「柏木由紀なりのBiSH -BADTEMPER-」MVメイキング公開
冒頭、「今日は山場ですね、私の」と緊張の柏木由紀で始まる。MVで印象的だった大量の椅子は、柏木とBiSHそれぞれの今までを、重なり合うお互いを表しており、「BiSH はBiSHとしての自分の今までを思いながら歩きました」とリンリンは語る。
アユニ・Dは信頼を寄せる大喜多監督への熱い思いを語り、その演出が「自分の感情とリンクしている」と言い、たしかに鏡に向かう彼女も印象的なシーンのひとつであった。大喜多監督曰く「(BiSHに入った柏木を)WACKだったらどうやって見せるか?」を考え「ただのダンスシーンじゃなくて、そこに見えそうで見えない世界が広がっているふうになればいい」という思いでこのMVを制作したという。
ダンスシーンの撮影では振り付けを考えたアイナ・ジ・エンド主導により、撮影前の場当たりが行われ、演出による振り付けの変更も、現場で柔軟に対応していたが、この撮影までに柏木とともに練習する機会がなく、「こんなことは初めて、超不安」とアイナもセントチヒロ・チッチの二人も語るほど、互いに緊張感の溢れるダンスシーン。とは言え「ぶっかましてくれるんじゃないか、ぶっかまし柏木由紀ちゃん、楽しみにしてます(笑)」とアイナは笑う。
アイナの振り付けは柏木のファンの「WACKでどんなことをやらされるんだろう?」という不安を少しでも拭い「由紀ちゃんらしくいれる空間にしたい」ということで、AKB48の「大声ダイヤモンド」「Everyday、カチューシャ」の振りを取り入れたという。撮影現場では柏木からレクチャーを受けるBiSHメンバーたちの場面もメイキングにおさめられており、振りコピをしていたというチッチが嬉しそうに練習する画が観られる。
撮影終了後、アイナは「終わる直前くらいにやっと、みんなと打ち解けあってる空気感があって、仲良くなれそうなBiSHと柏木由紀さん、だったのに終わっちゃったんで、さみしい」と名残惜しんでいた。深夜に及んだ撮影で、すでに日も変わってしまっていたが、実はモモコグミカンパニーは誕生日を迎えており、みなで祝福する模様も。約半日をともに過ごした柏木由紀とBiSHは互いにそれぞれが少しずつ、少しずつ打ち解けあったMV撮影となったようだ。
【“柏木由紀 – YouTube Official Channel”】
「柏木由紀なりのBiSH -BAD TEMPER-」MV撮影現場に潜入
https://youtu.be/ee-0lxQ59_4

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