世界的グラフィックデザイナー・田中一光氏のポスターコレクション展
多摩美術大学は、5月から6月にかけて、同学グラフィックデザイン学科の企画による3つの展覧会を八王子キャンパス・アートテークにて開催する。
田中一光氏の作品155点を展示
世界的なグラフィックデザイナーとして活躍した田中一光氏の作品展示する「多摩美術大学ポスターコレクション第2回展 田中一光 The POSTER」を、5月13日(木)〜29日(土)に開催。2018年にDNP文化振興財団から同学に寄贈された作品のうち、最初期から晩年までの代表作155点のオリジナルを公開し、デザイン創造の本質を展観する。
シルクスクリーン印刷や特色オフセット印刷によって定着された、完成度の高いグラフィックデザインならではのクオリティと醍醐味を実感できる貴重な機会だ。
学生たちの作品展も
同時開催の「第2回タマグラポスター展 2021 POSTER NIPPON」では、グラフィックデザイン学科の学生が『JAPAN』『日本』『NIPPON』のいずれかを表記することだけを条件に、自由な発想で制作。学内審査を経て選ばれた優秀作品50点を展示する。
また、特別企画として「田中一光 能」「田中一光 模写と別解」も開催。
田中一光氏の産経観世能シリーズとともに、学生たちが制作した「能ポスター」および「田中一光作品の模写と別解ポスター」計44点を展示する。
「POSTER & BOOK DESIGN」開催
さらに、6月3日(木)〜12日(土)には、グラフィックデザイナーである木下勝弘教授の退職記念展「POSTER & BOOK DESIGN」を開催。会場デザインを手がけた「田中一光 The POSTER」の造作をそのまま引き継ぎ、「田中一光へのオマージュ」シリーズのB倍判ポスター14作品を中心に、初期から近作までのポスター160作と書籍30冊で構成。
すべての書籍は、感染症対策をしたうえで手に取って鑑賞することができ、装幀や全ページの構成、用紙や印刷、製本にも吟味を尽くしたブックデザインを体感できる。
いずれも入館無料。世界的グラフィックデザイナーの作品をはじめ、学生たちの自由な発想をこの機会に堪能してみては。
■「多摩美術大学アートテーク」(八王子キャンパス)
住所:東京都八王子市鑓水2-1723
※実施状況が記事の掲載時と異なる場合があります。来場時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。
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