1日1万人ペース 東京・大阪でワクチン大規模接種「モデルナ供給」は間に合うのか

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1日1万人ペース 東京・大阪でワクチン大規模接種「モデルナ供給」は間に合うのか

 遅々として進まない新型コロナウイルスワクチンの接種は一気に加速するのか。菅政権は自衛隊を動かし、東京都と大阪府にワクチンの大規模接種センターの設置を計画。医務官と看護官を活用し、1日1万人ペースの接種を目指す。

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 菅首相から指示を受けた岸防衛相は27日、防衛省で会議を開き、「国民の命と暮らしを守り抜くことが、自衛隊の最大の使命だと皆が自覚し、大規模接種センターを開設し、運用すべく、速やかに準備を開始してください」と指示。防衛省と自衛隊は5月24日に都内の大手町合同庁舎に大規模接種センターを開設し、およそ3カ月間運営するという。主な接種対象は東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県の高齢者で、1日あたり1万人規模の接種を行う想定。大阪にも自衛隊によるセンターを設置する方針で、いずれも米モデルナ製のワクチンを使用する予定だという。

 市区町村が設ける集団接種会場は、国のモデル案で1日280人規模。1日1万人ペースはかなりのスケール感だ。供給は間に合うのか。厚労省が特例承認しているのは米ファイザー社製のみ。モデルナ製と英アストラゼネカ製については申請中で、モデルナ製は5月中旬にも承認の可否が判断される見通しだ。

 新型コロナワクチンをめぐっては、政府は今年初めにも「2021年前半までに全国民に供給できる数量の確保をめざす」と強調していたが、ファイザーとの契約を詰め切れず、接種スケジュールは朝令暮改。国際的なワクチン争奪戦となり、出荷元のEUが規制を強化したため、物資不足は深刻だ。医療従事者で2回接種を終えたのは2割に満たない。高齢者接種を並行させたため、物資不足は深刻だ。

 訪米から帰国した菅首相は「9月までにわが国の対象者へ確実に供給できるよう追加供給を要請した」「9月までの供給にメドが立った」と明言したが、詳細は不明。モデルナからは9月までに2500万人分、アストラゼネカから時期は未公表だが6000万人分の供給を受ける予定だというが、果たしてどうなるか。菅首相が表明した高齢者3600万人接種の7月末完了は実現するのか。


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