくはない。

「そんなには〇〇ではない」と言いたいときのNot that

広い部屋のイメージ
例4)My room is not that small.
私の部屋は、そんなには小さくない。

今回ぜひ注目してほしいのは、こちらの表現です。「それほどでもない、そんなには〇〇ではない」と言いたいときに英語ネイティブはNot that をよく使い、実際に使うときには、Thatをゆっくり強調して話すと、より英語上級者のように聞こえます。

例)I’m not that hungry. Shall we eat in a bit?
そんなには、おなかがすていないんだよね。もうちょっとしてから食べようか?

「〇〇っていうことではないんだけど……」と言いたいときの必須フレーズNot that

パブでスポーツ観戦するイメージ
嫌いっていうわけではないけれど……、行きたくないわけではないけれど……など、微妙な空気を察してほしい場面ってよくありますよね。そんなときに超絶便利なのがNot Thatの2つ目の使い方です。

例)It’s not that I don’t like you.
あなたのことが好きではないっていうわけではないの。

It’s not that I don’t want to come to the pub with you, it’s just I am not interested in football.
パブにいっしょに行きたくないってわけではないの。単にサッカーに興味がないのよ。
紅茶を飲む英国紳士

「〇〇ではないっていうわけではないの」と否定形に否定形を重ねるのはとても日本語的な感じもしますが、相手に対して気を遣い、ほかの欧米諸国から回りくどいと批判を受けがちなイギリス人は、この言い回しが実は大好きです。そのあとに、It’s just・・・で本心を伝えるというのが決まりパターンなので、セットで使うのもおすすめです。

[All Photos by Shutterstock.com]

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