「日本よりも数倍感染者数が多いのはなぜ?」 フランス・パリなど16県ロックダウンに上昌広氏「介入が早い」にツッコミ多数

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者合計が425万人、死者が9万人以上と猛威を振るっているフランスのカステックス首相が、2020年3月19日0時(現地時間)より4週間に渡りパリなどを含む16県にロックダウン(都市封鎖)を導入。ロックダウンは2020年3月と11月に実施されてから3回目となります。今回は外出が仕事や食料の買い出し、運動などに制限され、遠距離の移動を禁止や、商店の営業が生活必需品を扱う店や書店に限られるようになります。

フランス国内では、英国変異株が新規感染者の3/4を占めており、カステックス首相によると現段階で感染者の1人が4分ごとに集中治療室(ICU)に運ばれている計算になっている状況に陥っているといい、11月の第2派のピーク時を超えています。

医師で医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏(@KamiMasahiro)は、ロイターの記事を引用して次のようにツイート。

仏、パリなどで再ロックダウン コロナ第3波で1カ月間

日本と対照的です。介入が早いです。昨秋から冬もフランスとイタリアは感染拡大が早かったです。今回も同じような感じになっています。

これに対して、「対策が早くてどうして日本よりも数倍も感染者数が多いのか」「ちょっと何言ってるかわからない」「日本も(感染者)4万人になってから介入すればいいのか」という声が続出していました。

また、『殺人犯はそこにいる』(新潮社)などの著作があるジャーナリストの清水潔氏(@NOSUKE0607)は次のようにツイート。

なんだフランスはまだ第3波か。うちの首相なんか緊急事態解除、GOTO再開で4波を狙ってんだぜ。

こちらには、「釣りですか?」「雑なスガガー」「遠回しにフランスをバカにしているのでは?」といった反応が集まっていました。

フランスでは2021年3月17日に1日あたりの感染者数が38000人を超えて、20日には70415人と急増。過去最高を記録した2020年11月7日の86852人に次ぐ数となっています。3月7日~20日の二週間では370000人に迫る感染者数となっています。Googleでは各国の状況をWikipediaに基づいたデータをグラフ化して表示。こういった情報を冷静に見る必要がありそうです。

※画像はTwitterより
https://twitter.com/KamiMasahiro [リンク]

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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