代表ウィーク突入。スペインA代表、U-21代表関連ニュースの総まとめ

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代表ウィーク突入。スペインA代表、U-21代表関連ニュースの総まとめ

3月下旬から4月上旬にかけてのインターナショナルマッチウィークに突入した。U-21代表は分割開催となったU-21欧州選手権のグループステージを戦い、A代表のルイス・エンリケ監督はコンディション重視でメンバーを招集した。また、スペインが国家と認めていないコソボとの一戦に関するプロコトルも策定された。

 リーガ・エスパニョーラは3月22日から4月2日まで中断。インターナショナルマッチウィークに入ったので、代表関連のニュースをまとめておこう。

グループステージがひっそり開催

 まず、U-21欧州選手権のグループステージが、3月24日から“こっそり”始まる。

 本来は6月に開催される予定だったが、ご存じのように兄貴分のEURO2020が1年延期になり、カレンダーを埋めてしまった。そこでUEFAはグループステージと決勝トーナメントの分割開催という変則カレンダーをひねり出したのだが、そのグループステージがこのインターナショナルマッチウィーク中に組まれているのだ。

 期間は3月24日から31日までで、スロベニアとハンガリーでの共同開催。今大会から4チーム多い全16チームが4グループに分かれてそれぞれ3試合をこなし、決勝トーナメントに進出する8チームを決める。

 スペインは前回(2019年)の優勝チームとあって注目されるべき存在なのだが、シーズン真っ最中で、しかもフル代表にエリック・ガルシア、ペドロ・ポロ、ダニ・オルモ、フェラン・トーレス、ブライアン・ヒルを持って行かれた上に、アンス・ファティは負傷中とあって注目度は低下。下馬評でも、優勝候補筆頭はイングランドとフランスで、スペインはドイツ、イタリア、ポルトガルとともに第2グループとされている。

 もっとも、スペインが勝ち上がれば決勝トーナメントは2カ月先(5月31日に始まり6月6日に終了)なので、EURO2020落選組が加わるなど招集メンバーは大きく入れ替わることになるだろう。

フル代表はコンディション重視

 次に、フル代表の方はルイス・エンリケ監督の招集リストに少なからずサプライズがあった。招集24選手は以下の通り(初招集は太字)。このメンバーでカタールW杯予選ギリシャ戦(25日)、ジョージア戦(28日)、コソボ戦(31日)を戦うことになる。

GK
デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)
ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)
ロベルト・サンチェス(ブライトン)
DF
ペドロ・ポロ(スポルティング)
エリック・ガルシア(マンチェスター・シティ)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
イニゴ・マルティネス(アスレティック・ビルバオ)
ディエゴ・ジョレンテ(リーズ)
ガジャ(バレンシア)
ジョルディ・アルバ(バルセロナ)
MF
ブスケッツ(バルセロナ)
ロドリ(マンチェスター・シティ)
マルコス・ジョレンテ(アトレティコ・マドリー)
ペドリ(バルセロナ)
ティアゴ(リバプール)
カナーレス(ベティス)
コケ(アトレティコ・マドリー)
ファビアン・ルイス(ナポリ)
FW
モレーノ(ビジャレアル)
モラタ(ユベントス)
ダニ・オルモ(ライプツィヒ)
オヤルサバル(ソシエダ)
フェラン・トーレス(マンチェスター・シティ)
ブライアン・ヒル(エイバル)

 顔触れを見てうかがえるのは、ネームバリューや実績よりも、現時点での調子の良さが最重要視されていること。そう考えると、これはEURO2020前の最後のリストであり重要なものなのだが、「最終リストでの入れ替わりもある」というルイス・エンリケの言葉も嘘ではないだろう。

 一方で、いくつかの常連メンバーの名前がない。パウ・トーレスはケガだから仕方がないとして、ケパ、ヘスス・ナバス、エルモソ、アセンシオ、サウール、トラオレ、ロドリゴ、アスパス、ウィリアムスらには、残り2カ月での巻き返しが必要ということになる。

コソボ“地域代表”との一戦について

 代表関連3つ目のニュースは、スペイン、セビージャ開催のコソボ戦のプロトコルの詳細が明らかになったこと。

 以前お伝えした通り、スペインはコソボを国家として承認していない。FIFAやUEFAにとっては国家代表扱いで問題はないのだが、スペインは彼らを「ナショナルチーム」と呼ぶことはできないのだ。

 一時は中立地での開催案まで出たこの試合を中継するのは、TVE(スペイン国営放送)。スペインサッカー連盟と外務省の話し合いによって、以下のことが決まった。

 コソボに対して「国家」という呼び名を使わず、「地域」と言い換えられ、主権国家扱いする言及も避けられる。チームのことはコソボ代表ではなく、「コソボ地域代表」とされる。

 恒例の国歌吹奏では「コソボの国歌吹奏です」とは言わず、「コソボ地域から提供された歌の吹奏です」と言わなければならない。旗はスペイン国旗と並んで同列には掲揚されない。

 もともと、2008年2月に独立したコソボのコンペティションへの参戦は例外事項だらけだった。

 国際舞台デビューは2016年9月のロシアW杯予選だったが、新興国ながら選手を集められたのは、FIFAが他国でデビューした選手の国籍変更を例外的に許したおかげだった。この特例によって、隣国のアルバニアや戦禍の避難先であるノルウェー、スイス、スウェーデンで代表デビュー済みだった選手が、コソボ代表のシャツに着替えることができた。

 その後、選手を引き抜かれる側のスイス連盟から苦情が出て、FIFAはEURO2016に参加した選手の国籍変更を禁止した。この禁止がなければ、スイス代表のジャカやシャキリはコソボ代表としてスペインのライバルとなっていたかもしれない。

Photos: Getty Images


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