五輪ファーストにNO!選手優先よりも住民の健康・・・県知事の英断に称賛の声続々

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五輪ファーストにNO!選手優先よりも住民の健康・・・県知事の英断に称賛の声続々

 「五輪ファースト」の流れに敢然と「NO!」を突きつけました。

 茨城県の大井川和彦知事です。5月12日の定例会見。組織委から新型コロナに感染した選手用の専用病床を確保するように打診があったにもかかわらず、断ったことを明かし「県民より五輪選手を優先するというのは認められない。県民と同じように対応する」と説明。あくまで五輪選手を特別扱いするつもりはないと発言したのです。

 スポーツ紙の記者は言います。

 「経産官僚出身で元ドワンゴ取締役という経歴を持つ大井川知事は、まだ57歳と若く、アイデアマンとして県政に強力なリーダーシップを発揮しています。IT企業出身らしく『脱ハンコ』や、LGBTへの差別禁止明文化など、自ら旗振り役として果敢に取り組んでいる。そのかいもあってか、昨年は8年ぶりに都道府県魅力度ランキング最下位から脱出。42位と上昇させたのも功績の一つでしょう」

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「政局の鬼」小池都知事が「五輪中止」に言及する日は来るのか https://cocokara-next.com/topic/mention-the-cancellation-of-the-tokyo-olympics/

 一般紙の社会部記者が言います。

 「国と県では新型コロナに対する危機感に温度差があります。内閣官房参与の高橋洋一氏が新型コロナ感染者数を海外と比較した上で「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」とツイッターに投稿して批判を浴びましたが、これは菅政権の本音であるとも読み取れます。一方、都道府県レベルでは地域医療の維持や感染の収束へ現場レベルがいかにギリギリの状態で奮闘しているかが逐一報告され、危機感が共有されている。五輪関係者だけ特別待遇はできないというのは、当たり前の判断でしょう」

 そして、こう続けるのです。

 「有権者はバカじゃない。為政者がコロナ禍という厳しい状況でどんな決断をしたか、立ち居振る舞いをよく観察しています。今までは『誰がやっても政治は一緒』とあきらめムードは漂っていましたが、ここのところ潮目が変わってきた。住民のことを大事に考えて決断するのか、忖度や自身の出世、既得利権を優先して行動するのか、こういう状況だからこそ、人々はよく見ている。コロナ禍以前だったら国の方針にただイエスを叫んでいればよかったんでしょうが、今ではそうはいかないでしょう」(前述の記者)

 そして今後、最も注目される「一国一城の主」はもちろん、東京都の小池百合子知事に他なりません。「政局の鬼」が東京五輪を巡って、菅政権に対してどのようなパフォーマンスを繰り広げるのか。いよいよ、開幕まであと2か月あまり。世論の風を読むことにかけては天才的な才能を誇る小池知事だけに、その動向からは目が離せません。


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