JAXA発ツインカプセラと魔法瓶のタイガー、宇宙開発で培った断熱保冷技術を地上でも活用へ


業務提携の背景
今回の業務提携の背景には、JAXAの「小型回収カプセルミッション」があります。これは、2018年に宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機が大気圏に再突入するにあたり行われた、国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙実験サンプル(高品質タンパク質結晶など)を保冷状態で地球へと回収する技術実証において、大気圏再突入カプセル(HTV搭載小型回収カプセル)を開発し、実証を成功させるというミッションです。

タイガー魔法瓶は、この断熱保冷容器開発に参画した企業であり、ツインカプセラは、断熱保冷容器開発を担当したメンバーが設立したJAXA発ベンチャーです。このような背景で、このたび両社がタッグを組み、新たなチャレンジに向けて動き出しました。
断熱保冷容器の地上でのニーズ

両社は主に技術面において連携を図る方針。製品開発のフェーズにおいて、ツインカプセラは、事業全体のとりまとめ、製品企画、製品全体設計・解析、関連機器の設計・製造、検証試験などを担い、タイガー魔法瓶は、事業開発への協力、真空断熱容器(魔法瓶)に関する技術支援・性能向上策の実施、真空断熱容器の供給などを担うとのことです。
PR TIMES
タイガー魔法瓶株式会社
株式会社ツインカプセラ
(文・Higuchi)

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。