アフターコロナに求められるのは“がんばらない健康行動” 長期的に、自分のペースで無理せずに取り組める“ゆるさ”を重視

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コロナ禍で健康実感が二分化。新型コロナウイルス感染症流行前と比べて健康になった人、不健康になってしまった人の割合は拮抗。健康になった人は食生活の見直し、不健康になった人はメンタルの不安やストレスが要因に

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サントリー食品インターナショナル(株)が実施した、サントリー100年ライフ プロジェクト「ウェルビーイング トレンドサーベイ」、長期化する新型コロナウイルス感染症流行下の生活、またアフターコロナに向けた健康への意識や行動について、以下のような調査結果となりました。
■新型コロナウイルス感染症の影響で「健康的になった」と回答した人が50.4%、不健康になった人は49.6%と二分化

Q.新型コロナウイルスの影響について、あなたに近いと思うのはどちらですか。

図1

また、健康になった人に理由を尋ねると、「外食や飲み会をする機会が減ったから(38.9%)」「栄養バランスに気を付けるようになったから(34.7%)」など、自炊機会が増えたことによる食生活の見直しができた人が多い結果になりました。

Q.新型コロナウイルス感染拡大後、「健康的になった」と回答された方にお伺いします。
なぜそのように思われますか。

図2

一方で、不健康になった人の理由は、「コロナ禍になったことでメンタルの不安やストレスが生まれたから(37.6%)」「体重が増えたから・太ったから(35.8%)」など、精神の不安定さや体重増加など具体的な症状があらわれた結果になりました。(図3)また、不健康になった理由の中で、メンタル不調や体重の増加をあげている人が、女性の方が多い結果となりましたが、男性で見ると50代が多いことがわかりました。

■健康になった人は、「外食や飲み会をする機会が減ったから」「栄養バランスに気をつけるようになったから」など自炊機会が増えたことによる食生活の見直しができた人が多い結果となった。不健康になった人の理由は、「メンタルの不安やストレスが生まれた」「体重が増えたから・太ったから」など、昨年に引き続き体重の増加に加えてメンタル面での負担があらわれる結果となりました。
 
気になる健康キーワードは、1位「新型コロナウイルス感染症」、2位「高血圧症」、3位「糖尿病/高血糖」。引き続き生活習慣病関連項目への関心の高さがうかがえる。

■気になる健康に関するキーワードは、昨年と変わらず、全年代で「新型コロナウイルス感染症」が1位、昨年2位の「糖尿病/高血糖」と3位の「高血圧症」が入れ替わる結果に。多くの年代で生活習慣病関連項目に高い関心を持つことに。

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図5

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■新型コロナウイルスの感染拡大後、気になるようになった症状は「ストレス」「肩こり・腰痛」「目の疲れ」が昨年よりも上昇。長期化するコロナ禍で心身ともに影響がでていることが明らかになりました。

Q.新型コロナウイルスの感染拡大後、気になるようになった症状をすべてお選びください。

図6

健康に対する「自己防衛意識」が加速。「自炊」「ストレスケア」「将来の病気予防」など昨年と比較して健康行動を実践する人が増加傾向に。一方で、自ら健康行動を「習慣化」できている人の割合は全体の約3分の1にとどまる。

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■新型コロナウイルス感染症の影響で「自分の健康を自分で守る」、自己防衛意識が昨年より上昇。

Q.「新型コロナウイルス」の流行によって、健康に関する意識に変化はありましたか。

図7

■昨年よりも「自炊」「ストレスケア」「将来の病気予防」などの健康行動を実践する人が増加傾向に。
ダイエットの目的は、見た目の維持改善よりも「病気予防のため」の回答が昨年よりも大幅上昇。将来に向けた予防意識の高まりがあらわれています。

■コロナ禍で健康になった人は、45.1%が健康のために「習慣的に行っていることがある」と回答する一方で不健康になった人は、27.5%にとどまり、結果に差がみられた。他の年代と比べて50代の男性が特に習慣化できている人の割合が少ない結果になりました。

Q.あなたは、健康のために普段から行っていることはありますか。

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■健康行動に意欲はあるが、実際にはやっていない理由トップ3は「新型コロナウイルス感染が気になってしまう」「お金がかかる」「意思が弱い、誘惑に負けてしまう」。長期化するコロナ禍で昨年より上昇傾向がみられました。

Q.あなたが、健康のための行動をしたいのになかなかできない理由をすべてお選びください。
また、その中で最もあてはまる理由をひとつだけお選びください。

図11
コロナ前より不健康になってしまった人は、これからの生活で「健康を取り戻したい」と考える人が半数を超える。アフターコロナは「長期的に、自分のペースで無理せず取り組みたい」健康行動ニーズが明らかに。

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■新型コロナウイルス感染症の影響で不健康になった人の中では「健康を取り戻したい」が半数超えに。
健康を取り戻したい意識は女性20、30代で顕著になっています。

■今後はどのように健康になりたいかを尋ねると、「長期的に」「一人で」「無理せず」「自分のペースで」取り組みたいと、がんばりすぎない健康意向が見られました。

Q.もし新型コロナウイルス感染症の流行が収束したら、具体的にどのように、より健康になりたいと思いますか

図13
トクホ・機能性表示飲料に対して、無理なく継続できる多機能商品というニーズが存在。
健康になった人にも、不健康になった人にとっても「自分のペースで無理なく取り組みたい」という想いから、飽きずに続けられる健康食品/飲料に大きなサポートを求める傾向。

■トクホ・機能性表示飲料を飲む理由は「どうせなら体によいものを飲みたいから」、「手軽に効率よく健康対策ができるから」など、無理なく続けられる手軽さに回答が集まりました。また女性よりも男性の方が飲用効果を実感している傾向が明らかになりました。

Q.過去1年間にお飲みになった飲料についてお伺いします。あなたは、どのような理由で、その飲料を飲みますか。あてはまるものをすべてお選びください。

図14

■トクホ・機能性表示飲料に対して求めるものは、「味のバリエーションがあり、飽きないもの」「一つの商品で複数の効果があるものが欲しい」と今後の健康意向に沿ったサポートにニーズが集中。

■トクホ・機能性表示飲料飲用者は「少しでも多く歩くことを意識する」「体重や体脂肪を気にするようになる」など日常生活の中で無理のない健康行動のきっかけとなる役割になっています。

Q.あなたが、健康を意識して飲む飲料を飲み始めてから、自分の中で変化した意識や行動はありますか。あてはまるものをすべてお選びください。
また、その中で最も変化した意識や行動をひとつだけお選びください。

図17

〈調査概要〉
調査地域:全国
調査期間:2021年9月1日(水)~9月7日(火)
調査手法:インターネット調査
調査対象:20~70代の男女
※飲料・食品・医薬品、広告・マスコミ・調査関連に従事する人を除く
調査人数:スクリーニング調査 30,000人
(男性14,805人、女性15,195人)
※人口構成比に合わせてウェイトバック集計
本調査 2,700人
※人口構成比とスクリーニング出現率に合わせてウェイトバック集計

みなさんもこの機会に、長期的に、自分のペースで無理せずに取り組める“ゆるさ”の“がんばらない健康行動”をしてみませんか。

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