新世界ワインはコスパ良好!生産国ごとの魅力を解説

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新世界ワインはコスパ良好!生産国ごとの魅力を解説

新世界(ニューワールド)と旧世界(オールドワールド)とは

新世界(ニューワールド)と旧世界(オールドワールド)とは
Shebeko / Shutterstock.com

旧世界と新世界の意味

ワイン造りは世界中で行われていますが、ワインの生産国は大きく分けて「旧世界(オールドワールド)」と「新世界(ニューワールド)」の2つに分類されます。
旧世界とは、長いワイン造りの歴史を持つ伝統的なワイン生産国のことです。フランスやイタリア、スペイン、ドイツ、ポルトガルなどのEU諸国がこれにあたります。
一方、旧世界に比べワイン造りの歴史が浅い生産国を新世界と呼びます。新世界には、アメリカやチリ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ、日本などが含まれます。

旧世界と新世界のワインの特徴

旧世界ワイン・新世界ワインといっても、地域や生産者によってさまざまなワイン造りが行われていて、ワインの種類は多種多様です。必ずしも一括りに特徴を述べることはできませんが、大まかにいうと、両者には以下のような傾向があります。

【旧世界ワインの特徴】

旧世界のワインは、EUのワイン法で厳しく格付けされています。旧世界では、土地の気候や土壌などのテロワールに合わせた伝統的な製法によるワイン造りが継承されていて、産地による個性が豊かで繊細かつ複雑な味わいを持つワインが多い傾向にあります。

【新世界ワインの特徴】

新世界では伝統に縛られることが少なく、旧世界に比べて自由なワイン造りが行われています。原料のブドウ品種や製法の自由度が高いため、バリエーション豊かなワインが生み出されているのが魅力のひとつ。また新世界のなかでも温暖な気候の南半球の国々には、北半球の旧世界ワインと比べてアルコール度数が高く、果実の凝縮度が高いワインが多いのも特徴です。
ワインは国ごとに異なる特徴が! ワインと原産国の関係とは?

 

新世界のワインの魅力

新世界のワインの魅力
Tero Vesalainen / Shutterstock.com

新世界ワインの魅力1:コストパフォーマンスがよい

新世界ワインの大きな魅力は、コストパフォーマンスがよいことでしょう。
長い歴史のある旧世界ワインのほうが高品質であるというイメージを持つ人も多いと思いますが、近年では新世界ワインも大きく成長を遂げていて、旧世界ワインに劣らず質の高いワインが多く生まれています。
また、新世界では最新設備による大量生産を行っているワイナリーも多く存在し、流通量が多く価格が抑えられるというメリットもあります。質が高く手ごろな価格の新世界ワインは、デイリーワインにぴったりといえるでしょう。

新世界ワインの魅力2:わかりやすい表記で選びやすい

新世界ワインは、ラベル表記がわかりやすいという特徴もあります。産地ごとの個性を重視する旧世界ワインでは、ラベルに地名や畑の名前などが記載されるのに対し、新世界ワインの多くはブドウの品種がわかりやすく明記されています。
ブドウの品種ごとに飲み比べたり、自分好みのブドウ品種を記憶してワインを選んだりできるため、ワイン初心者にとってはとくにうれしいポイントといえるでしょう。

新世界ワインの生産国ごとの特徴と魅力

新世界ワインの生産国ごとの特徴と魅力
Africa Studio / Shutterstock.com

アメリカ

アメリカのワイン造りは、18世紀ごろにスペイン人宣教師がカリフォルニアでブドウ畑を開拓し、醸造所を造ったことから始まったといわれています。カリフォルニアはアメリカ最大のワイン産地で、アメリカワインの多くがカリフォルニアで造られています。
なかでも、「オーパス・ワン」の産地であるナパ・ヴァレー(ナパ・バレー)は高級ワインの産地として有名です。ナパ・ヴァレーで造られる極少量生産で高品質のワインは「カルトワイン」と呼ばれ、高値で取り引きされるほど、世界のワイン愛好家のなかで憧れの的となっています。

チリ

チリでは、16世紀半ばごろにスペイン人宣教師によってミサ用のブドウ栽培が開始され、19世紀後半ごろからワイン造りが盛んになったといわれています。近代的なワイン造りが始まったのは1970年代以降で、80年代半ばに世界進出を果たしました。
標高が高く昼夜の気温差が大きいチリのワイン生産地で収穫されるブドウは、質が高いことで知られます。
手ごろな価格で品質のよいチリワインは、日本でも1990年代後半にブームとなりました。さらにその後、2007年に日本とチリ間で締結されたEPA(経済連携協定)による段階的な関税撤廃の影響もあり、チリワインの輸入量は飛躍的に増加。日本のワイン輸入量は、2015年から2020年まで6年連続でチリがトップとなっています。

オーストラリア

オーストラリアでは、19世紀前半にワイン造りが始まりました。ワイン造りの歴史は200年程度と短いものの、大手ワイナリーによって高品質でリーズナブルなワインが造られ、コストパフォーマンスのよさが注目されています。
オーストラリアの南部と西部はワイン造りに適した気候と土壌を持っていて、高品質なワインの産地となっています。さまざまなブドウ品種から多様なワインが造られていますが、とくに「シラーズ」はオーストラリアを代表するブドウ品種として知られています。

日本

日本では、明治時代(19世紀後半)にワイン造りが開始されました。当時のワインは、ジュースのような甘口のワインが主流だったといいます。その後、醸造技術が進化し、1990年代以降には多くのワイナリーでフランスに学んだワイン造りが行われるようになりました。近年は、日本の生産地ならではの個性を生かしたワイン造りを目指すワイナリーが増えています。
ブドウの品種は国際品種のほか、白ワイン品種「甲州」や赤ワイン品種「マスカット・ベーリーA」などの固有の品種が栽培されていて、多様な味わいのワインが生み出されています。

 

新世界のワインはコストパフォーマンスがよくラベル表記もわかりやすいため、ワイン初心者にとっても試しやすいといえるでしょう。新世界と一口にいっても産地によって特徴は異なるため、さまざまな産地の違いを意識して選ぶのもたのしそうですね。


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