リアル二刀流・大谷の「死角」とは・・・

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リアル二刀流・大谷の「死角」とは・・・

 エンゼルス・大谷翔平投手(26)がまた一つ、歴史を作った。

 26日(日本時間27日)のレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場した大谷は今季2度目の「リアル二刀流」となる投打同時出場。投げては5回を投げて3安打4失点9奪三振、打っては3打数2安打2打点と、まさに「打って走って投げて」の大活躍で待望の3年ぶりの勝利投手に輝いた。

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 「2番・大谷」は初回四球を選ぶと、ウォルシュの適時打で先制のホームを踏んだ。しかし直後のマウンドで暗転する。先頭のカルフーンを三塁内野安打で出すと、ギャロの四球などで一死一、二塁とすると、ローに3ランを浴びた。そこですぐに取り返すのが大谷の真骨頂だ。3点を追う2回二死一、二塁でまわってきた第2打席は高めのボールをとらえ、右翼線に適時2点二塁打をマーク。その後、3回にはアップトン、プホルスの連続アーチも飛び出し、好投する大谷を加勢する。投手としても3回から5回にかけて5連続三振を奪うなど、投打にわたって大奮闘となった。

 この試合には特別な意味もあった。本塁打トップの選手が先発登板するのは1921年のベーブ・ルース以来、100年ぶり。米球界でも投打にわたって異次元レベルの活躍を日々見せていることで「ユニコーン」の愛称も定着してきたが、また一つ歴史に名を残すこととなった。

 また打ってはホームランキング争い、投手としても3年ぶりの白星をマークとリアル二刀流として、進化し続ける大谷に「死角」はないのか。この点について、メジャーでも活躍した岩村明憲氏(現・福島レッドホープス監督)はこう語る。

 「実際に前回の登板後も投げた翌日にスタメンに名を連ねるのはすごいことだと思います。なおかつホームランも打ってとなると―。ただ、普通の野手でも休養日はあるので」とまさに常人離れした活躍を行っていると認めた上で、投打にわたって出続けることでの蓄積疲労を危惧する。コンディショニングを維持するためには、定期的な休養は必要だというのだ。

 その上で心配なのは、やはりケガだという。

 「野手で出ている以上ケガはつきもの。そこも避けられる部分、避けられない部分はあるが、それでもできるだけ自分なりの対策を持ってやってもらいたいと思います」と岩村氏。

 近年ではコリジョンルールもでき、本塁での過激な接触プレーが禁止されるなど、選手の意識も高まり以前に比べて危険な接触プレーは格段に減ってきている。それでも野手として出場を続けることで死球や走塁面などリスクはある。そこは大谷自身がより一層多方向に目を配り、試合に臨むべきだとみる。

 この日は投手として1072日ぶりの復活勝利を飾った。右ひじ、左ひざ手術など数々の故障を乗り越えた上での「投手・大谷」の復活劇には日本のファンも胸を熱くさせられた。今後は年間通して安定した成績を残せるか。大谷の挑戦は続いていく。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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