アメブロ芸能人のペニオクステマ疑惑に残る謎。ジッちゃんの名にかけて燃料投下
今回は永江一石さんのブログ『More Access,More Fun! 永江一石のITマーケティング日記』からご寄稿いただきました。
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※この記事は、2012年12月18日に書かれたものです。
アメブロ芸能人のペニオクステマ疑惑に残る謎。ジッちゃんの名にかけて燃料投下
先日のエントリのあと、もう書くのは止めようと思ってましたがテレビの報道があまりにも偏向していると思いまして・・・そう、例のペニオク詐欺の芸能人ステマ記事です。
テレビによりますと、スタイリストやら友人の依頼によって芸能人が何十人も書いた、と。そして芸能人が勝手に書いたとなっています。その友人はどこからこの高額バイトの話を聞きつけたのかというと、「なんとIT系の経営者パーティ」・・・。いつの時代の話してんだよ(呆)
で、わたくしなりに「変だな」と思ったことをちょっとリストにしてみます。特に意図はありません。
1 アメブロを運営している某社は、芸能人の事務所に多額のフィーを払ってブログを書かせている。広告メディアとして契約しているのに該当芸能人をどうして処分しない?
広告メディアとして契約している芸能人が、全く筋を通さず勝手に他の広告をしたわけで、普通なら事務所に違約金払わせて契約解除になるはずが、なんの処分も無い上になんのコメントもない。謎だ。
2 アメブロに掲載してあった芸能人を使っての広告企画書見るとステマは芸能人のお仕事です
※朝ほど「削除されてた」と書きましたが、URLが変わっていて新しくなってました
「Ameba 芸能人・有名人ブログ Media Guide 2013.1-3 PDFデータ」 『株式会社 サイバーエージェント アメーバ事業本部』
http://prom.ameba.jp/mediaguide/201301-03/2013_1-3_ameba.official.pdf
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↑ これを見ますと・・・楽天とかいろいろなショップで「××さんも使ってます」というキャッチでアメブロが紹介されている商品が、実はお金を払って書いて貰っているということですね。まあ本当に使ってると信じて買うほうもアレだが、芸能人大好きのギャルとかには効果あるんでしょうねぇ・・・ステマといえばステマだが、そんなこと言ったらテレビCMの芸能人はみんなステマだし・・。キムタクがカローラ乗ってると思い込むガキがいるって聞いてびびったことがある。
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高っ!! コレ見ますと、だいたい掲載して数ヶ月で削除されるようです。
あれれ・・そういえばペニオク芸能人たちもみんな、何週間かたって削除しましたっていってなかったっけか?
仕事を仕事としてやっただけの芸能人がなぜ謝罪するのかがよく分かりません、私。
3 どうして芸能人の事務所はブログの内容をチェックしてない??
当然ながら、2の内容の仕事があった場合、事務所を通じて芸能人に仕事をさせる。当然ながら事務所は商品である芸能人のブログはチェックしているはずだし、私が聞くところによると本人では無くてマネージャーが書いてる場合もあるとかないとか。それなのにどうして担当している芸能人が「バイト」でやってることに気づかないのだろう・・謎だ。
4 テレビ局はどうして某社を取材しない?
これだけ民放では報道しているのに、全く某社を取材しない。本当に芸能人がバイトでやったのなら、一番損害を受けたのは某社のはず。メディアとしてのアメブロの価値は大幅に下がり、信頼性も大きく損傷した。怒りのコメントを取りに行くのが普通だと思うんだが・・・そしてピントの外れまくった「IT社長のパーティで依頼された」というネタを流すに至っては・・・・
そういえばこういう発表が11月にあったなぁ~
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テレビがここをつつかないのは・・・「広告自粛」になったらエライいことだからってことは、まさか絶対にあり得ないと思います・・・・よ・・・・・・ね・・・・・
わたくし、思うんですが・・・ネットというのは情報を収集するにはこれほど強い手段はないわけです。これによって中東では革命が起こったし、汚職も摘発されるし、デフレの要因も創りました。しかしわざと「ガセネタ」を紛れ込ますことによって利益を得ようとする輩が多いことも確か。情報強者であれば「ガセ」を見抜くことは簡単なのですが、いつも食い物にされるのは情報弱者なわけですよ。インチキ情報商材しかり、マルチ商法しかり、ステマしかり、Facebookの偽物ブランド広告しかり、です。
多少なりともネットにたずさわるなら、こうしたことは許しちゃいかんとの信念で、本日の燃料投下を締めくくりたいと思います。ちなみにわたしのひいジッちゃんは亀の子だわしを創った人だとバーちゃんから聞きました。探偵じゃないし!!
執筆: この記事は永江一石さんのブログ『More Access,More Fun! 永江一石のITマーケティング日記』からご寄稿いただきました。
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