日本企業はサイバー攻撃に対応する能力が著しく低い!? ウェブルートが、世界と日本を比較したサイバーレジリエンスに関するレポートを発表!

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新型コロナウィルスの影響により、ビジネス界ではテレワーク・リモートワークが浸透し、オフィス以外で働くことに慣れてきています。国内で緊急事態宣言延長の動きもある中「新しい生活様式」として、オフィス以外で働くことは今後定着していくことでしょう。

東京都の調査によると、2020年のテレワーク導入率は、2019年の25.1%から、57.8%と倍以上に伸びています。(出典:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/09/14/documents/10_01.pdf

オフィス以外で働くことが増える中で、セキュリティ対策には課題が見られます。今回は、サイバー攻撃に対する耐性、「サイバーレジリエンス」についてご紹介致します。

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AI(人工知能)/機械学習を用いたセキュリティサービス、ウェブルート株式会社は、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、イタリア、フランスの7カ国のビジネスパーソン(各国1000名)を対象にサイバーレジリエンスについて調査を実施しました。
【そもそも、サイバーレジリエンスとは?】

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サイバーレジリエンスとは、通常の企業活動を問題なく続けながら、サイバー攻撃を阻止する能力(サイバー攻撃に対する耐性)のことをいいます。
今回は、この調査結果・サイバーレジリエンスのレポートをもとに4つのトピックをご紹介します。

①日本のビジネスパーソンは世界と比較し、18%もサイバーレジリエンス能力が低い
②日本は、世界と比較し15%もサイバーレジリエンスの重要性理解が乏しい
③世界では新型コロナウイルスの感染拡大後、サイバーセキュリティトレーニングの実施頻度が増加しかし、日本では他国のわずか3分の1の頻度増加に留まる。
④新型コロナウイルス感染拡大以降、個人デバイスに対するサイバーセキュリティ対策費用の増加率 は、日本が最も低い
【日本のビジネスパーソンは世界と比較し18%もサイバーレジリエンス能力が低い!?】

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各国のビジネスパーソンにサイバーレジリエンスの能力があるか調査したところ、60%がレジリエンス=復旧できる、という結果でした。一方で、日本のビジネスパーソンは42%という結果で、他国と比較し日本は18%もサイバーレジリエンス能力が低いことがわかりました。
【日本は、世界と比較し15%もサイバーレジリエンスの重要性理解が乏しい!?】

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また、世界のビジネスパーソンの63%がサイバーレジリエンスが企業にとって最も重要であると回答したのに対し、日本のビジネスパーソンは48%と、世界と比較し15%も意識が低いことがわかりました。
そもそも、日本においては、18%のビジネスパーソンが「サイバーレジリエンスについて、わからない」と回答しており、他国の7%という回答と比べ、9%も高い結果でした。
このことから日本はもっとサイバーレジリエンスについて理解を深め、普及していく必要があるといえます。
【世界では新型コロナウイルスの感染拡大後、サイバーセキュリティトレーニングの頻度増加!
(日本は他国のわずか3分の1に留まる…?)】

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世界の企業では、新型コロナウイルスの感染拡大以降、サイバーセキュリティトレーニングの実施頻度が21%増加したそうです。しかし、日本では増加した企業は7%と、他国のわずか1/3という結果でした。
【個人デバイスに対するサイバーセキュリティ対策費用増加率は、日本が最も低い!】

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新型コロナウイルス感染拡大以降、今回調査を実施した、7カ国のすべての国において、自身、またはその家族のデバイスに対するサイバーセキュリティ対策費用・支出が増加しました。日本でも、 10%の人がサイバーセキュリティ対策費用が増加したと回答しましたが、7カ国中最も低い結果となりました。
今回は、ウェブルートが発表したレポートから世界と日本のサイバーレジリエンスの比較をご紹介しました。全国の10都府県で緊急事態宣言の延長がされることが発表され、リモートワークや、家で時間を過ごすことが求められ、インターネット利用時間はますます増えていくことでしょう。

会社のサイバーセキュリティーのプログラムだけに頼らず、サイバー攻撃に対する自己防衛を高めていくことがより求められるため、自身で「対策」を講じることが重要となります。

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【調査概要】
インターネット調査(Lewis Communications)
調査対象:日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、イタリア(各国1000名)のビジネスパーソン
調査月:2020年6月
【詳細のインフォグラフィックはこちら】

https://www-cdn.webroot.com/3316/1116/8265/Webroot_Infographic_JP.pdf

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