製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

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製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

数多くの才能が集結して誕生する傑作映画は、生みの苦しみがあるからこその賜物だと言えそうどえす。そこで今回は、製作でトラブル続出だったという、『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つを紹介してみたいと思います!

主演俳優が変更に

製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

BEVERLY HILLS, CALIFORNIA – JANUARY 05: Leonardo DiCaprio attends the 77th Annual Golden Globe Awards at The Beverly Hilton Hotel on January 05, 2020 in Beverly Hills, California. (Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)

2015年に公開された『レヴェナント:蘇えりし者』は、マイケル・パンクが体験した実話を基にしたフィクション小説の映画化。瀕死の重傷を負い、仲間に見捨てられた主人公ヒュー・グラスが、過酷な大自然の中で繰り広げる壮大な復讐劇が描かれます。
2001年にアキヴァ・ゴールズマン(『ドクター・スリープ』)が、出版前だったパンクによる原作の権利を獲得し、最初はサミュエル・L・ジャクソン(『アベンジャーズ』シリーズ)を主役に映画化される計画だったのだそう。
しかし、途中でプロジェクトが行き詰まり、2010年に今度はクリスチャン・ベイル(『ダークナイト』シリーズ)が主役候補に挙がり、企画が動き出そうとしていました。
ところが、監督を務めることになったアレハンドロ・G・イニャリトゥが主役にクリスチャンではなくレオナルド・ディカプリオを希望し、プロジェクトが立ち上がってから約15年後に映画が遂に完成。
そして本作の演技により、ディカプリオが7度目のノミネートで悲願のオスカー受賞を果たしたことは言うまでもありません。

監督も交代に

そして、何度も変更されたのは主演俳優だけでなく監督も同じだったようです。2001年には、パク・チャヌク(『スノーピアサー』)がメガホンを取る予定でしたがプロジェクトを降板。
2010年にはジョン・ヒルコート(『トリプル9 裏切りのコード』)が監督候補になっていましたが、彼は主役にクリスチャン・ベイルを望んでいたとのこと。
続けてヒルコートも企画を去った後に、今後はジャン=フランソワ・リシェ(『ブラッド・ファーザー』)の名前が挙がりましたが、最終的にアレハンドロ・G・イニャリトゥに決定したそうです。

脚本が書き換えられた

『レヴェナント』の監督に就任した直後に、アレハンドロ・G・イニャリトゥは脚本の書き直しに着手。その時点で、2001年にデヴィッド・レーブ(『ザ・ファーム/法律事務所』)が執筆した脚本と、2010年にマーク・L・スミス(『ミッドナイト・スカイ』)が手掛けた脚本が存在していました。
イニャリトゥは、スミスと一緒に2010年版の脚本を練り直したのですが、後のインタビューでスミスが、監督が出したアイディアが実際に撮影可能なのかどうか確信が持てなかったと明かしていたそうです。
そして、実際に監督のアイディアを撮影するのは試練の連続だったようで、まだまだ続くトラブルは次のページへ…。

ロケ地への移動が毎日メチャクチャ大変だった…!

製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

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『レヴェナント』の物語のほとんどが大自然で展開されるため、撮影はイタリアやカナダ、アメリカの山中で行われました。
しかも、選ばれたロケ地が非常にアクセスが悪かったうえ、製作スタッフとキャストがロケ地に連日滞在できなかったため、毎日撮影のために足を運ばなければならなかったとのこと。その山道の往復にかかる時間と体力も負担となり、かなり厳しい撮影となったようです。
そして、人の移動だけでなくカメラなどの機材に加え、食料なども運搬する必要があったことは言うまでもなく、想像するだけでスタッフとキャストの苦労が伺えます…。

次々に製作スタッフが辞めてしまった…

製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

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2001年に企画が立ち上がってから、公開されるまで約15年もの歳月が費やされた映画だけに、その間にプロジェクトを去った人は数知れず…。
しかも、実際に撮影が始まっても精神的にも体力的にも試練を強いられ、ロケが終了するまでに数多くのスタッフが辞めてしまったのだそう。
アレハンドロ・G・イニャリトゥがメガホンを取った『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)で、監督と共同製作総指揮を務めたジェームズ・W・スコッチドープルは、『レヴェナント』の撮影セットで追放される事態になったのだとか。

レヴェナント 蘇えりし者

レヴェナント 蘇えりし者

2015年/アメリカ/157分

作品情報 / レビューはこちら

監督とスコッチドープルの間で何が起こったのかは不明ですが、切迫した撮影環境でスタッフとキャストの気が立ってもおかしくはないでしょう。
スコッチドープルがプロジェクトを去った後、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)や『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)などでプロデュースを手掛けた、メアリー・ペアレントが代役として就任しました。

監督が自然光での撮影にこだわり、製作が延滞…

製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

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ロケ地への行き来が大変だっただけでなく、アレハンドロ・G・イニャリトゥは人工的なライトを使わずに自然光のみで撮影を行うと決めたことで、さらにロケが難航…。
自然光のみで撮影を行うと、当然ながら夜は撮影ができないうえ一日の約4割がロケ地の往復に費やされ、撮影期間がどんどん延長されることに…。
しかも、ロケ地のほとんどは天候が変わりやすい山だったため、さらに撮影が困難を極めたとのこと。
時にはキャストとスタッフが凍えそうになることも少なくなく、主演のレオナルド・ディカプリオは凍て付く川に入るシーンの撮影などで、低体温症になり得る状況に耐え続けたそうです。

撮影の後れで製作費が倍増…!

製作でトラブル続出だった『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台裏で起きていたこと6つ

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大幅に撮影スケジュールが狂ったため、その延滞に伴い、製作が倍増してしまったことは言うまでもありません。
もともと、『レヴェナント』の製作予算は6000万ドルだったのですが、その額は途中で9500万ドルまで膨れ上がり、最終的に1億3500万ドルという巨額になってしまったとのこと。
幸い、レオナルド・ディカプリオが7度目のオスカー・ノミネートで悲願の受賞を果たしたことに加え、12部門で候補となり3部門で受賞したことも話題となり、興行収益で製作費を回収することができたそうです。

Film Disasters: 10 Things That Went Wrong While Making The Revenant


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