武藤十夢インタビュー「世の中不思議なことが起こるんだなと」 今後のAKB48の活動についても想い語る

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AKB48のメンバーのうち8名が出演する怪談映画、『未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~』が公開中です。本作は世にあふれる不可解な出来事やミステリアスな世界、心霊現象などAKB48のメンバーが成仏させるという異色の怪談エンターテイメント作品で、8名がドラマ、大島てる氏との事故物件現場による対談、心霊スポットへの体験ツアー、怪談語りなどなど、さまざまな手法で怪談エピソードを座談会で語り合い、その後供養するというドキュメント形式です。そのなかでドラマの一編を担当した武藤十夢さんに、本作に参加した感想などをうかがいました。

■公式サイト:https://www.mijyoubutsu100-movie.com/ [リンク]

■ストーリー(武藤さん出演の「あそぼう」編)

笹木悠子(武藤十夢)が新米警備員として着任したのはとある会社の夜勤警備だった。上司の時任から業務を教わる中、このビルで囁かれている噂を耳にする。そして深夜の見廻りを始める悠子が見たものとは…。

◼撮影を述懐「夜勤明けの設定なので、朝の撮影も大変でした」

●ドラマ部分を担当されましたが、撮影は順調に終わりましたか?

最初にクライマックスの場面を撮ったので、それは難しかったですね。まったく想像できなかったラストだったんです。夜勤明けの設定なので、朝の撮影も大変でした。

●メンバー8人のみなさんで、出演にあたってお話をするタイミングはありましたか?

しっかりとみんなで話したのはあの座談会のシーンの時で、その時にみんなのそれぞれの印象などを話しあったりはしました。みんなお互いの話に興味はあるんですが、怖いんですよね(笑)。実はわたしはこういう体験をしたことがある、という話が飛び出したので、世の中不思議なことが起こるんだなと思いました。

●小さい時に怖い体験をする人は少なくなさそうですよね。

わたし自身も座敷童じゃないですが、小さい子が見えたお話をさせていただきました。普段なかなかするようなお話ではないので、修学旅行の夜にみんなで話す怖い話じゃないけれど、それをより真剣にみんなで話した時間だなって思います。

◼コロナ禍を経て~エンタメは必要だと思っている

●9月は約1年半ぶりに新曲も出されました。なかなかライブが出来なかったこのコロナ禍で考えたことはありますか?

世の中には大切にするべきことはたくさんあると思いますが、エンタメは必要だとわたしは思っているので、自分のやっているお仕事が楽しさや元気を提供するお仕事なんだという想いがより一層強くなりました。こういう時代だからこそ、わたしたちは存在する意義があると思うんですよね。たとえばAKB48はとにかく曲数が多いので、悲しい時に自分に当てはまる曲も絶対出てくるし、好きな人がいて想いを伝えようと悩む時にも絶愛の曲が何曲も出てくると思うんですよ。

●人生のいろいろな局面において、元気や勇気を与えることができますよね。

その時の自分に合った曲がAKB48の楽曲の中で探し出せるはずなので、わたし自身も落ち込んだ時、緊張する場面で自分を奮い立たせるために、自分のグループの曲を聴いたりすることもありますよ。自分がキラキラしている姿を想像することで、この大変そうな現場も大丈夫、乗り切れると思えるので、「私たちのReason」「抑えきれない衝動」「始まりの雪」、これを聴いて「大丈夫!」と言い聞かせて現場に向かいます。

●当事者なのにファンなのですね!

AKB48は曲数がものすごくたくさんあるので、わたし自身が歌っている曲もありますが、そうじゃない曲もあるので、そういうパターンも面白いなと思いながら、ぜひみなさんAKB48の曲を聴いて、共感出来ることや元気をもらっていただけたらうれしいです。次のシングルも29日に出て新しく曲がまた増えますので、それもみなさんに愛される曲になるようにわたしたちも頑張れたらなと思っています。

●グループが大好きなんですね。

好きです! わたしは12期生で参加して、最初のシングルが「Everyday、カチューシャ」でした。その世代のメンバーなのですが、やはり先輩方が作り上げてきた時代のAKB48も好きですし、自分たち自身が作り上げてきたAKB48にも誇りを持って活動しています。アイドルというお仕事は楽しそうだなと思われていて、一般のお仕事とは違う部分があり、やりがいもありますが、その分キツいな苦しいなと思うこともあるんです。でもそういうことを経験出来てよかったなとわたしは思うし、このグループでよかったと思います。なので、自分自身もこのグループにこれから貢献したいので、もっともっと好きになれたらなと思っています。

◼わたしたちが話していた座談会みたいに楽しんで!

●最後になりますが、『未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~』をこれから観る方たちへメッセージをお願いいたします。

短編で不思議なお話やオカルトっぽい話がオムニバス形式で観られますので、観終わった後に「わたしあの作品好きだった」「いいなと思った」「わたしも似たような経験ある!」とか、わたしたちが話していた座談会みたいに、一緒に観たお友だちやご家族と盛り上がってくれれば楽しいかなと思います!

公開中

大盛真歩 小栗有以 行天優莉奈 倉野尾成美 込山榛香 坂口渚沙 鈴木優香 武藤十夢 (50音順)
能條愛未 國森桜 / 小向なる 赤澤巴菜乃 / 田中日南乃 / 川口葵
尾崎明日香 濱崎優姫 近藤雄介 飯野智司 / ミセス・ヒロコ / 大島てる

総監督:糸曽賢志
監督:山田雅史 鳥居康剛 大森研一
原作:「未成仏百物語」(竹書房刊)
製作:坂本香 人見剛史 後藤明信 龍原正 舛田淳
プロデューサー:井殿健太 構成:平野貴之 編集・予告:中村和樹
撮影:笠真吾 三浦佑太 野村浩代 録音:新井希望 内田達也 田中秀樹 助監督:葛西純 名倉愛 吉岡純平
企画・プロデュース:キグー
宣伝協力:LINE 協力:三和交通株式会社 長光寺 成仏不動産
配給・宣伝:キグー

(C) 2021 映画「未成仏百物語」製作委員会

(執筆者: ときたたかし)

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