読売新聞の報道にサンミュージック「なぜそんな報道をするのか」
読売新聞が『酒井法子被告の元事務所、所属タレントに薬物検査検討』というタイトルで「酒井被告が所属していた「サンミュージック」(東京都新宿区)が、契約タレントに薬物検査の実施を求めるなどの再発防止策の検討」と報じたことについて、サンミュージックが「寝耳に水」状態であることが判明した。
これはガジェット通信(東京産業新聞社)がサンミュージックに取材して判明したもので、「私たちも読売新聞がなぜそんな報道をするのか理解に苦しみます。そんなことは一言も話していません」と、サンミュージックの男性スタッフは語っている。
「契約タレントに薬物検査の実施を求める」という読売新聞の報道に対し、インターネット掲示板『2ちゃんねる』やブログで「事前に知らせてたら意味がないのでは?」「やるぞ!? やるぞ? 10日後にやるぞ!」と、この報道に対する疑問や皮肉が多く寄せられていた。確かに、事前に検査をすることを伝えたのであれば、尿検査で麻薬反応が出ないように対策をとる人が出てきてもおかしくない。
なぜ、事前に検査のことをマスコミに伝えたのか? と疑問に思い、ガジェット通信がサンミュージックに取材をしたところ、この報道自体がサンミュージックにとって「寝耳に水」だったことが判明したわけだ。サンミュージックによると「危機管理委員会などをたてて対策を検討しているが、(読売新聞の)報道にあった検査に関して何も決まっていないし、何も話していません。あのようなことを書かれて困っています」とのこと。
尿検査をすることを事前に告知したら意味がないわけで、当然ながらサンミュージックもそれを理解しているはず。読売新聞がどこから入手した情報なのかわからないが、電話一本サンミュージックにして確認すれば、誤報であることがわかったはずだ(誤報であればだが)。
一連の覚せい剤に関する事件について、サンミュージックは事態を真摯に受け止め、謙虚で冷静に事を進めている印象を強く受ける。これが芸能界の麻薬撲滅によい影響を与えればよいのだが、まだまだ解決には時間がかかりそうだ。
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