草丈5mにも成長する!皇帝ダリアの育て方のコツ5選
ダリアといえば、草丈数10㎝というのが一般的です。しかし皇帝ダリアは、なんと5~6mにも!大きく育てるためのコツ、逆に背丈を抑えて育てるテクニックなど、皇帝ダリアの栽培に欠かせないポイントをご紹介します。
秋空をバックに大輪の皇帝ダリアを咲かせよう!
皇帝ダリアは、2階に届くほどの高さにも成長します。その悠然たる姿は、ほかの草花に代えがたい存在感で、インパクト抜群。いくつかのポイントを押さえれば、頭上5mにも達する先端に、たくさんの大輪の花をつけてくれますよ。
皇帝ダリアの特徴
皇帝ダリアは、一般的なダリアと同じくキク科テンジクボタン属の植物。皇帝ダリアの特徴は、なんといってもその大きさ! 品種や育て方にもよりますが、草丈3~5mにも成長します。開期は11月下旬~12月上旬。花径15~20㎝にもなる大輪で、見ごたえ充分です。
庭植えだけでなく、鉢植えでも楽しめる皇帝ダリア。ベランダガーデンで育てる場合には、草丈を抑えて2m程度に仕立てるのがおすすめです。日当たりがよく、風が強くない所を選んで栽培してください。
また皇帝ダリアは半耐寒性多年草。上手に冬越しさせれば、翌年もまた花を見ることができます。
皇帝ダリアを大きく育てるなら支柱が必須!
庭植えにして上手に育てれば、草丈5mにも成長する皇帝ダリア。こんなビッグサイズの割には、根が浅いのが特徴です。強い風雨にさらされると、茎が折れて倒れてしまうことも。
3~5月に皇帝ダリアの球根の植え付けるときには、同時に太くて長い支柱をたてておきましょう。球根の周囲を囲むようにして、数本の支柱をたてるのがコツです。
もし、台風などの強風で皇帝ダリアが倒れてしまった場合には、すぐに起こしてまっすぐにしてください。万一、茎が折れていてもあきらめないで。脇芽が育ってどんどん伸び、そこに花を咲かせます。
皇帝ダリアの草丈を調整する方法
庭に地植えすると、草丈5mにもなる皇帝ダリアですが、高さを制限して育てることができます。皇帝ダリアの草丈の調整は、花芽がつく前の8月上旬までの、晴天日を選んで作業します。
皇帝ダリアの中心の茎を、草丈1.5mほどにカット。皇帝ダリアの茎はストロー状になっており、水がたまると茎が腐ってしまうことも。皇帝ダリアの茎をカットした後は、切り口には水がたまらないようにアルミホイルで覆いおきましょう。
そのほかの枝も、同じくらいの長さにカットし、株全体をコンパクトに仕立ててください。また皇帝ダリアを鉢植えで育てる場合には、8号鉢(直径24㎝)~10号鉢(直径30㎝)に植えると、草丈2m程度におさまります。
しかし、あまり小さな鉢に皇帝ダリアを植えると、花がつかないこともあるので要注意です。
花を咲かせるには、夜はしっかり暗くなるところで栽培
皇帝ダリアは、短日植物です。日照時間が短くなったことを感じて、咲きはじめます。逆に街灯などで夜間も明るい場所で育ててしまうと、いつまでも花芽を形成しません。
球根を植え付ける際には、日当たりのよさと同じく、夜間の暗さが確保できる場所を選んでください。庭にソーラーライトなどがある場合、秋になったらオフにして、夜はしっかり暗くなるように調整を。
庭に植えた皇帝ダリアは、水やり&施肥は不要
鉢植えの皇帝ダリアは、土が乾いたらたっぷりと水やりをしますが、庭植えの皇帝ダリアには原則不要。水分は降雨で充分です。ただし、夏場に日照りが続き、雨がまったく降らないときには水やりしましょう。
肥料も、庭植えの皇帝ダリアには必要ありません。鉢植えの場合は、、5~10月には施肥してください。
皇帝ダリアの冬越し対策
皇帝ダリアはメキシコなど暖かい地方が原産のため、耐寒性が高くありません。しかし、上手に冬越しさせれば翌年も花を楽しめる多年草ですから、冬場の管理が肝心です。冬越しのポイントは、霜や雪に当てないこと。
そして、土の温度が5℃を下回らないように工夫して、根を枯らさないことです。鉢植えは凍らないように庭に鉢ごと庭に埋めるか、暖房を入れていない室内で管理してください。
暖地に庭植えした皇帝ダリアは、戸外で冬越しが可能です。根元から約5㎝に茎をカット。腐葉土などでしっかりマルチングして凍結を防ぎます。
なお、寒冷地で皇帝ダリアを地植えする場合、冬越しして育てるなら、鉢植えでの管理をおすすめします。
おわりに
秋の透き通った青空をバックに、はるか頭上で咲き誇る皇帝ダリアの花は圧巻! ぜひ栽培に挑戦してみてくださいね。
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。