梅宮辰夫さんの相続から学ぶ事前対策の大切さ

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梅宮辰夫さんが書き残したものとは

相続対策として一般的に言われているのが遺言書の作成です。

実際に書いたところで本当に役に立つのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、アンナさんのインタビューによれば遺言書はもちろんのこと、被相続人に絶対に残しておいてほしいものが浮かび上がってきました。

それは財産目録です。

財産目録とは、本人にどのような資産があるのかを記載した一覧表のことです。

相続人にとって一番大変なこと、それは亡くなられた本人の財産の調査になります。特に梅宮辰夫さんのような資産が多い方がお亡くなりになられると、どこにどのような資産が眠っているのか、正確に探し出して調査することは簡単ではありません。

例えば銀行口座1つ取ってみても、どこの銀行に口座を持っているのか手掛かりがない中で調査することはものすごく大変です。通常、遺言書と財産目録はセットで作成しますが、梅宮辰夫さんはそういったものは準備していなかったようで、アンナさんはとても苦労したといっています。

生前本人に財産目録を書くよう伝えていたらしいのですが、梅宮辰夫さんがベッドで最後まで書いていたものは遺言書でも財産目録でもなく、料理のレシピだったそうです。

口座凍結による副作用

人が亡くなられると銀行口座は銀行によって凍結され、引き出すことも預け入れることもできなくなります。アンナさんの話では、家族名義のクレジットカードも使えなくなったそうでとても困ったそうです。

家族カードのクレジットカードを使っているご家族の方は、できれば自分名義のカードも作っておいたほうがもしもの時にも対応できるでしょう。

書類の取得が大変

人が亡くなられたら、死亡から出生までさかのぼって戸籍謄本や除籍謄本などを取得しなければなりません。最近の方は本籍地を変えないケースが多いかもしれませんが、昔の方は生まれが満州だったり、戸籍があっちこっち移動していたりするケースもあるため、相続人は非常に苦労することになります。

実際、梅宮辰夫さんも満州生まれでそこから何度か転籍を繰り返したようで、書類の取得が大変だったそうです。

都心の住宅は生前に売却

アンナさんのインタビューでとても参考になったのが、梅宮辰夫さんが生前にやっていた都内自宅の売却です。梅宮辰夫さんは以前渋谷区の松濤という高級住宅街に自宅を保有していましたが、生前にそれを売却されて、神奈川の真鶴に引越していたそうです。

渋谷区松濤は土地の評価額が非常に高く、もし相続財産として浮上してきていればかなりの相続税が課税された可能性があります。条件が揃えば、小規模宅地等の特例の適用はできたかもしれませんが、別荘などを保有している方については、両方残しておくよりは評価額が高い物件の方を売却して処分しておくという選択肢もありでしょう。

 

相続対策で一番すべきこと

これらアンナさんのお話から学ぶこと、それは相続対策において一番大切なことは、生前に家族と話し合っておくことです。どうしても相続の話というと「縁起が悪い」というイメージが強いせいか、本人やその家族から話を切り出しにくく、生前に一切話し合いの場が設けられないというケースが多いと思います。

こういった考え方は相続対策においてマイナスでしかありません。

重要なことは、相続される側の人が積極的に家族と相続の話をすることです。どうしても若い世代から相続話を切り出すことは難しいので、相続される側から積極的に話を切り出す必要があります。

アンナさんのケースでも、生前にもう少し資産の詳しい情報をアンナさんなどの家族に何らかの形で伝えられていれば、相続発生後の手続きも大幅に軽減できたはずです。

また、早い段階で相続財産の全容が見えてこれば、相続税の節税についても検討する余裕が出てきます。

 

まとめ

自身の相続について向き合うことは、決して後ろ向きのことではなく、むしろこれからの人生をどう生きるべきか改めて見直す貴重な時間になります。

事前に家族と相続について向き合うことが、残される家族にとって一番の財産となるでしょう。

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