初回視聴率6.2%!『めざまし8』谷原章介が“朝の王者”『羽鳥慎一モーニングショー』を倒すための方法
谷原章介が司会を務めるワイドショー『めざまし8(エイト)』(フジテレビ系)が、29日から始まった。初回は世帯視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)、個人視聴率3.2%だという。
この枠は、22年間続いてきた小倉智昭の『とくダネ!』(同系)の後を受けて始まったものだ。谷原の穏やかな声に癒されるという声もあり、おおむね好評のようだ。
だが、視聴率を独走する裏番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)は同じ29日、世帯10.6%、個人5.6%と圧倒的な強さを見せている。この大差をどう埋めて行けばいいのだろうか?
そもそも、『とくダネ!』と冷静に比較すると、番組は思いのほか変わっていないことが多い。まずはメンバーだ。
「アマタツ!」の掛け声でも知られた気象予報士の天達武史、火曜の「総合解説」に国際政治学者の三浦瑠麗、木曜スペシャルキャスターに社会学者の古市憲寿、金曜のスペシャルキャスターにメイプル超合金・カズレーザーと、『とくダネ!』でも存在感を発揮した面々が居残る。
他にも弁護士の若狭勝、教育評論家の尾木直樹、俳優の山下真司、元衆議院議員の金子恵美など、『とくダネ!』メンバーも引き続き登板する。番組も『とくダネ!』チームが引き続き残留して担当するということで、VTRやパネルの作りは同じ。
今後は、月曜と木曜の総合解説に就任した元大阪府知事で大阪市長だった橋下徹、古市といった炎上系のメンバーを、谷原がどう、いなしていくかが見ものだろう。あのソフトな語り口で猛獣たちを黙らせたら、新たなキャラも開眼し、ファンも増えるかもしれない。
さらに今のところあまり目立った活躍はない永島アナもこなれて素が出ていけば、『めざまし』時代のファンも見てくれるだろう。また、『めざまし』ブランドをほとんど借りることなく放送しているのはプライドなのか。早めにコラボしていくほうがいいような……。
さらには、当時VTR主体だったワイドショーを、スタジオでのパネル解説に重きを置いた『とくダネ!』のように、何かしら思い切った発明ができればよいのだが……。
15年以上、年間平均視聴率1位を独走し、朝のワイドショーの代名詞だった『とくダネ!』。『めざまし8』がこの時間帯の王者に返り咲くのはいつの日だろうか?
(執筆者: genkanaketara)
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