原巨人 来季の「トロイカ体制」にささやかれる不安点とは

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原巨人 来季の「トロイカ体制」にささやかれる不安点とは

 去就が注目されていた巨人・原辰徳監督(63)の続投が正式に決まった。24日、山口寿一オーナーは球団が行った続投要請に対し、原監督に内諾を得たと明かした。

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 来季は監督通算16年目にあたる。これは長嶋監督を超えて、球団最長年数となる。原監督も「自分の中では一年一年だから。そういうつもりで積み重ねた結果が16年ということ。そういう気持ちじゃなきゃ監督ってできないと思う」と続投を認め、新たな気持ちでチーム作りに取り組む姿勢を見せた。

 リーグ3連覇が期待された今季は打撃不振なども響き、終盤にまさかの10連敗を喫するなど急失速。体制立て直しのために来季は原監督、元木ヘッドコーチ、阿部作戦コーチ3人の「トロイカ体制」となることも決まった。一方でこの体制を不安視する声もある。

 「要するに阿部次期監督に向けて、いよいよ禅譲モードということだと思うが、普通ならば、ヘッドにして作戦面も任せるほうが1番しっくりくる形。それでなくとも巨人は原監督が全権監督として作戦面、選手指導なども含め、一手に行っている印象を受ける。役割を明確にしないと阿部も何をしていいのか迷ってしまうのではないか」(球界関係者)

 一軍に置くのはいいが、役割が不明瞭な場合はせっかくの存在が空回りしてしまう可能性を指摘する。

 選手への影響もある。「巨人は元々コーチの人数が多い。その中で、監督もいて、ヘッドもいて、次期監督とされる作戦コーチもいてとなると、選手も誰のいうことを聞けばいいのか迷ってしまう場合はあると思う」(同)。

 船頭多くして―、ということわざもあるように指揮系統が複数あることで選手に混乱が生じないかを危惧する。

 かつての巨人では「藤田監督、王助監督、牧野ヘッドコーチ」とトロイカ体制でチームを率いたことがある。1980年オフに起きた長嶋監督解任の後を受けて、この3人がチーム立て直しの命を受けたのだ。結果は81年から3年間の藤田政権下で1位、2位、1位と見事に巻き返しに成功。このときの成功の要因としていわれているのが「王助監督の存在感を挙げる声があります。選手へのアドバイスやベンチを明るく盛り上げるなど、選手と首脳陣の間に入ってチームをまとめあげることに貢献。来季の阿部に期待されるのはこういった役割かもしれません」(同)。

 いずれにせよ、来季こそV奪回が至上命題となるのは間違いない。今季の巨人のV逸には補強の失敗、投打にわたっての不振など課題も山積みとあって、令和版のトロイカ体制が成功するか、否かにチームの浮沈も大きく関わってくるといえそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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