【タイ、行ってきた!入国情報】現地の隔離なしで旅行ができる、プーケット・サンドボックスって?

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今までのように自由に旅行ができないようになり、早2年。2020年には「来年はさすがに行けるかな〜」なんて考えていたら、開催について一悶着も二悶着もあった東京五輪もあっという間に終わり、気付いたら真夏のピークが去り、早くも年の終わりを感じられるようになってきました。

そんな世の中ですが、全く海外旅行ができないのかというと、実はそうではありません。いろいろと調べてみると、さまざまな制限はありながらも、少しずつ旅ができるようになっています。そのうちのひとつが、タイのプーケット島。「プーケットサンドボックス」という観光再開計画により、現地での隔離なしで旅行ができるんです!

「プーケット・サンドボックス」とは?

プーケットサンドボックスの文字
「プーケット・サンドボックス」とは、新型コロナウイルスワクチン接種済みの外国人観光客は隔離措置が免除され、プーケット県内を自由に旅行できるという計画のこと。

2021年7月1日から始まり、最初は14日間のプーケットに滞在したあと、タイ国内の他の地域への移動も可能になるというものでしたが、2021年8月16日から制限が変更されてより融通が効くように。

プーケットのヤシの木
プーケット・サンドボックス 7+7エクステンション」として、プーケットでの滞在が7日に短縮され、その後クラビ県(ピピ島、ンガイ島、ライレイ・ビーチ)、スラーターニー県(サムイ島、パガン島、タオ島)、及びパンガー県(カオラック、ヤオヤイ島、ヤオノイ島)の3県内の指定地域に移動して、7泊することが可能となりました。


なんだかややこしいですが、つまり最初はプーケットにしばらくいてね。そのあと他の島に移動してもいいよ〜という、取り組みです。

そもそも、この時期の海外旅行では現地の隔離が必須かと思っていたので、それがないだけでも万々歳。この渡航のお誘いを受けて、「え、行くわ」と即レスしちゃいましたわ。

で、渡航には何がいるの?これが最難関かも


用意するものはいろいろあるけど、「まあとりあえず、パスポートさえあればなんとかなる」精神でやってこれた今までの海外旅行。残念ながら、このプーケット・サンドボックスを利用するには、その精神だけでは乗り切れません。空港のチェックインカウンターで提出するものは、以下の7つ。

パスポート
入国許可証(COE)
ワクチン摂取証明書
宿泊証明書(SHA+)
PCR検査費用領収証(プーケット空港)
海外旅行傷害保険
PCR検査陰性証明書(医師のサインが必要)

パスポートはわかる、でも2つ目の「入国許可証」とは……?アメリカ入国に必要なESTAのようなイメージですが、それよりも少し面倒。これを取得するために医療保険証や宿泊施設の支払済予約確認書のコピー、PCR検査の支払済予約確認書のコピーなどが必要です。

申請の手続きを代行しているサービスもあるので、そちらも併せて確認しておくのが良いかも。


そして宿泊証明書(SHA+)とは、SHA+認定を取得したホテルの予約を証明するものを指します。SHA+は従来の衛生管理に加えて、全従業員の70%がワクチン接種を完了していることを保証する、タイ政府の安全基準のこと。

そのため、現地に着いてから適当にAirbnbを決めて泊まる……なんてことは難しそうです。ぐぬぬ、ちょっぴり寂しい気もするけど、この海外欲を満たすためなら、乗り越えねば。

写真はプーケットで受けたPCR検査の陰性証明書
たびたび話題になる「ワクチンパスポート(ワクチン摂取証明書)」も、取得しておくのがおすすめ。日本語のみの証明書で受理されている人もいましたが、英文で記載されたワクチンパスポートの方がスムーズに確認作業が進んでいました。取得には数週間かかることもあるそうなので、早めに申請しておきましょうね。


PCR検査は、渡航72時間前に受けることが必須。ちなみにこれ、2万円くらいかかるんですわ……けっこう高くね?って思いましたよね。私も思いました。そんでもって帰りも、タイでPCR検査を受けなきゃなんすわ(2,400バーツ:約8,000円)。

