中田、万波問題に日ハム謝罪も「これで終わり?」の声、ファン離れは止まるか?

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中田、万波問題に日ハム謝罪も「これで終わり?」の声、ファン離れは止まるか?

 日本ハムの川村浩二球団社長兼オーナー代行(60)が8月31日に、同僚への暴行で無期限の出場停止処分を受けていた中田翔内野手(32)がチームで謝罪会見を行わずに、巨人へトレード移籍したことについて球団公式サイトで謝罪文を発表した。

 
 「ファンの皆様へ」との題名で「皆様に対して『ファイターズの中田翔』としての声を発する機会を設けぬままの退団となってしまい、皆様を失望させてしまったことを、深くお詫(わ)び申し上げます」などと謝罪した。

 球団フロントがようやく重い腰を上げた。8月20日に中田が巨人で無償トレードで電撃移籍以降、日本ハムで会見を行わず移籍したことに対して「日本ハム側で謝罪や騒動の経緯を説明してから移籍すべきだったのでは?」と球界OBやファンの間からも説明責任を問う声が高まっていた。同僚への暴力行為を起こし、無期限謹慎処分を科しながら、わずか9日で解除と「スピード決着」には当初から厳しい目が向けられていた。

 さらに根深いのは「万波円陣動画」問題だ。

 これは球団公式SNSで公開していた、4月11日の試合前に行った円陣動画を指す。開幕直後、チームがソフトバンク3連敗後にオリックス戦に臨み、3連勝がかかった試合前のこと。声出しを担当する若手の万波中正が真面目に気合を入れる一方で、一部の選手から「日サロ行きすぎだろ、お前」といった声が飛んでいた。

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日ハム『円陣動画』の波紋、問われるSNS発信の姿勢とは https://cocokara-next.com/athlete_celeb/sns-rules/

 万波はコンゴ人の父と日本人の母を持つハーフ。当然のことながら、肌の色や人種に関して言及することは人種差別にあたり、一般社会でもタブーとされる。これに対しては「ファンクラブ解約した」「子供にこんな動画見せたくない」と非難の声が続々と上がっていた。

 この点について川村社長は次のようにコメントをしている。

 「また、本年4月11日に公開した試合前の選手円陣動画において、差別的発言が収録されていたことを心よりお詫び申し上げます。差別的発言は、どのような状況、どのような間柄であっても、決して許されるものではありません。円陣内の個別発言について確認が至らないまま球団公式ツイッターでそのシーンを公開したことは、当球団の管理体制が不十分でした。今後は監督、コーチ、選手、その他役職員を含む全てのチーム関係者に対してコンプライアンス研修等を実施するとともに管理体制を強化し、再発防止を徹底して参ります」

 問題となった動画に関しては春先の公開直後に、内容に関してファンから疑問の声も上がっていたが、そのまま放置。その後、中田問題が起きたことで一部メディアが動画問題をクローズアップし、その後、球団が削除したという経緯もあった。

 一方、謝罪コメントをめぐっても新たな波紋を呼んでいる。騒動から約10日が経過した後に球団HP上で発表とあって、「遅すぎ!」「記者会見したほうがいい」「これで幕引き?」とSNS上では今だ拒否反応が強い。

 チームは現在引き分けをはさんで3連勝中(31日現在)、31日のオリックス戦ではエースの上沢が7回を投げ7安打10奪三振1失点の力投でチームトップタイの8勝目を挙げるなど、少しずつ上昇気流も見え始めている。何よりも今回の騒動で傷ついたファンの気持ちを少しでも癒すには、チーム、選手の活躍が欠かせない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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