調味料を入れすぎた!失敗を解決する裏技は?
「調理のときにうっかり調味料を入れすぎて、できあがった料理の味が濃くなってしまった」ということはありませんか?作り直すにも時間がかかるとなれば、何とか味を調節してごまかしたいものです。調味料を入れすぎたときに役立つ裏技をご紹介します。
調味料の入れすぎにご用心!よい裏技はない?
慣れた料理でもときに調味料を入れすぎて、濃い味付けに仕上がってしまうものです。しかしせっかく作った料理を捨てるのももったいないし、何とか味をごまかす裏技があればいいのにと思ったことはないでしょうか?
実は、味付けによっては調味料の入れすぎを自然にごまかせる便利な裏技があるのです。濃くなってしまった味を、ちょうどよい塩梅にする裏技をご紹介します。
塩を入れすぎたときの裏技
塩は日常的に使う調味料ですが、健康上の観点からも使用量を減らしたい調味料です。ところが初めて作った料理など、ときとして入れすぎてしまって塩辛くなってしまった経験はないでしょうか?
入れてしまった調味料は取り出せない以上、味をなんとか調節してごまかしたいものです。そんなときに便利な裏技が、「酢を足す」こと。おかずなら1人分あたりに小さじ1/2も足せば、感じる塩分量を減らすことができるのです。
もちろんスープなどの汁物ならば、汁を取り出して塩分を含まないブイヨンを足したり、パスタやご飯物などには塩味を付けていないパスタやご飯を足すという裏技もあります。
また、酢で酸味を足して塩味を感じにくくしたように、少量の砂糖を足すことで他の味を感じさせる裏技もおすすめです。異なる味わいが塩を感じにくくする働きをしてくれるので、味見をしながら調節してもよいでしょう。
ジャガイモは効果なし?
特にスープ類で塩を入れすぎてしまった場合、塩分を吸収してくれるといわれるジャガイモを入れるという裏技が知られています。しかしこの裏技は、ジャガイモに塩を吸収するという働きが特にないため、実際には効果のない裏技なのです。
そのためもし塩を入れすぎたときには味付けしていない同じ食材を足すか、先にご紹介した別の調味料で味を調えてください。
砂糖を入れすぎたときの裏技
砂糖を入れすぎて料理が甘く仕上がってしまった場合、すぐに思いつく裏技は塩を足すことではないでしょうか?しかし甘い料理に塩を足すと、味の対比効果と呼ばれるものによって、甘みが抑えられるどころか強調されてしまうのです。
スイカに塩を少しかけるとより甘く感じるように、甘みが抑えられるまで塩を足すと、逆にしょっぱくなってしまいます。しかも塩分量も増えるため、健康上も問題が出るという悪循環になってしまうのです。
では砂糖を入れすぎて甘く仕上がってしまった料理をちょうどよい風味に仕上げるには、どのような裏技が有効なのでしょうか?
甘さを抑えるのに有効な裏技は、酢やレモンなどの酸味や、ワインやコーヒーなどで苦味を足すことです。甘味に対して酸味や苦味は抑制効果があり、中でも苦味は味に深みとコクを出すため、一石二鳥ともいえます。
また、味ではなく辛味の刺激によってごまかすことも可能です。いつもとちょっと違った甘辛い味付けに仕上げるのもよいでしょう。
しょうゆや味噌を入れすぎたときの裏技
しょうゆや味噌も普段よく使う調味料ですが、銘柄を変えたときなどは塩分量の変化に気づかず、入れすぎてしまうことも多いのではないでしょうか?これもよくある失敗の1つです。
しょうゆや味噌には種類があり、それぞれに含む塩分量も異なります。いつもの感覚で入れたら、塩分はいつもよりも2倍近く入れていた、なんていうことも起こりうるのです。当然料理の仕上がりはしょっぱくなってしまいます。
ではしょうゆや味噌を入れすぎて、料理が思った以上に塩辛くなってしまった場合の裏技をご紹介しましょう。
しょうゆや味噌を入れすぎたときの裏技は、ごま油を回しかけて塩味をコーティングしてしまうことです。入れすぎたしょうゆや味噌の量にもよりますが、1人分あたり小さじ1~大さじ1のごま油を回しかけることで、落ち着いた味わいにすることができます。
唐辛子を入れすぎたときの裏技
市販の乾燥唐辛子などを使う場合はまだよいのですが、家庭菜園で育てた自家製の唐辛子や、直売所で買ってきた生の唐辛子の場合には、辛味が安定していないことも多く入れすぎてしまうことも珍しくありません。そのためレシピ通りに作っても辛すぎることもしばしばです。
では唐辛子を入れすぎて、味が辛すぎてしまった場合におすすめの裏技とはどのようなものなのでしょうか?
唐辛子もそうですが、スパイスの辛さを穏やかにしたいときに効果的な方法は、乳製品を加えることです。牛乳にはカゼインという成分が含まれていて、唐辛子の辛味の元であるカプサイシンを抑制して辛味を減らしてくれる効果があります。
もし唐辛子を入れすぎたときには、ヨーグルトやサワークリームで調節するのがおすすめです。また、乳製品以外でもバターやアボカドなども辛味を抑える働きがあります。料理が辛かったときのために、あらかじめ牛乳やチーズなどを用意しておくのもおすすめです。
ただし辛さ対策として飲み物を用意するときは、冷たい水よりも熱すぎない程度に温かいお湯のほうがよいでしょう。
おわりに
普段よく使う調味料を入れすぎたときの裏技についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?調味料は一度入れてしまうと取り除くことができないため、裏技を知っておくと重宝します。いざというときの裏技としてぜひ活用してください!
おすすめ記事
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。