検査だけで3万近くするなんて、世知辛い世の中すぎる。はやく自由に旅できる未来がきてくれ。

いつもとは少し違うけれど、懐かしい感じ


いつもなら、出発の2時間前に空港に着いてチェックインをすれば、余裕だったはず。でも先に説明した書類のチェックで1人15〜30分くらいかかっていたので、待ち時間も合わせると3時間くらい前にきた方が余裕かもしれません。

チェックインが終わったあとは、割とスムーズ。今回利用したシンガポール航空では、乗り込む前の入り口に、消毒ジェルやマスクが入った「CARE KIT」が用意されていました。

一部サービスは行なっていないようですが、機内食も以前と同じように提供。機内はガラガラで3席利用できたので、ぐっすりと爆睡できたのは良かったかも。


トランジットのチャンギ空港に着いたら、防護服を着た係の人に誘導されるため、みんなで仲良く1列になって移動します(ここで謎のリボンをつけられる)。


ショッピングしたり、自由行動したりは残念ながらNG。決められたスペースの中で、次に乗る便まで時間を潰していました。ここで気づいたのが、「意外と外国人が多い」という点。

日本にいると「海外旅行なんてまだまだできない世の中」だと感じていましたが、海外では国を超えた旅行がかなり進んでいるみたい。


空港ではほとんどの人がマスクをしているし、イスも隣同士で座れないようにセットされているし、足元にはソーシャルディスタンスを意識したマークもあるし。

もちろん今までとは違うところもありますが、少しずつ海外旅行が当たり前にできる世界が近づいているのかも……と、少し希望を持てました。さっきまで世知辛いと文句を言っていたけど、前言撤回。未来は明るい。


シンガポールからプーケットへのフライトは、西洋人が増えて割と人も多め。「みんなバカンスを楽しみに行くんだ」と考えたら、急にワクワクしてきました!

いざ、タイへ入国!


この世の中になってから、海外に入国するのははじめて。現地に着いてから、どのような対応が必要になるのか何もわからない、旅初心者の赤ちゃん状態でプーケットに降り立ちました。

空港に着いてからは、写真のように並べられたイスに着席。ここで、また書類チェックが始まります。


必要な書類全部持ってる?→これでいいの?→OK! あとこのアプリも入れてね。→ほい、入れたよ。→ありがと、順番がきたら呼ぶから待ってて。

ざっくりと、こんな感じです。


書類のチェックが終わったら、いつもと同じイミグレーションの手続き。荷物をピックアップして空港から出たら、ようやくプーケット観光……と思いきや、その前にここでもPCR検査があります。


係の方がトラックから腕だけを出して、鼻にぐりぐりと綿棒を突っ込まれました。「え、まだ?まだぐりぐりする?」というくらい長めに突っ込まれたら、これにて空港でやることは終了。

ここから車に乗って、ホテルに移動します。

これぞ、求めていたリゾート感!


ホテルに着くと、お花で作られたブレスレットのようなものが渡されました。これこれ、海外のリゾートっぽいお出迎え!ようやくプーケットに着いた実感が湧いてきて、テンションが上がってきます。ここでも諸々書類を確認してもらって(ホテルでは毎日体温チェックがあるとのこと)、説明を受けてから、ようやくお部屋へ。


スーツケースを置いて一刻も早く外に出たいところですが、空港で受けたPCR検査の結果が出るまで、しばらく待機です。部屋に案内された時点では、まだカードキーは受け取れず……。

3〜4時間後に検査の結果がわかるため、陰性だと判明してから、シャバに出られます。

■詳細情報
・名称:Diamond Cliff Resort & Spa
・アクセス:プーケット国際空港から車で約40分
・住所:284 Prabaramee Road, Patong Beach, Kathu district, Phuket 83150
・地図:
・公式サイトURL:http://www.diamondcliff.com/


約2年ぶりの海外!プーケットの海!アジアの匂い〜〜〜!これぞ、私に足りなかったやつ〜〜〜〜〜!あ、すみません取り乱しました。

実際、現地の様子ってどうなの?

