赤澤遼太郎「徳田秋声、全然地味じゃないじゃん!大丈夫だよって」衣装も注目の舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)」撮り下ろしインタビュー

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2022年2月3日より開幕する、シリーズ第四弾となる舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)」(通称、文劇)の主演・徳田秋声役の赤澤遼太郎さんの撮り下ろしインタビューをお届けします。

「文豪とアルケミスト」は、人々の記憶から文学が奪われる前に、文豪と共に敵である“侵蝕者”から文学書を守りぬくことを目指すDMM GAMESで配信中の文豪転生シミュレーションゲームで、今年11月に5周年を迎えました。

舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)」では、シリーズ第四弾にして初登場となる赤澤遼太郎さん演じる徳田秋声を中心に、尾崎紅葉役の玉城裕規さん、泉鏡花役の山﨑晶吾さん、川端康成役の正木郁さんと里見弴役の澤邊寧央さんもシリーズ初登場。さらに、太宰治役の平野良さん、佐藤春夫役の小南光司さん、国木田独歩の斉藤秀翼さんも引き続き出演します。

本公演は、2022年2月3日(木)~2月13日(日)東京・シアター1010、2月18日(金)~20日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。東京・大阪千穐楽を含む5公演を生配信することも発表されました。また、2022年夏に第五弾が制作されることも決まっています。

第四弾で主演を務める赤澤遼太郎さんに、徳田秋声のキャラクターの印象や、好きな小説などお話を伺いました!

――まず、主演おめでとうございます! 出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

赤澤:めちゃくちゃ嬉しかったです!楽しみという想いがとても強くて、主演を演じさせていただくのも久しぶりなので。主演ということは、単純に出番がとても多いと思うので、そこも楽しみだなと思いました(笑)。色々な作品で、自分が素敵だなと思う座長の方々の姿を見ていて憧れもありましたし、自分だったらどうやるだろうかとも考えたり。ずっと主演をやりたかったので、嬉しい気持ちと楽しみな気持ちでいっぱいでした。

あと、今まで共演したことがある方々が多くて、平野良くんや小南光司くんとは以前から仲良くさせていただいていて2人からも「文劇」の話は聞いていたので安心もしました。自分の気概をみせられたらいいなという気持ちでいます。

――今回、徳田秋声という役柄ですが、どんな人物だと捉えていますか?

赤澤:すごく人間らしいキャラクターだなと思います。あまり他人に見せたくなかったり、言いたくない部分をさらりと言ってのけてしまうというか。「僕、地味なんで」みたいな自虐的な言動をしたり、そういった部分ってあまり好まれない場合がありますけど、『文アル』の世界では、秋声がそんなことを言っても周りのみんなが「いやいや、違うから」とかばってくれたりして、優しい世界だなと思います。そう周りの人に思わせる秋声のにじみ出る優しさ、愛される魅力がある子なんだなと思いました。

――初期の原作ゲームのチュートリアルで一番最初に手に入るキャラクターということで、ファンの方には馴染みがあり、公式人気投票ではトップ3に入ったこともある人気キャラなんですよね。

赤澤:スタッフさんからは、すごく人気のあるキャラクターなので、「文劇」の第一弾が決まっていた頃から「秋声はいつ出すんだ!?」という声をいただいていたと聞きました。人気投票でトップ3に入ったのも、ファンの方の“秋声を1位にしてあげたい”という想いからだと思うんです。いろんな人が力を貸してあげたくなる、そう思わせるところが秋声の人柄なんだろうな、と思いますね。

――ビジュアル撮影で印象に残っていることや意識したことがあれば教えてください。

赤澤:弓の扱いがすごく難しかったです! 初めて持ったので、どうやってカッコよく見せたらいいんだろう?とスタッフさんとすり合わせながらやりました。ビジュアル撮影は台本をいただいて役を作る前に行うことが多いので、結構ドキドキというか、どう提示しよう、みたいなところは毎回あります。秋声のビジュアル撮影は2回行ったのですが、2回目でまた前回よりも違う表情が見せられたらいいかな、とは思いました。

最初の入口として、ゲームやイラストを見ていると目つきがキリッとしている印象を受けたので「目つき」は意識しました。なかなか普段しない表情だったので、そこはちゃんと作っておこうと思いました。

――衣装も見どころですよね。

赤澤:見どころですね! まず最初に出た感想が「いや、全然地味じゃないじゃん!」って(笑)。「秋声、大丈夫だよ」という想いになりました。この色使いで服を選んだのかな?とか(笑)、少しでも地味と思わせたくない色が出ているんだろうな、と思うと、すごく可愛らしく感じました。オシャレで品があって、素敵な衣装なので楽しみにしていただければと思います。

――赤澤さんご自身と秋声の共通点はどんなところがありますか?

赤澤:褒められたりしても、全部を受け止められないんです(笑)。たぶん、秋声も疑り深い部分はあると思うんですけど、僕は「これでいいのかな?」と思っているときに、色々言ってほしいし、ガンガンだめ出ししてほしいタイプで。褒められると、「こんなんじゃまだまだ。もっともっと上を目指せるから言ってほしい!」みたいに思うところがあるのは、もしかしたら秋声と似ているかもしれないですね。

――共演が楽しみなキャストさんは?

