ダリル・ホール、ソロ活動を振り返る初の作品集リリース決定

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ダリル・ホール、ソロ活動を振り返る初の作品集リリース決定

 ダリル・ホールのソロ活動を振り返る初の作品集『ビフォー・アフター』が2022年4月1日にソニーミュージックからリリースされることが発表された。

 ダリル・ホール自ら選曲と曲順を決めた『ビフォー・アフター』には30曲が収録される。ロバート・フリップがプロデュースを手がけた『セイクレッド・ソングス』から、アルバムの発売を待たずに残念ながらこの世を去ってしまった長年の同胞T・ボーン・ウォークとダリル・ホールの共同プロデュースによる2011年の『ラフィング・ダウン・クライング』まで、彼のソロ・アルバム全5作を網羅している。

 また、本作品集には、ダリル・ホールが「友人たちとの演奏光景をインターネットで流す」という当時としては斬新なアイデアのもと2007年に立ち上げ、ウェブ&テレビ・シリーズの草分けとなった『ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス』から、6曲の未発表音源が収録される。『ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス』のスペシャル・ゲストはトッド・ラングレン、デイヴ・スチュワート、モンティ・モンゴメリーなどとなっている。『ビフォー・アフター』は全体として、ダリル・ホールのクリエイティヴィティの深遠な面と親しみやすい面を意外性と満足感のある形で繋いでいる。

 ダリルは「曲はソロ・アルバムから選んだんだ。僕のキャリアの特定の時期を包括しているような気がするからね」と話し、 「ロバート・フリップやデイヴ・スチュワートみたいにコラボレート相手がバラエティに富んでいたこともわかる。さらに“ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス”から数曲入れたことによってこのコンピレーションが本当に完全なものになった」とコメントしている。

 『ビフォー・アフター』のライナーノーツを執筆しているジェレミー・ホリデイは「ダリル・ホールの一般的なイメージで最も強いのが長年の音楽的パートナーを伴うものであるというのは何とも逆説的である。これほど個性的で個として完結しているアーティストは数少ないのだから。……それでいてダリル・ホールは優れたコラボレーターでもあり、その資質が自身のソロ作品にも負けず劣らず現れているのは皮肉といえよう。ダリル・ホールの個人としての作品は“独りで”作業する機会以上に、コラボレート相手の選択肢を多彩にさせ、期待されるものの範疇をはるかに超えたものを作る手段を与えたのだ」と述べている。

 今作から「友達でいさせて(Can We Still Be Friends)」の配信がスタートした。楽曲は『ライブ・フロム・ダリルズ・ハウス』でトッド・ラングレンと共演したものとなっている。

 また、ダリルは、スペシャル・ゲストにトッド・ラングレンを迎えたソロ・ツアーを4月1日を皮切りに、米NYのカーネギー・ホール、米ナッシュビルのライマン・オーディトリアムなどで行う予定となっている。

◎リリース情報
配信シングル「友達でいさせて with トッド・ラングレン(Can We Still Be Friends with Todd Rundgren)[ライヴ・フロム・ダリルズ・ハウス] 」
2022/1/24 RELEASE
https://SonyMusicJapan.lnk.to/CWSBF

アルバム『ビフォー・アフター』
2022/4/1 RELEASE
SICP-6447~8 / 3,000円(plus tax)
※英文ライナー翻訳、日本盤書下ろし解説、歌詞、対訳付

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