「アクティブすぎる」「予想外で笑った」 翼ボロボロな悪魔と片翼の天使のマンガが切なくもハートフルだった
『秋月さんは大人になれない』(裏サンデー女子部)『嫁のまにまに』(ヤングガンガンコミックス)の優風さん(@yuuryuuuuu)が、Twitterで創作マンガ『翼が欠けた悪魔は片翼の天使に恋をする』を発表。「予想外すぎて笑った」「どっちも天使やん」といった感想が寄せられています。
(2/2) pic.twitter.com/KHNiuP7pk3— 優風(ゆう)@嫁のまにまに④巻発売中 (@yuuryuuuuu) March 30, 2021
悪魔なのに人々の幸せを願ってしまう少年は、誰かを助けるたびに代償として翼が欠けてボロボロになってしまっています。そんな悪魔の目の前に木にボールが引っかかって泣いている子どもが。そこに、「やめておきなよ」という声がかかり、振り向くと片翼しかない少女の天使が手すりに腰かけています。
「翼、ボロボロじゃない。ボールなら、私が飛んで取ってきてあげる」という天使に、悪魔は「…そういう君だって片翼じゃないか」と指摘。ですが「心配しないで」と言い、「片翼だって、私は」と手すりから脚を踏み出して……。
「飛べる」とはいいますが、バランス的にメチャクチャ不格好な飛び方をする天使。なかなかボールに近づけません。「ギリ!ほんとギリ!飛べるからぁ!」と叫びつつ、「オッャャァ」と落ちたりぶつかったりして、子どもから「おねぇちゃん!頑張って!!」と応援されながら、なんとかボールをキャッチ。
「ね?」と傷だらけになりながら笑う天使。その表情に瞳を見開いた悪魔は、顔を赤らめながら「俺が登って取ったほうが絶対はやかったと思います」と言いますが、「そしたらまた翼が散っちゃうじゃん」との答えが。ですが、ダイナミックな飛び方をして酔った天使、子どもにも「お姉ちゃん大丈夫?」と心配されてしまいます。悪魔は「お互い大変ですね」と声をかけて背中をさすってあげるのでした。
「短編で何か新しい話が描きたいと思っていて、いろいろなキャラを考えていた時にこの2人が生まれました」と優風さんのこのマンガ。「その上で、クスッと笑えてほっこりするような話にしたいなと考えました」とストーリーについて語ります。
天使に対して「笑顔がマジで天使」という声が上がっていたほか、その飛び方に「アクティブすぎる」という反応が上がっていたことについて、優風さんは「意外な展開を見せられるといいなと思っていたので、“予想外過ぎて笑った”という感想は素直に嬉しいですね。2人の今後を予想してくれてる方もいらっしゃって、自分にはない発想を知れて楽しいです」と話してくれました。
「今後もいろいろなマンガに挑戦していければと思います。見かけた際には読んでやってください」という優風さん。これからもシリアスなようでクスっとさせられるストーリーを期待したいところです。
※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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