「毎回ドキドキする」「4人の関係性が素晴らしい」 疎遠になった幼馴染がお泊り会をするきっかけを描いたマンガが乙女心たっぷりだった
中学に入ってから小学校とは距離が離れてしまっていた4人の幼馴染が「お泊まりする1日の出来事を深く掘り下げる」ことをテーマにしているリエリオトさん(@rierioto)のマンガ『今夜僕らはお泊まりをする』。第11話・12話では、それまでのヒロト&みずきのストーリーから、ケン太&カホに視点が移り、お泊り会を決行することになった裏話が描かれています。
※参考記事 「こんな青春送りたかった」「応援したくなる」 中学生になった男女4人が久々に集まってお泊り会するマンガが甘酸っぱい
https://otajo.jp/93885 [リンク]
今夜僕らはお泊りをする⑪(2/2) pic.twitter.com/85WYMxj5Ey— リエリオト (@rierioto) January 14, 2021
今夜僕らはお泊りをする⑫(2/2) pic.twitter.com/CMlwIx9sTK— リエリオト (@rierioto) January 26, 2021
「おーい、ゴリラ」と呼び止められたカホ。女子の連絡先を教えてほしいという男子に「ないない!絶対あり得ない!」と断ります。男子からは「ゴリラ」と呼ばれているカホ。腕相撲でクラスで一番の男子に勝ったことが由来ですが、別に親しまれているのも知っているから平気と思っていましたが……。
「本人に直接聞いて。この話はなし!」と言ったカホのことを、「それがゴリラがさー」とたまたま通りかかったケン太たちに話す男子。カホは「最近全然話さないけど、昔遊んでた時と違って、私のイメージも“ゴリラ”なんだろうな」と思っていたところ、ケン太は「前から思ってたけど、お前らカホのことゴリラって言うのやめろよ」と注意します。「あー、ゴリラのこと下の名前で呼んだ!」「付き合ってるの?」と茶化されても、「ただの幼馴染だよ。俺は女子に対してそういうあだ名をつけるなんて、そんなことかっこ悪くてできねえってだけだ」と言います。
「ひゅー!かっこいい!」「惚れるぞケン太」「うるせぇ」と男子ノリの後で、振り向いて「それじゃあまたな」と言おうとしたところ、カホがボロボロと涙を流していて……。
「おいカホ!大丈夫か!?」というケン太の声に構わず廊下を走るカホ。「なんで…なんで。涙なんか!」と思いながら視聴覚室に駆け込んで、「一瞬訳がわかんなかった。……けど理由はすぐわかった」と拳に涙が落としながら、「下の名前で呼ばれて嬉しかった。私はまだケン太(アイツ)のことがこんなに好きだったんだ」と自覚します。「でも今の私なんかじゃ絶対無理だ…どうすれば…」と泣いていたところに、「カホちゃん」と呼びかける声が。そこには「泣いて走っているの見ちゃったから、つい」と息を上げているみずきが立っていました。
カホの涙を見たケン太。「昔から泣いてるアイツを見ると、心が締め付けられる感じがする」と思って、「追いかけるべきだったか…?」と頭を掻きます。
一方、カホとみずき。「そっか…。まだケン太くんのこと好きなんだ」「笑う…?」「笑わないよ」「でも今の私とアイツじゃ何の接点もないし…昔みたいに戻りたい」というカホに、「カホちゃん!今思いついた作戦なんだけど、あの頃に戻るために、私の秘密…使って!」と切り出します。
小学校卒業の時に交換した連絡先でケン太を呼び出したカホ。「今まで使えずにいたけれど、当たって砕けていい。来なかったらそれでもいいから…! 今の自分の気持ちを次に進めるために」とスマホを見つめているところに、「よう!」と現れたケン太。「相談って何だ?部活前だから手短に頼むぜ」と言われて「ホントに来たの!?」と慌てますが、「みずき、アンタの秘密…使うから!」と決心。「みずきのこと覚えてる?昔よく一緒に遊んだよね」「あぁ、そうだな。昔は毎日遊んだよな」と言うケン太に、「そのみずきと私からの、頼みがある」と伝えます。
「なるほど、みずきがヒロトを…ね。それで、距離を縮めるためにお泊りをしようという作戦なんだな」と笑うケン太。「男子のアンタがいたら助かるんだけど」というカホに「いいぜ、やろう!」と即答。「いいの?」「再来週の土日が休みなんだ。その日に合わせてくれればな! カホと話してたら昔を思い出して、みんなで遊びたくなってきた。それに中学から話しかけづらかったヒロトを、なんとかしてやりたかったしな」と言います。
「ヒロトを無理矢理にでも参加させて、やろうぜお泊り会」と共犯者になった笑顔を見せたケン太に嬉しそうに「うん!」と答えるカホ。「じゃあ俺は行くから、後で連絡よろしく」「わかった」と見送った後に、ドキドキしつつ「やった」と両手を胸でぎゅっと押さえるカホ。「ケン太とお泊りできるんだ…!私も頑張らなきゃ」と改めて決心します。
今までのお話はこちらから読めます!https://t.co/fHX6VuqTh9— リエリオト (@rierioto) January 26, 2021
10話までにお泊りを経てグッと距離が縮まったヒロトとみずきを描いたリエリオトさん。「ここまででようやく“お泊りの1日を掘り下げる”という内容を描くための土台作りができたと思ってます」と話します。これからより深く描かれるであろうケン太とカホについて、「ケン太は野球部所属の男子で、いつもは男友達とおちゃらけていますが、ここぞ言う時は自分の意見をはっきり言うタイプです。カホは男勝りな女の子。運動が得意で、男子から相性“ゴリラ”で呼ばれていますが、本当は好きな人の前では凄く乙女です」と説明します。
「毎回ドキドキする」「4人の関係性が素晴らしい」といった声が続出しているこのシリーズ。リエリオトさんは「ケン太とカホが主役になったことで、二人を応援してもらえる声が多くなったことをとても嬉しく思います」と読者に感想を寄せてくれました。お泊り会でケン太&カホの間で何が起きていたのか、続編が楽しみです。
※画像はTwitterより
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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