【衝撃】東京からアメリカまでたった6時間で飛行できる超音速旅客機が誕生 / 2029年に登場予定「オーバーチュア」(Overture)
戦闘機や爆撃機などの軍用機を除いた超音速輸送機でいえば、史上もっとも有名で高速なのがコンコルドだ。エールフランスが運行していた旅客機として知られており、コストと騒音問題さえなければ、いまだに運行が続けられていたかもしれない。
・次世代のコンコルドともいえる旅客機が登場
コンコルドは巡航速度マッハ2、時速にして約2160キロという猛烈なスピードで飛行し、もし東京からサンフランシスコまで飛行していたとすれば、約5時間で移動できる計算だ。そんなコンコルドはすでに運航を終えているが、次世代のコンコルドともいえる旅客機が登場することが判明した。
・巡航速度はマッハ1.7
ブーム・スーパーソニック社が開発した超音速輸送機「オーバーチュア」(Overture)をユナイテッド航空が導入し、2029年に商業利用を開始するというのだ。巡航速度はマッハ1.7で、最高速度においてコンコルドには及ばないものの、コンコルドで発生していたさまざまな問題も解決している可能性がある。
・東京とサンフランシスコは約6時間
超音速輸送機「オーバーチュア」が東京とサンフランシスコを飛行した場合、約6時間で飛行できるという。現在の旅客機の場合は約10時間を要するため、飛行時間が従来より半分近く短くなることになる。コンコルドとの差も1時間ほどだ。
・コンコルドの速度は越えられない!?
今回登場する予定の超音速輸送機「オーバーチュア」でさえ、40年前に飛行していたコンコルドの速度を超えることはできない事を考えると、マッハ2の壁を越える旅客機等の飛行は、なかなかハードルが高いのかもしれない。
・最高速度マッハ6の次世代航空機を2030年までに開発
ちなみに、軍用機であれば、まさに超次世代ともいえる航空機が誕生しようとしている。最高速度マッハ6の次世代航空機を2030年までに開発するというのである。この航空機の名称は「SR-72」で、北米ロッキードマーティン社の極秘開発部門のスカンクワークス。マッハ6、まったく想像できない世界である。
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