12月に入り、本格的な寒さも到来。また、コロナ報道により今年の冬はより一層、室内で過ごす方が多いのではないでしょうか?動画配信サービスの新たに契約するなど、「新しい生活様式」により、インターネットの利用時間も大幅に増えています。今年11月に株式会社カプコンがサイバー攻撃に不正アクセスで、最大35万件の個人情報流出の可能性を発表しました。今後もこのようなサイバー攻撃は増え続けることでしょう。皆さんはインターネットの保護・自己防衛ができていますか?
今回はウェブルート株式会社によるマルウェア(不正かつ有害に動作させる意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコード)をご紹介致します!
ウェブルートは10年以上にわたるAI・機械学習を用いたセキュリティサービスを提供してきた企業。今回、「最も危険なマルウェア2020」を発表しました。 2020年、新型コロナウイルスの感染拡大により、休校・在宅勤務・外出自粛など、オンライン授業・オンラインミーティングや自宅で過ごす時間に動画配信サービスの契約・利用が大幅に増加しました。同時に、サイバー攻撃も増えており、注意が必要となっています。
=インターネット利用状況=
以下のデータは4~9月のインターネット通信量の推移です。日本国内では、3月の小中学校休校、4月~5月の緊急事態宣言の影響により、インターネット通信量が倍増しました。このデータから年末年始はさらに増加する事が予想されます。
=サイバー攻撃の一例/現状=
1)新型コロナウイルス関連情報に紛れ込ませる WHO世界保健機関や米国疫病予防管理センター(CDC)のガイドラインを装った虚偽メールが送信される。
2)スマートフォンへの攻撃 新型コロナウイルスの追跡アプリを装い、サイバー攻撃が仕掛けられた 。
3)Emotetボットネット スパム対策技術を行使し、多くの人のメール受信箱にメールが届く
今回は一部のご紹介ですが今後は新たな報道とインターネット利用者を心理的に惑わせ、サイバー攻撃は過激になっていきます。
=危険なマルウェアリスト=
今回のウェブルートによる調査結果やランクインしたマルウェアの関係図をインフォグラフィックスで紹介しています。
2020年は変化の年ですが、変わらないことがひとつあります。それはサイバー犯罪者が従来と同じ手法に頼り、金銭的な『うまみ』を確保しようとしていることです。なぜなら、犯罪者たちは成功し続けているからです。パンデミックによって、オンラインユーザーは様々な方面でインターネットを利用することが可能になり、リモートワークが手軽にできる環境になりました。同時に、懐疑心は小さくなり、このような脆弱性はサイバー犯罪者に機会を提供しており、手遅れになる前に、人や機器、クラウドのサイバーレジリエンスを優先することがますます重要となっています。
今回のウェブルート株式会社が発表した、「最も危険なマルウェア2020」を参考にインターネットのセキュリティー・自己防衛を見つめ直してはいかがでしょうか?