ロングスローは「ずるい?」賛否の青森山田が決勝で涙

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ロングスローは「ずるい?」賛否の青森山田が決勝で涙

 「ロングスロー旋風」を巻き起こした青森山田がまたも決勝で涙をのんだ。11日に行われた全国高校サッカー選手権(埼玉スタジアム)決勝で、2-2のPK戦(2-4)の末、山梨学院に敗戦。SNSで賛否が起きているロングスローを絡めた攻撃で1度は同点に追いついたものの、2大会連続準優勝となった。

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 公式戦、練習試合も含めて今季無敗の青森山田は負けても強かった。山梨学院の牙城こそ崩せなかったが、大会を通して決定機の多さでは相手を圧倒。攻撃のバリエーションは豊富だったが、もっとも話題となったのがロングスローだった。

 DF内田陽介(3年)が得意とするスローインの飛距離は30メートル以上。ゴール前にチャンスボールを放り込み、ゴールを量産した。後半12分の同点弾も、右からのスローインを起点にゴール前で押し込んだもの。全5試合17得点のうち、実に8ゴールがロングスロー絡みだった。

 ロングスロー自体は珍しくなく、高校サッカーの時期になると話題になることが多い風物詩のようなもの。しかし今大会は青森山田の決定力がすさまじかったため、SNSでは是非論が浮上。一部では「フットボールではない」といった否定的な意見もあがるなど、ちょっとした騒動になった。

 ルールで禁止されているわけでなく、青森山田が文句を言われる筋合いは何一つない。特徴としては、キックでのセットプレーよりも、手を使う分、コントロールしやすく、オフサイドもない。ボールにはキックほど威力がなく、ヘディングで競り合っても遠くにはじき返してクリアできないため、こぼれ球の混戦になりやすい。

 ロングスローのターゲットとして、空中戦を得意にした藤原優大主将(3年)は「頭で後ろにそらすことで、そのボールにまた後ろから来た選手が飛び込み、触ってゴールというのが得点パターン」と必勝法を語った。黒田監督は「チャンスにもなり、ピンチにもなるロングスローだけど、きちんと対策を講じて対応していけば、それほど怖いものではない」と極意を説明する。

 有効な戦術となれば、他校も追随する。山梨学院も、準決勝の矢板中央も繰り出してきたロングスローだが、青森山田の守備陣が失点することはなかった。GKが積極的に出たり、まともにジャンプさせない空中戦への対応、セカンドボール処理への集中など、対策をしっかりすれば防ぐことは難しくなく、プロのサッカー界で目にする機会はあまりない。

 SNSで「ずるい」「つまらない」「おもしろくない」といった意見が飛び交うのは、好きか嫌いかの感情論。かつて高校野球で、松井秀喜を5敬遠して試合に勝った明徳義塾が、日本中に「悪者」扱いされたことがある。どの学校でもやっていることなのに、立て続けにゴールを決めた青森山田が「標的」にされている側面もある。

 黒田監督は、ロングスローの位置づけを数ある戦術のなかの1つでしかないと強調する。ロングスローだけに焦点が当たるのは、本意ではないだろう。負ければ終わりの一発勝負で、有効な武器として「飛び道具」を使い続けた。ゴール前に再三チャンスボールを届けた青森山田だったが、最後の最後に勝利の女神には手が届かなかった。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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