「平凡なものは一欠片も存在していない精巧な非日常」テラシマユウカが体験した『DUNE/デューン 砂の惑星』
映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が10月15日(金)に日本公開されます。
本作は“未来が視える”能力を持つ青年、ポール・アトレイデス(ティモシー・シャラメ)が主人公の物語。この惑星を制するものが全宇宙を制すると言われる、過酷な“砂の惑星デューン”への移住を機にアトレイデス家と宇宙支配を狙う宿敵ハルコンネン家の壮絶な戦いが勃発。
父を殺され、復讐そして全宇宙の平和のために、巨大なサンドワームが襲い来るその星で“命を狙われるひとりの青年”ポールが立ち上がる―。
IMAX社全⾯バックアップのもと、クリエイターが意図したクオリティの映像&⾳響が劇場で変換(=劣化)することなく再現可能にし、ラージフォーマットIMAXを超える“究極の映画体験”が可能な「Filmed For IMAX」に認定された世界初の作品として、未だかつて誰も経験したことのない未来型シネマ・エクスペリエンスを実現した本作。
映画好きで映画コラムも連載中、以前より『DUNE/デューン 砂の惑星』に注目されていたテラシマユウカさん(「PARADISES」)に感想を伺いました!
◆テラシマユウカさん
PARADISES公式サイト:http://paradises.jp
Twitter:https://twitter.com/YUYU_PARADISES
テラシマユウカの映画コラム-今日はさぼって映画をみにいく: [リンク]
※「PARADISES」は現在「GO TO THE BEDS」とまるごとトレード中。
Q.『DUNE/砂の惑星』をご覧になった率直な感想を教えてください。
「映画館で映画を観るべきなのか?」という問題提起を投げかけられる昨今において、
これでもかと言うほど圧倒的な力でその問いを捻じ伏せ、
これまで観てきたどの映画にも当てはまらない、
“未だかつて誰も経験したことのない究極の映画体験”が存在していて暫く放心してしまいました。
平凡なものは一欠片も存在していない精巧な非日常が広がっていて、
退廃的でもあり先進的でもある重厚な異世界は「美しい」とシンプルな言葉以外出ないほど芸術的な美しさに、
脳が痺れた様で、ただ静かに魅入ることしか出来ませんでした。
Q.本作の主人公ティモシー・シャラメの印象。
デューンに広がる壮観な景色に飲み込まれてしまうどころか、シャラメの佇まいによって砂の惑星に存在する全ての非現実的なものに説得力を持たせるかの様。
『君の名前で僕を呼んで』など、シャラメの出演映画はほぼ観ていますが、今作では彼の美しさが異次元で、実は現実世界には存在せずこの作品の為に創り出されたポール・アトレイデスという名の芸術品ではないかと疑ってしまう程、洗練されきっていました。
Q.本作を「Filmed for Imax」でご覧いただきましたが、迫力をどの様に感じられましたか?
五感の全てが、私達が生まれ育った地球ではなく砂の惑星に突然放り込まれてしまったのではないかと、
頭がついていけないくらいの没入感で、
映画鑑賞ではなく体験であったと、これまでのSF映画の歴史をまるごとひっくり返してしまうくらいに神秘的な時間でした。
映像表現が遂にここまで来てしまったかと、自分が時代に振り落とされてしまわないか、焦りを感じてしまいました。
『DUNE/デューン 砂の惑星』(10/15公開)
IMAX完成披露試写。あの瞬間、間違いなく私は砂の惑星に存在してしまっていた・・・
気持ちが地球に戻ってこれてない#DUNEデューン pic.twitter.com/4HmFbVFLYv— テラシマユウカ (@YUYU_PARADISES) September 15, 2021
Q.テラシマユウカさんの映画コラムは、コラムの内容ももちろん、映画のチョイスに唸らされます。いつもどの様に映画を選びますか?
鑑賞前にあまり先入観を持ちすぎてしまうのが嫌なので、予告動画を観てから作品をチョイスすることはかなり少なく、日常的にSNSを見ていて何気なく記憶している映画の情報を思い出して直感的に作品を選ぶことが多いです。
Q.ご自宅で映画を鑑賞にする際にこだわっていることがあれば教えてください。
基本テレビに繋げて観るのですが、テレビの映像設定を映画モードに変更する様にしています。
スマホは気が散らない様におやすみモードに設定してから、部屋の電気を全消しして、
手の届く範囲にその時の気分で選んだ飲み物とお菓子を置いて席を立たなくていい、
完璧な状態を作り上げてから再生します。
ちっちゃい頃から何度も繰り返しみた映画などは作業用BGMの代わりにして家事したりもしています。
『DUNE/デューン 砂の惑星』10月15日公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本︓エリック・ロス ジョン・スペイツ ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:「デューン/砂の惑星」フランク・ハーバート著(ハヤカワ⽂庫刊)
出演:ティモシー・シャラメ レベッカ・ファーガソン オスカー・アイザック ジョシュ・ブローリン ステラン・スカルスガルド ゼンデイヤ シャーロット・ランプリング ジェイソン・モモア
ハビエル・バルデムほか
配給:ワーナー・ブラザース映画 dune-movie.jp #DUNE デューン
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