カラフルなプーケットタウンでの1枚
気になるプーケットの街の様子ですが、「思ったよりも普通」というのが第一印象。海外自体が久しぶりだったこともありますが、「そうそう、こんな感じだったな」と懐かしい感情になったのが最初でした。


街には普通に人がいて、でも東京の渋谷なんかよりはずっと少なくて。外にいる人のほとんどは、日本と同じようにマスクを着けています(タイではマスク着用が義務付けられていて罰金もある)。

親しい間柄や、食事中は外していますが、想像していたよりもずっと、現地の人の意識が高いように感じました。


お店やレストランの前には、必ず体温計と消毒チェックが。

日本ではお店に消毒液が設置されているものの、結局多くの人が素通りしていることもありますが、この点はプーケットの方が徹底されているように感じます。都内で路上飲みをしている場所なんかより、ずっと安全かも。


とはいえ、以前は多くの観光客で賑わっていたというパトンビーチの通りも、人がほとんどいない状態。何軒か開いているお店もありますが、コロナ前のように元通り、というわけにはいかないみたいです。

アクティビティも、以前のように楽しめる


タイで楽しめるアクティビティのひとつである、スパも問題なく施術可能。スタッフの方はマスクをしていますが、私たちはマスクを外した状態で、リラックスして施術を受けられます。今回はいくつかメニューをお願いしていた中にサウナも入っていたため、マスクをしたままだと到底無理だったので。


タイマッサージやフットマッサージ、スクラブを体験して、すっかりリフレッシュして帰ってきました。

■詳細情報
・名称:Suuko Wellness & Spa Resort
・住所:5/10 Moo 3, Chaofa Rd., Amphur Muang Phuket 83000, Thailand
・地図:
公式サイトURL:https://suukowellness.com/


ビーチでは、スポーツを楽しむ人や、ダンスを踊る人の姿が。パラグライダーをしている人も見られたため、こうしたアクティビティも体験できるようです。


ただ唯一残念に思ったのは、日本の一部地域と同じように、レストランでお酒が飲めなかったこと……。

スパイスの効いたタイ料理を食べて、シンハーと一緒に流し込む……という夢は、幻に終わりました。いいもん、次に来たときに実現させるんだもん。

ハイネケンボトル
滞在中は、行く先々でノンアルコールビールを頼んで、気分だけ味わっていました。何日間かそんな過ごし方をすると、案外慣れてくるものです。あ、もちろんコンビニでお酒を買って、ホテルで粛々と飲んでいましたが。

早く吉高由里子みたいに、ニコニコしながら「ウェ〜〜〜イ」って言いたい。

写真撮影のときのみマスクを外しています。
ちなみに、よりプーケット滞在を楽しむなら、ロングステイをするのがおすすめ。現地に着いてからもいろいろと必要な手続きがあったり、帰る前にも検査を受けなければならなかったりするので、できれば日数に余裕を持って計画するのが良さそうです。


リモートワークが可能なら、ホテルやカフェなどを利用して、ワーケーションという選択肢もありかも。7日間プーケットに滞在したら、他の島へ移動して、気分転換するのも良いですね。

行くか、行かないかを決めるのはあなた次第


今回プーケット・サンドボックスを利用して思ったのは、来てよかったということ。

もちろん渡航するまでに揃えなければいけない資料はたくさんあるし、プーケットに来てからも以前のようにすぐに観光できるわけではない。いろいろと不便なこともありますが、現地ではとても快適に過ごせました。


何より驚いたのは、現地の人の旅行客を受け入れる準備が整っていた点です。

プーケット・サンドボックスが始まっているとはいえ、現地の人は快く思っていないのではないか。外国人の受け入れを不安に思っているのではないかと考えていましたが、想像していたよりずっとウェルカムな対応でした。


この施策自体、地元の人と協力し、理解を得て実施しているものだからこそ、観光客を温かく迎え入れてくれているそう。


日々状況が変化しているため、数日後、数週間後には変わってくるかもしれません。でも、少しずつ海外旅行が楽しめる風が吹き始めているように感じます。

簡単ではありませんが、プーケットに渡航することは可能。それだけでも頭の片隅に置いて、いつか自由に行き来ができる日を待ちわびておきましょう。

※本記事は2021年9月上旬の旅行記になります。最新情報は政府観光局サイトをご確認ください。

All photos by Manami Abe

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