若田・古川宇宙飛行士、国際宇宙ステーション長期滞在決まる

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若田・古川宇宙飛行士、国際宇宙ステーション長期滞在決まる

JAXAは11月20日、若田光一・古川聡両宇宙飛行士が、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーに選ばれたと発表しました。
滞在時期は、若田飛行士が2022年頃、古川飛行士が2023年頃となります。搭乗する宇宙船は現時点では未定です。

国際宇宙ステーション(ISS) (Crdit: JAXA/NASA)

両名の略歴

若田光一宇宙飛行士(Credit: JAXA)

若田飛行士は1963年生まれの57歳、1992年に宇宙飛行士選抜試験に合格し、これまで4度の宇宙飛行経験があります。1996年・2000年はスペースシャトルで飛行し、2009年および2013年~2014年にかけてはISS長期滞在ミッションを行いました。特に、2014年3月~8月にかけては日本人として初めてのISSコマンダー(船長)を勤めました。

古川聡宇宙飛行士(Credit: JAXA)

古川飛行士は1964年生まれの56歳、医師として勤務の後、1999年に宇宙飛行士選抜試験に合格し、これまで2011年6月~11月にかけてのISS長期滞在を行っています。博士(医学)の学位を持つ宇宙飛行士としての経験を活かし、2014年4月からはJAXA宇宙医学生物学研究グループ長を務めています。

野球繋がりの二人

若田飛行士も古川飛行士も野球経験者で、会見中しばしば記者の質問に野球に例えて答えるさまが聞かれました。

例えば「よい宇宙飛行士とは?」という質問には、若田飛行士は「野球に例えて言うならば、一人ができることはチーム全体でできることよりも小さい。チームワークを大事して成果を最大化できる飛行士がいい」との答え。

古川飛行士は、宇宙飛行から遠ざかっていた9年間を「バットの素振りをしていた期間」と例え、その間に知識のアップデートやISSで行われている主要研究を学ぶこと、語学、体力維持などを行っていたと答えました。

今回の滞在でやりたいことを尋ねられると、若田飛行士は「船外活動をぜひやりたい」、古川飛行士は「機会に恵まれたなら宇宙医学の実験をぜひできればと希望している」とのことでした。

宇宙飛行士の定年?

二人が所持している宇宙飛行士資格には定年がありません。ですが、所属しているJAXAには60歳の定年制度があります。二人は50代後半ですから、何らかの理由で飛行のタイミングが遅れるとISS滞在中にJAXA職員としての定年を迎える可能性があります。

この点について、JAXA宇宙飛行士・運用管制ユニット長の田崎氏は「ISS滞在中にJAXAの定年を迎えた場合は、引き続き招聘職員となります。安心して飛んでいただけます」とのことでした。

質問に答える田崎氏(Credit: JAXA)

JAXAの宇宙飛行士は現在7名いますが、平均年齢は51歳。この先5年で3名が定年を迎えるので、2021年秋頃を目処に、12年ぶりの新規募集が始まることとなりました。将来、月探査や宇宙滞在によって今以上の宇宙飛行士が必要になると見越して、単発ではなく何年か継続して募集することも検討されています。

 

Image Credit: JAXA/NASA
Source: JAXA
文/金木利憲


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