なぜ?イギリス人が傘をささない本当の理由【あなたが知らないイギリスの真実】

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ロンドンの雨
(C) Powerofflowers / Shutterstock.com

 

「イギリス人は傘をささない」ってホント?

「イギリス人は雨でも傘をささない」って日本ではよく知られていますよね。長傘って紳士・淑女の必須アイテムのイメージなのに、なぜ!?

あえて傘を使わずに雨に濡れる必要はないし、実際は雨が降ったらイギリス人だって傘をさすでしょ? と思っている皆さん、本当にイギリス人は傘をささないんです! ただし、「傘をさすのは少数派で、ほとんどの人がよほどの雨でなければ傘をささずにやり過ごす」と言ったほうが正確かもしれません。傘自体を持っていない人が非常に多いのも驚きの事実です。

傘をささない理由とは?

雨の日の傘

雨や霧で有名なイギリスでイギリス人が傘なしで過ごす理由とは?

理由その1・変わりやすい天気と強い風

強風で傘を壊される人

イギリスは天気が変わりやすく、日本のように一日中しとしと雨が降ることはほとんどありません。たいてい15分ほどすれば、雨は弱まるかやむことがほとんどです。そのため、よほどの急用や仕事中などを除いて、雨がひどいときは5〜10分様子を見ながら、外に出るタイミングを計る人がほとんどなのです。

また、イギリスは傘が壊れるほどの強い風が吹くことも多く、傘をさしたまま歩けないことが多い、ということも挙げられます。

理由その2・日ごろから質の高いレインコートや、防水シューズで雨に備えている

曇り空の中歩く人

その代わりに普段から質の高いアウトドア用のフードつきレインコートや、防水性の高い靴を用意して、雨に備えている人がとても多いです。天気の変わりやすいイギリスでは「今日は雨降るかな? 傘いるかな?」と毎日悩むよりは、「今日も雨降るよね」とあきらめて、毎日レインコートを着るほうが安心なんです。

理由その3・傘立てが存在しない!

傘のイメージ

日本のように治安がよくないイギリスでは、どんなに安心な場所(職場、学校、レストラン、病院など)でも傘立てがありません。基本的に自分の持ち物を目の届かないところに一瞬でも置いた場合、盗まれるのが当たり前という感覚です。そのため、雨に濡れた傘をどこでも持って過ごさなければいけないので、大変めんどうくさいんです。

理由その4・傘を家の中で広げると不幸が起こるという迷信も

室内で乾かしている傘

イギリスには「傘を家の中で広げると不幸が起きる」という迷信があり、多くの人がそれを信じています。そのため、雨で濡れた傘を屋内で広げて乾かすことができません。濡れたままの傘をしまうと、金属の部分が錆びたり、カビやにおいの原因になったりするので、できれば避けたいところです。ところが、この迷信のためにイギリスでは傘を乾かせないことも、イギリス人が傘を好まない理由のひとつなのです。

イギリスではハイキング並の準備で街歩きが一番!

黄色いレインコートを着ている人

大半のイギリス人は本当に傘をさしません。イギリスでは多少の雨なら、防水性の高いウォーキング用の靴と質のいいレインコートでさくさく歩くのが一番! イギリスでは傘の代わりになるアウトドア用品がリーズナブルで、とても充実しているのでショッピングの際はお見逃しなく。

[All Photos by Shutterstock.com]

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