50年目の『風街ろまん』を松本隆が語る~音楽雑誌ERIS第33号発行
無料の電子書籍版音楽雑誌「ERIS/エリス」の第33号が2021年7月15日(木)に発行された。
巻頭には、“松本隆が50年目に振り返る『風街ろまん』の遠景”を掲載。
『風街ろまん』が日本のポピュラー音楽に投じた波紋は、半世紀後のいまなお深く静かに広がり続けている。当時はっぴいえんどのドラマー/作詞家としてアルバムのコンセプトを担った松本隆が、この名作が生まれたいきさつを語っている。レコーディングの様子、歌詞やジャケットをめぐる逸話など、ロック黎明期の生々しいエピソードが多数。ビートルズや筒美京平への想いも触れられている。取材は当時「ニューミュージック・マガジン」(現ミュージック・マガジン)編集者だった北中正和氏。当時の日本ロック・シーンの変革や風景が伝わる北中氏の回想文も必読。
さらにエリスならではの深くて楽しい記事も満載。ピーター・バラカンは、ダイア・ストレイツのマネジャー、エド・ビクネルのインタヴュー2万5千字を翻訳。エルヴィスやビートルズの登場から始まる英国音楽業界の裏事情が面白い。鷲巣功は唯一無比のサックス奏者キング・カーティスの“魅惑悶絶のムード・テナー”アルバム「君だけに愛を」(1968年発売)を当時の担当ディレクターの話も含め解説。能地祐子は、米国のクラシック・シーンから“パンデミックだからこそ生まれた名演”YouTube映像トップ10を紹介。
さらにエリスならではの深くて楽しい記事も満載。天辰保文はLAで出会ったウォーレン・ジヴォンについて。ピーター・バラカンは、ダイア・ストレイツのマネジャー、エド・ビクネルのインタヴュー2万5千字を翻訳。鷲巣功は唯一無比のサックス奏者キング・カーティスの“魅惑悶絶のムード・テナー”アルバム「君だけに愛を」(1968年発売)を当時の担当ディレクターの話も含め解説。高田漣はボー・ディドリーをより濃く楽しく、亀渕昭信はフランキー・ライモン「恋は曲者」と映画、能地祐子は米国クラシックからYouTube名演ベスト10、水口正裕は新作ウエスト・サイド・ストーリー、萩原健太はポール・サイモンのロマンチックなティーンエイジ・ロックンロール感覚、岡本郁生はサルサ・ロマンティカの天才フランキー・ルイス、読み応え満点となっている。
尚、作詞活動50周年を迎えた作詞家・松本隆のトリビュートアルバム『松本隆 作詞活動50周年トリビュート 「風街に連れてって!」』がOTOTOYから配信されているので併せて聴いてみてほしい。
電子書籍情報
「ERIS/エリス」第33号
https://erismedia.jp
2021年7月15日(年3回発行、2012年創刊)発行
出版社:エリス メディア合同会社
発行場所:webサービス「BCCKS」( https://bccks.jp/ )
商品形態:HPでのメールアドレス会員登録により無料で購読
編集人:萩原健太 (購読登録者数:25,000人)
・松本隆 作詞活動50周年トリビュート 「風街に連れてって!」OTOTOY配信中
https://ototoy.jp/_/default/p/813685
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