セリエA第12節はミランとインテルのミラノダービー。
ミランは第11節終了時点で10勝1分と無敗で同じく無敗のナポリを追う。そのナポリが12節でヴェローナと引き分けたため、ミランは勝ち点3を獲得すれば首位浮上となる。インテルは勝ち点差7で3位。こちらも連覇のために差を縮めておきたい。昨シーズン同様に両チームが上位にいる状況でのダービーとなった。
試合は8分、ミランからインテルへ移籍したハカン・チャルハノールがドリブルで攻め込むと、対応したフランク・ケシエがチャルハノールを倒し、インテルがPKを獲得。このPKをチャルハノールが決め、インテルが先制。チャルハノールは古巣相手にしっかりセレブレーションも行った。
追うミランは17分、左サイドの良い位置でFKを獲得。これをサンドロ・トナーリが蹴ると、フィカヨ・トモリと競ったステファン・デ・フライが頭で合わせてしまい、オウンゴール。1-1の同点となる。
インテルは25分、ミランのバロ・トゥーレのファウルでまたPKを獲得。キッカーはラウタロ・マルティネス。これをGKチプリアン・タタルシャヌが止め、インテルは絶好のチャンスを逃す。
後半も両チームチャンスを作るもお互いが決定機を逃し続け、1-1のまま試合終了。ミランは勝ち点32でナポリと再び並び、インテルは勝ち点25となった。
ゴリゴリミラン贔屓の採点は以下の通り。
ピオリ監督 7.5
貴重な勝ち点1をつかみ取った。勝ち点差を考えれば負けないことが大事。
GK
タタルシャヌ 8.5(MOM)
ラウタロ・マルティネスのPKをストップ。
チームを救うビッグプレーだった。勝ち点1獲得に大きく大きく貢献してくれた。
DF
カラブリア 7.0
ペリシッチの対応に力を使っていた。クロスも惜しかった。
ケアー 8.5
守備で大きく貢献。失点につながりそうな場面を何度も防いでくれた。
トモリ 8.5
同点となるオウンゴールを誘発。ケアーと共に守備の場面でも抜群の仕事をしてくれた。
バロ・トゥーレ 6.0(WORST)
PK献上シーンプレーは非常にまずかった。
光るプレーもあったが、まだまだテオを脅かす存在ではない。
(カルル 7.0)
守備で貢献していた。ビダルの決定機を阻止した。
MF
ディアス 7.5
右サイドでプレー。どんどん仕掛ける攻めの姿勢は良かった。
このまま続けてほしい。
(サーレマーケルス 7.0)
ポスト直撃の良いシュートがあった。惜しかった。
トナーリ 8.0
FKでオウンゴールを誘発。
(ベナセル -)
クルニッチ 7.5
ブロゾビッチをマークしていた。
(バカヨコ -)
ケシエ 7.0
微妙な判定ではあったが、PK献上は最悪だった。
レオン 7.5
自分で仕掛けて枠内シュートを打つなど存在感は見せたが、ゴールを演出できなかった。
(レビッチ 7.0)
負傷明け。攻めの姿勢は感じられた。
今後も怪我は気を付けてほしい。
FW
イブラヒモビッチ 7.0
82分のFKは低弾道の素晴らしいシュートになったが阻止された。
その他の場面では徹底マークで思うようなプレーをさせてもらえなかった。