オスカー俳優ジェイミー・フォックス “ソウルの神様”役を経て、今度は音楽教師の“魂役”を熱演
これまで、ユニークでイマジネーションあふれる世界を舞台に数々の感動的な物語を観客に贈り届けてきたディズニー&ピクサー。そんな彼らが『トイ・ ストーリー』制作から25周年という記念すべき年に贈る最新作は“生まれる前の魂<ソウル>の世界”を描く『ソウルフル・ワール ド』です。
音楽教師の主人公ジョーを演じるのは、“ソウルの神様”と呼ばれたピアニスト、レイ・チャールズの人生を描く伝記映画『Ray/レイ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックスです。ジ ェイミーと言えば過激な役作りと全身全霊をかける演技が高く評価。まさに“ソウルフル”な俳優で知られるジェイミーだが、本作 では音楽教師として人生を過ごすが生まれる前の世界に迷い込む“魂の姿”をした主人公ジョーを熱演。まさにジェイミーの真 骨頂とも言えるキャラクターが誕生しました。
ジェイミーと言えば『Ray/レイ』でオスカー俳優の仲間入りを果たした名ハリウッド俳優だ。同作でジェイミーが演じたのは“ソウルの神様”と呼ばれる盲目の天才ピアニストのレイ・チャールズ。レイは幼い頃に視力を失ったが、レイ独自の音楽スタイルが後に黒人の“魂”を歌う「ソウルミュージック」と呼ばれるようになり、音楽の歴史を変えた伝説的ジャズ・ミュージシャンです。
そんなレイを演じたジェイミーはピアノの猛練習に励み、盲目の役作りとして人口瞼を付けて実際に目が見えない状態で撮影に挑み、さらに10キロ以上の減量を行うなど、まさにレイの魂が乗り移ったような演技を見せたのです。そんなジェイミーは『Ray/レイ』とキャラクターや音 楽の共通点が多い本作の主人公ジョーに声優として魂を吹き込んでいます。
音楽教師としてNYに暮らすジョーですが、実はジャズ・ミュージシャンの夢を諦められずにいた。音楽への情熱を強く持っており、夢が叶いそうになった時、マンホールに落ちて生まれる前の魂<ソウル>の世界に迷い込んでしまう…。ジェイミーは「この映画は音楽が最も良い形で表現されるように作られているから大好きなんだ。僕らはソウルメイト、ソウルフード、ソウルミュージックだとかソウル(魂)という言葉をよく使うよね。そういう言葉をしょっちゅう聞く。ピクサーがそうやって“ソウル”とは何かを探索し、人生において大切なことは何かを教えてくれる美しい物語を作ってくれたんだ」と本作への想いを明かしています。
役に対して真摯に向き合い、魂を込めた演技が高く評価されているジェイミーだからこそ主人公のジョー役を演じられたのでしょう。そんなジェイミーが演じる“夢を叶えたい”主人公のジョーと生まれる前の魂<ソウル>の世界で暮らす“やりたいことが見つけられない”22番の奇跡の大冒険が繰り広げられる本作。2人が見つけた人生の素晴らしさと一体何なのか?
ピクサーの原点『トイ・ストーリー』(95)では原案を、『モンスターズ・インク』(01)で監督デビュー、『ウォーリー』(08)では脚本原案& 製作総指揮、そして監督作としてアカデミー賞長編アニメーション賞を獲得した『カールじいさんの空飛ぶ家』(09)『インサイド・ヘッ ド』(15)では世界中に感動の渦を巻き起こすなど、ピクサーの“感動作”には欠かせないピート・ドクター。現在はピクサーのトップ(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)となったピート・ドクターが「23年の歳月をかけて製作した」と言う自信作『ソウルフル・ワールド』で世界中の 人々に問いかけるのは “人生で最も重要”なテーマ《もしも生まれる前に“どんな自分になるか”を決める場所があったとしたら?》。並々ならぬ自信の覗かせる天才クリエイター ピート・ドクターはイマジネーションあふれる世界を舞台に、どんな笑 いとどんな感動を贈るのか?
『ソウルフル・ワールド』は12月25日(金)よりディズニープラスにて独占配信。
(C)2020Disney/Pixar. 公式サイトURL:Disney.jp/SoulfulWorld
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