残したいものはなにか。Otömika、石田晃大、月城芽衣による展示“LAST DAY”
写真家であり、フィルムメーカーの石田晃大が撮りおろした写真、映像と、月城芽衣によるヴィジュアルデザイン。製作や物語のクリエイティブディレクション、映画音楽、会場音楽を、実験的かつジャンルレスな音楽を生み出すアーティストのOtömikaが担当した展示 “LAST DAY” が渋谷、HAUS STUDIOにて開催中。
会場では本展のために制作されたポスターなどとともに、フィルムネガから直接手作業で引き伸ばされた写真の展示作品も販売。
また、緊急事態宣言により、直接足を運ぶことが困難な人に向け特設WEB SHOPにて数量限定販売も。
URLはLAST DAYのInstagramアカウントにて掲載。
以下、アーティストステイトメント。
消費する側は考える隙さえ与えてもらえず
次から次へと沢山の情報が小さな脳に詰め込まれていきます。
見えない敵と闘い始めて1年と数ヶ月、私たちは作品に触れ合う多くの機会を失いました。
更にこの消費社会の中、私たちのデバイス上は日々目まぐるしくニュース、音楽、写真、映画と様々なデジタルコンテンツで溢れています。
そのような背景の中、『考え、想像するという感覚を忘れずに続けてほしい』という願いと祈りを込めて、静止画映画(Frozen movie)という方法で展示することにしました。
静止画、フィルム写真に環境音や声、音をのせ描写する事により、来場者自らが物語を想像し映画になるという実験的な試みです。
突然やってきた “最期の日”
この物語は、ある女の子がこの世に残したいと思うものたちをフィルム写真に収めることを決意するところから始まります。小さなカメラ、パトローネの中に収められた彼女の写真たちが“LAST DAY”を語ります。
愛するものを愛するために。
もしも今日が最期の日ならばあなたは何を見て、何を感じ誰と過ごすのか。
そして今日が最期でなくとも、あなたは何を大切にして生きていくのか。
私の “LAST DAY” は世界の “LAST DAY”
地球の “LAST DAY” は私の “LAST DAY”
どうか、考えること、想像することを続け
忘れないでください。
Otömika
“LAST DAY” exhibition
2021.5.22 (sat) – 5.30 (sun)
11:30 – 20:00 (Entrance Free with one drink order)
At HAUS STUDIO (東京都渋谷区神南1-2-5)
渋谷駅 徒歩8分・原宿駅 徒歩8分 渋谷消防署付近
https://jinnan.house
LAST DAY Instagram @yad_tsal
Creative Director and Sound Otömika @umi_________________
Photograph and Cinematograph Kota Ishida @bb.08_
Graphic Designer May Tsukishiro @may_tsukishiro
Special thanks Lomography
※注意事項
・お支払いはキャッシュレスのみです。クレジットカード、交通系IC、paypayがご利用いただけます。
・上記の情報は状況により変更する可能性がございます。
・十分に換気に配慮した空間で提供しますが、混雑防止のため、入場制限を設ける場合があります。
・ご来店時のマスク着用や手指消毒にご協力ください。
都市で暮らす女性のためのカルチャーWebマガジン。最新ファッションや映画、音楽、 占いなど、創作を刺激する情報を発信。アーティスト連載も多数。
ウェブサイト: http://www.neol.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。