フィギュア(ガレージキット)を製作してみた
まず、ガレージキットとは簡単に言うと組み立て式のフィギュアであり、少量生産に向いているので同人作品やマイナー作品に見られるタイプの物です。
基本的にパーツの加工(削るなど)や塗装から行う物から部品自体に色がついていて組み立てるだけの物もあります。
こんな事を書いていますが、記者はほぼ初心者です。(カラータイプを一回製作)
キャラデザが幼女っぽ幼く見えますがこれはDカップくらいだとおもう
CV門脇舞以 って感じのキャラデザ
こちらパーツ22点。
離型剤でぬるぬるするので中性洗剤などで洗浄し
余分なパーツ取りやパーティングラインという合わせ目を消します。
ここまで真っ白だとやる気なくすわー
ペーパーで表面を少しざらつかせる程度にしておくと、塗料ののりがよくなります。
記者は面倒なのでやらなかったのですが、サーフェイサーごとハゲました・・・
使用道具
ラジオペンチ、ニッパー、プライヤー、ナイフ、ダイヤモンドヤスリ、ピンセット、ピンバイス
ピンバイスはパーツの接続部分に穴を開け、真鍮線(1mm程度)で固定するために使います。
ペーパーは耐水が良いです。800〜1500くらいを使いました。
あと、エアブラシ。
筆塗りでも良いですがこっちの方がきれいにぬれます。
ちゃんとした物は高いですが、カー用品通販などで売っている物はセットで5000円程度の物もあり、
記者もその安物を使用しています。
下地処理
普通のフラモデルと違ってレジンキャストという材質で出来ているので、塗料の食いつきが悪いです。
また、品質も安定しないので、表面の気泡やへこみを見つけるためにサーフェイサーをかけます。
細かい部分はペーパーやコンパウンドで修正。
いろいろ飛ばしましたが、まあ普通にむら無くかけます。
ついでに仮組みした状態で大きさは500のペットボトルと比べるとこのくらいの大きさ。
この時点で少し満足し面倒になる記者。ここまでで15時間ほど掛かってます。
びふぉーあふたー
そして色をつけていくわけですが、
肌色や白系の服など色の薄い物は、ホワイトサーフェイサーやベースホワイトを使い下地を白に塗ってからそれぞれの色を塗っていきます。
サーフェイサーのグレーより下地が白の方が発色がよくなるので。
色については、プラモデルのように説明書に色が書いてないです。
パッケージを見るなりして自分の感覚で色を調合します。
使用した塗料は水性ホビーカラーとアクリルカラー、エナメルカラー。トップコートも水性クリアです。
本当はラッカー→アクリル→エナメルがベストですが、予算削減のためアクリルとエナメルで塗りました。
チェック柄という一番で会いたくない塗装が出てきました。
直線を出したい部分はマスキングテープを利用すれば出来るのですが、なんがガタガタしてる。
自分、不器用ですから・・・
瞳デカール作成
フィギュアで目は命。
当然ガレージキットではこれも自作。
普通は、筆で直接書くようですが、そんな技能はありません。
ここは技術力でカバーだぜ!
パッケージ絵をスキャンします。スキャナはCanoscan8400と古い機種ですが1600dpiの最大で読み込み。
パッケージを見るとわかりますが、斜め構図です。
右目は形が合いますが左目が遠近法でかかれているため、GIMPの台形編集機能を利用し
正面構図に補正します。後はレイヤー透かして大きさ角度調整で完成。
輪郭線をトレース。にじみ機能で粒状間を軽減と加工します。
トーンカーブで色の調整。
Oh…自分でも驚くほど上手く出来た。
(ハゲとか生首とかいう突っ込みはなしで。)
実際に張ってみたのがこれ。一番の難関だと思っていたところでなかなかの出来。
インクジェットのデカール作成について書くと、とても長くなるので略します。
ちなみにこれ互換インクです。
これで塗装完了!
タミヤ ウェザリングマスターHで肌のシャドーや頬のチークをつけます。
組み立て
組み立て自体は簡単ですが、塗装膜が弱いので慎重に作業。
接続部にピンバイスであけた穴に真鍮線を差し、瞬間接着剤で固定。
帽子や腰の部分は取り外し可能のままにしました。(パンツのため)
乳、よせまっせー
不自然なほどに丸見えですね。いや、もしかしたらこれはズボンなのかもしれない。
キャラデザ的に黒にするべきだったかな・・・
良いカメラ使ってるのに写真下手ですいません。
と完成画像の前後です。
うん、なんか微妙な出来映えだね・・・
店頭でこれが売られていたら記者は4800円までしか出しません。
しかし、他の人に3万円で売ってくれといわれても売る気になれないのは
自分で作ったことで愛着がわくからでしょうか。
5万円なら考えてしまうのは記者がお金好きだからです。
今回の反省点
・部屋の換気をしっかりと
・下地処理
・時間かけ過ぎ(2週間)
・作業手順は計画的に
感想としては難しいと言うより面倒くさく、出来にこだわると時間が掛かるというのがガレージキットでした。
実は手抜きキット自体も割と高値(8000円〜)な場合が多いので失敗は恐れますが、自分で製作しこだわりを形にするという夢と希望が詰まった趣味なんだと思います。(キリッ キマッター
PVC完成品が一般的な世の中ですが、金と時間に余裕がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
記事について見にくい、日本語がおかしい等あると思いますがその辺は記者が低学歴なのでご了承ください。
また、おかしな点がありましたらコメントで指摘してくださると助かります。
作業内容については自己流なので突っ込むときりが無いかもしれません。
※この記事はGAGAZINEさんよりご寄稿いただいたものです
ウェブサイト: http://gaagle.jp/gagazine/
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