白血病公表の元ソフトB摂津氏、五輪目指す池江選手が本当に知って欲しいこと

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白血病公表の元ソフトB摂津氏、五輪目指す池江選手が本当に知って欲しいこと

 スポーツ選手が発信する「白血病」を目にする機会が増えた。

 現役時代、プロ野球ソフトバンク投手として最多勝などを獲得した摂津正氏(38)が23日、「慢性骨髄性白血病」と診断されたことを告白した。自身のインスタグラムでメッセージを発信した。

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 「まさか自分が白血病に…と驚きました。幸い薬を飲んでいけば大丈夫とのことで、運動や仕事、食事も今まで通りで良いとのことです。遺伝子変異で発生するので、防ぎようが無いと医師から言われました。治療で必要とされる骨髄の提供者が増えることを願って公表を決意しました」

 ちょうど同じ日に、白血病から完全復活を目指す競泳の池江璃花子(20)が北島康介杯に出場。復帰3戦目レースとなる女子100メートル自由形で4位に入り、東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権への出場権を手にした。

 池江は19年2月に急性リンパ性白血病と診断されたことを公表。造血幹細胞移植を行い、過酷なリハビリの過程なども発信し、1年半後にレース復帰を果たした。当初の目標が24年パリ五輪出場だったことを考えれば、東京五輪を狙える位置につけただけでも驚異的な回復ぶりだ。

 血液のがんである白血病。摂津は「慢性」、池江は「急性」と種類は異なるが、両者に共通するのは、病気への正しい理解と、骨髄バンクへのドナー(血液などを寄付する人)登録者を増やしたいという思い。

 当時10代で競泳女子エースだった池江の罹患告白は日本中の大ニュースとなり、ドナー登録者が増えた。一方で、ドナー登録者の「本気度」という新たな問題が浮上していた。

 骨髄移植を待つ患者は急を要するが、白血球の型が適合したドナーに連絡をしても、断られるケースが続出。仕事などで日程が合わない、内容をよく理解していなかった、もしくは覚悟がない、などといった原因が挙がる。

 登録自体は採血をすれば簡単にできるが、適合したドナーに求められるものは多い。7回前後の通院。実際の骨髄採取には通常3泊4日入院し、腰の骨に太い注射を刺す。全身麻酔の手術のため100%安全という保証はなく、入院のために1週間程度、仕事や学校を休まないといけない。

 本来、これらのリスクを同意したうえでドナー登録をするが、そうでない人が増えて患者を苦しめている。ある患者がSNSで「骨髄を提供する意思がない人は登録を解除してください。ミーハー(によるドナー登録者)で殺されたくない」と投稿して話題となった。

 ドナーには全国200以上の自治体で助成金を支給するシステムが導入されているが、社会のサポート体制が整っているとはいえない。見返りが少ない「命のボランティア」。コロナ禍によってドナー登録者数も減少しているのが現状だ。

 白血病の人数は日本で約1万3000人(19年、厚生労働省データ)。毎年10万人に1人の頻度で発症する。かつて不治の病といわれたが、いまは違う。「本気」のドナー登録者が増えれば増えるほど、救われる命がある。

 再び元気な姿を見せた池江、闘病に挑む摂津は、自ら前に出ることで白血病への正しい理解が広がることを願っている。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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