生活できる? 冷笑ツイート広がる「#五輪スポンサーの不買運動」の現実味
賛否両論が渦巻く中、開幕した東京五輪は日本勢の活躍で盛り上がってきた。26日までにメダル獲得数は金8個、銀2個、銅3個。金メダルの国別ランキングではトップだ。ネット上の話題も五輪関連が中心となっているが、中止を求める声も止まない。ツイッター上では一時、「#五輪スポンサーの不買運動をはじめよう」がトレンド入りした。
「既にコカ・コーラ社の商品は買っていません」「五輪のマーク付けている物は買わんもん」「既にコカ・コーラ社の商品は買っていません」「五輪中止の苦言を呈する企業こそ、企業のイメージアップ」「多くの国民の声を無視し、『人命』を軽視する企業など絶対に許せない。心底後悔させてやりましょう」などの威勢のいい声が上がる一方、「このタグ見てビビった 日本で生きていけるんか?」「トイレとか電車も使えなくなりそうだけど大丈夫なのかしら」と冷めた見方もある。
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東京大会の最高位スポンサーにあたる「ワールドワイドオリンピックパートナー」はコカ・コーラ、エアビーアンドビー、アリババグループ、アトス、ブリヂストン、ダウ・ケミカル、GE、インテル、オメガ、パナソニック、P&G、サムスン、トヨタ自動車、VISAの15社。この下の「東京2020オリンピックゴールドパートナー」にアサヒビール、アシックス、キヤノン、エネオス、東京海上日動、日本生命、NEC、NTT、野村ホールディングス、富士通、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、三井不動産、明治、LIXILの15社。さらに下の「東京2020オリンピックオフィシャルパートナー」には味の素、キッコーマン、ANA、東京ガス、東京メトロ、TOTO、日清食品グループ、日本郵便、JAL、JR東日本、三菱電機、ヤマトホールディングスなど32社が並ぶ。さらに、「東京2020オフィシャルサポーター」が20社ある。
生活基盤を支えるインフラ企業が目白押し。それで、「生活できなくて草」「自給自足生活頑張れよ」「難易度の高いサバイバルライフやね」などの冷笑ツイートが次々に投下されるわけだ。
新型コロナウイルス感染拡大の第5波は立ち上がり、バブル方式で守られているはずの選手村でも選手の感染判明が相次いでいる。深刻化するコロナ禍の不安が増幅するのか。熱狂と一体感がそれを上回るか。
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