ベランダが狭くても使える洗濯物干しは?種類や選び方を紹介

ベランダが狭くても使える洗濯物干しは?種類や選び方を紹介

ベランダが狭いと大量の洗濯物を同時に干せませんよね。特にバスタオルや大きなシーツを干す場合、すぐにスペースが埋まってしまいます。そんな悩みを解決するために、ベランダに合う洗濯物干しを設置してみましょう。一度に乾かせば気分もスッキリします。

ベランダに合う洗濯物干しで一気に天日干しをしよう

多くの人は外干しの際、ベランダを活用していると思います。湿った洗濯物も風で湿気が飛び、太陽の紫外線による殺菌・消臭効果も期待できますね。カラッと乾いた洗濯物は心地良いものです。

 

しかしベランダに干すスペースが少なければ、大量に洗濯しても一度に全てを乾かせません。洗濯物の一部は部屋干し、もしくは量を分割して乾かすといった労力を要します。多忙な日々のなか、洗濯物を干すためだけに時間を割けませんよね。

 

そんなときは新たな洗濯物干しをベランダに取り入れましょう。悩みに合うタイプを選ぶと、より広範囲に干す場所が確保できます。手間取っていた時間が、ゆったりとしたティータイムに様変わりしますよ。

 

 

ベランダの設置場所を確認

洗濯物干しの購入前に、ベランダのスペースや形状を事前にチェックしましょう。ベランダの幅や奥行・天井までの高さ・腰壁の高さなどの把握で、自宅のベランダに合う洗濯物干しが選びやすくなります。製品によって耐えられる重さや竿の本数が異なるので、一度に洗う洗濯物の量も考慮したいですね。

 

しかし洗濯物干しの設置で、家事動線の妨げや窓の開閉が不便となってはいけません。特に集合住宅はベランダが避難通路のひとつなので、経路を阻まない配置が重要です。

 

タワーマンションではプライバシー保護や景観に留意する規定が設けられている場合があります。購入前に管理規約を一度確認しましょう。また、賃貸では基本的にリフォームは難しいため、ベランダの設備に損傷をあたえないような洗濯物干しを選ぶことが大切です。

 

 

ベランダに設置する洗濯物干しの選び方

洗濯物干しのタイプはさまざまです。ベランダのサイズを計測後は、自宅の環境やライフスタイルを考慮して最適な洗濯物干しを選びましょう。

 

形状で選ぶ

腰壁・手すりタイプ

ベランダの腰壁や手すりに竿受けのアーム取り付けるタイプです。低い位置での設置が可能なので「洗濯物を外に見せたくない」「景観を乱したくない」「高い位置に干すと腰が痛い」といった人におすすめします。取り付けるアームの形状や可動域、伸縮性によっては、高い位置で干して日光にあてることもできますよ。

 

既存の腰壁洗濯物干しが低くてお悩みの人に対しては、手軽にアームの高さをプラスできる製品もあります。ただし腰壁自体に穴を開ける製品は専門業者による施工が必要です。

 

突っ張り棒タイプ

ベランダの床と天井で突っ張り棒を固定し、物干し竿を設置するタイプです。左右の突っ張り棒の間隔や竿受けの高さを調整できるので、丈の長い洗濯物も問題なく干せます。

 

奥行きが少ないベランダにも取り付けられるので、省スペースでも圧迫感がありません。価格も手ごろな製品が多く、釘やネジを使用せずに設置できる手軽さも魅力的です。

 

しかし取り付けるには天井が必要です。また、天井や床の材質によっては突っ張り棒の設置によってへこんでしまうので、購入前には天井の状態を確認しましょう。

 

スタンドタイプ

自立式で汎用性の高い、スタンドタイプの洗濯物干しです。四角い形のスタンダード型や、横から見ると『A』の形状のA型タイプ、『X』の形状のX型タイプがあります。コンパクトで軽量素材が多く、使わないときは折りたたんでスッキリと収納可能。室内干しとしても活用できるので、雨続きでも安心ですね。

 

ただしどのタイプも強風に弱く、許容量を超えた洗濯物を干してしまうと倒れやすくなります。使用環境に気をつけましょう。

 

 

素材で選ぶ

ステンレス製

オールステンレス→高価で材質の全てがステンレス。

ステンレス→スチールパイプにステンレスを巻いた2重構造。オールステンレスよりは安価

 

ステンレスは高強度で耐久性に優れ、サビが発生しにくいのが特徴です。経年劣化や温度変化にも強く、頻繁な買い替えは必要ありません。

 

しかし他の金属に長時間触れて発生する『もらいサビ』には注意しましょう。同様に、汚れや水分、塩分が付着したまま放置するとサビやすい条件となってしまいます。より長く使うためには、汚れたらそのつど拭き取りましょう。

 

アルミ製

軽量なアルミ製品は、持ち運びや折りたたみ時の負担が少ないといえます。ステンレス製に比べると耐久性は劣るものの、一人暮らしや洗濯物の量が少ない人はアルミの利便性が高く感じるはずです。比較的安価で販売されているため、コストパフォーマンスに優れているのは嬉しいですね。

 

腐食に強くサビにくい素材のアルミですが、付着した汚れを放置するとサビが発生してしまいます。定期的な掃除や、不使用時に収納してサビ対策をしましょう。

 

 

かさばるバスタオルやシーツを効率的に干す方法

ベランダが狭くても風通しや全体の干し方の工夫で、かさばる洗濯物をスッキリと干すことが可能です。ここではバスタオルとシーツを早く乾かすコツを紹介します。

 

バスタオルは専用ハンガーで風通し良く

バスタオルを干す前にバサバサと大きく振るのがコツです。水分により倒れた繊維を立たせると、空気に触れる面積が増えて乾きやすくなります。

 

干す際はバスタオル用ハンガーを使い、1つずつ物干し竿に吊るしましょう。バスタオルの折り返し面積を少なくして、風にあたる面積を広く取ると乾きが早くなりますよ。落下防止のためにバスタオルは洗濯バサミで固定してくださいね。

 

バスタオルハンガーの代替えとしてパンツハンガーも効果的です。バスタオルを縦に干すことでスペースの有効活用が期待できます。

 

 

シーツはピンチハンガーを使って省スペースに

大きくてかさばるシーツは、洗濯バサミがたくさんついているピンチハンガーを使いましょう。ピンチハンガーの外側に沿ってシーツをバルーン状に干す方法と、ジャバラ状になるようジグザグに干す方法があります。どちらも少ないスペースで干せるうえに生地同士の重なりを防ぎ、風が通りやすくなるのです。

 

ピンチハンガーが他の衣類で使用中だったり洗濯物干し自体が低い位置だったりするならば、シーツを縦に折りたたんで2本のハンガーにかけるように干しましょう。大きなシーツも床につかず、省スペースで乾かせます。

 

 

おわりに

効果的な洗濯物干しを使うと、ベランダのスペースが限られていてもたくさんの洗濯物を乾かせます。家事の効率アップや時短効果となり、心のゆとりに繋がるはずです。ライフスタイルを考慮して、ベランダでの洗濯物干しをぜひ見直してみてくださいね。

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