ビットコイン相場の陶酔感収まる 4万ドル割る可能性は?

ビットコインの価格調整が続いている。2月22日に58000ドルを突破し最高値を更新してから一週間で44000ドル台まで下落しており、市場の陶酔感は収まったかたちだ。
「仮想通貨・恐怖と貪欲(フィア・アンド・グリード)指標」は一か月以上90以上で推移し「極端な強欲」状態が続いた後、現在は56まで低下している。

仮想通貨・恐怖と貪欲(フィア・アンド・グリード)指標 情報元: Alternative.me
ビットコインの4時間足チャートを見ると、58000ドルをつけてから下降トレンドに入っており、ここからの調整は時間がかかる可能性がある。

BTC/USDT 4時間足チャート
注意すべきポイントは42500~44000ドルゾーンだ。
ここを割ってしまうと37500-39000ドルに向けて下落する可能性がある。
しかし42500~44000ドルで持ちこたえ50000~51000ドルの間のレジスタンスも突破すれば、さらなる価格上昇が期待できるだろう。
3月相場は仮想通貨価格が下がりやすい

ビットコイン/USD 週足チャート
歴史を振り返ると、3月は仮想通貨市場が調整に入ることが多い。2015年、2016年、2017年、2018年、2020年も3月に15%~60%の調整が起こっている。これら調整局面は数週間続くことがあり、また一度の下落では完了しないことが多い。35000-40000ドルへの価格調整はまだあり得るといえる。

ドル/USD週足チャート
21週移動平均線が支持線になる可能性もある。現在は28000ドル付近にあるが、今後数週間で33000-35000ドルに向けて上昇していくことになるだろう。
ここに記載されている見解や意見は筆者のものであり、必ずしもCointelegraphの見解を反映しているわけではありません。すべての投資や取引にはリスクが伴います。決断を下す際には、ご自身で調査を行う必要があります。
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