赤澤:平野良くんは他の作品で共演させていただいたときに、色々なお芝居のアドバイスをもらって。今回の「文劇4」が決まった時に「良くん、今度よろしくお願いします」と話をしたんですけど、自分が培ったものを全部ぶつけたいなと思いました。今回も色々アドバイスをしてくれると思うのですが、「遼太郎いいじゃん」と少しでも思ってもらえるように表現できたらと思っています。

――小南さんともついに「文劇」のステージで一緒に立つことができますね。

赤澤:そうですね! 小南くんとは僕が役者の仕事を始めて1年足らずのお仕事で一緒になったので付き合いが長いんです。年齢は2つ上の先輩なんですけど、小南くんを驚かせたいなと思います! お互いに切磋琢磨していきたいので、いい刺激を与えられたらなと思います。

――今回、期待すること、楽しみなことはありますか?

赤澤:尾崎一門の絡みは原作のゲームで読んでいるとすごく可愛らしいな、と思っていたので、3人のシーンがあったらすごく楽しみです。たぶん原作ファンの方々もそこは楽しみにしている方が多いと思いますし、息抜きどころのようになればいいなと思いますね。

――赤澤さんご自身は好きな作家さんや文豪はいらっしゃいますか?

赤澤:星新一さんの作品は一時期すごく読んでいました。短いお話の中でもちょっと怖かったり、短時間で人の心を動かせるって面白いなと思いました。文体もとても読みやすくてよく読んでいました。最近は本を頑張って読もう、という期間に入っていて、電子書籍を読んでいます。

――最近読んで心に残っていたり、オススメの本はありますか?

赤澤:良くんが読んでいて面白そう!と思って読み始めたんですけど、『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』。書店員さんが選ぶミステリーランキング1位になっている本で、めちゃくちゃ面白いですね。4000ページくらいあって結構分厚い本なんですけど、2000ページくらいサラッと読めてしまうほど、面白い作品です。

あとは徳田秋声の作品も読んでいるんですけど、すごく難しいです(笑)。知らない言葉が多く出てくるので、1つ1つ調べています。今の時代ってすごい便利で、単語をタップしたら意味が出るんですよ! だから、「こういう意味なんだ」と昔の言葉の単語を調べながら、少し勉強みたいな感じで読み進めています(笑)。今は本の内容を染み込ませるというよりは、とりあえず状況を整理している感じです。

――語彙の幅が増えそうですね。

赤澤:増えますけど、如何せん膨大なんですよね。1ページの中にも「これ何?」となる言葉がたくさんあって。でも、確実に語彙力は上がりそうです! 僕の目標は電子書籍と紙の本も買って、意味がわかるようになって、紙の本にどんどん書き込んでいくということをやりたいんです。それくらい、一冊と向き合えたらと今回は思っています。

――公演を楽しみにしている方とファンの方に向けてメッセージをお願いします。

赤澤:まずは「文劇」シリーズを好きな方たちに喜んでいただけるように精一杯演じられたらと思います。ビジュアルなど情報解禁したときの反響からもすごく愛されていることを感じました。先輩方の積み重ね、1つ1つの舞台に向き合うことでお客さんがずっと付いてきてくれている作品だなと思ったので、そこは本当に責任と自覚を持って自分にしかできない徳田秋声を作り上げていけたらと思っています。

僕のファンの方々には、主演ということで1つ恩返しというか、応援してくれてありがとうございます、という気持ちをこの「文劇」のお芝居で返せたらと思います。頑張ります!

――楽しみにしています、ありがとうございました!

[撮影:周二郎]

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公演概要

舞台「文豪とアルケミスト 捻クレ者ノ独唱(アリア)」公演概要
【公演日程】
東京公演:2022年2月3日(木)~13日(日)@シアター1010
大阪公演:2022年2月18日(金)~20日(日)@森ノ宮ピロティホール
【料金】全席指定9,900円(税込)

【出演】徳田秋声:赤澤遼太郎、泉鏡花:山﨑晶吾、佐藤春夫:小南光司、国木田独歩:斉藤秀翼
川端康成:正木郁、里見弴:澤邊寧央/尾崎紅葉:玉城裕規/太宰治:平野良
仲田祥司、町田尚規、多田滉、山口渓、田中慶、田ノ中亮資、平澤佑樹、安久真修
【スタッフ】
原作:「文豪とアルケミスト」(DMM GAMES)
監修:DMM GAMES
世界観監修:イシイジロウ
脚本:なるせゆうせい(オフィスインベーダー)
演出:吉谷晃太朗
音楽:坂本英城(ノイジークローク)・tak
制作:ポリゴンマジック
主催:舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会
【公式ホームページ 】 http://bunal-butai.com/[リンク]
【公式 Twitter】 @bunal_butai(https://twitter.com/bunal_butai)

(C)2016 EXNOA LLC / 舞台「文豪とアルケミスト」製作委員会

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