ジュゴンとマナティの違いの見分け方!人魚と間違われたのはどっち?実際に会える場所は?
水の中を優雅に泳ぐ、ジュゴンとマナティ。
皆さんは、このページTOP画像がジュゴンかマナティのどちらかわかりますか?この記事を読めば一瞬で見分けられるようになりますよ!
似たような見た目から「どっちがどっちかわからない!」といわれることもあるジュゴンとマナティですが、実はまったく別の生き物なのです。
人魚と間違われた伝説のある生き物は、一体どっち?
意外と知らないジュゴンとマナティの違いを確認してみましょう!
意外と知らないジュゴンとマナティの違いは?
ジュゴンとマナティは、分類としては同じ「海牛目」と呼ばれる大きな生き物。優雅に尾ひれを使って泳ぐ姿は優雅で、どちらも人魚のようにも見えますよね。
ですが、実は身体のつくりにも大きな違いがあるんです!
尾びれの形の違い
ジュゴンとマナティを簡単に見分ける違いの1つが尾びれの形です!どのような違いがあるか見ていきましょう。
ジュゴン
出典:YouTube
ぱっと見そっくりなジュゴンとマナティですが、尾ひれの形が全然違うのがわかりますね。
ジュゴンはイルカやクジラのような、三角形の尾ひれをしています。
マナティ
出典:YouTube
対してマナティは、しゃもじやヘラのように丸みを帯びた尾ひれ。全然違う形なのに、よく見ないとわからないものですね。
口の形の違い
ジュゴンとマナティは口の形もかなり違って特徴的なんです!これを知っていれば顔を見ただけで見分けられますよ!
ジュゴン
出典:YouTube
ジュゴンとマナティは、尾ひれだけでなく口の形も全然違います。
ジュゴンはよく見ると、モッサリした下向きの口をしています。
マナティ
出典:YouTube
対してマナティの口はこんな形。ジュゴンと比べるとそれほど下向きではありませんね。
ジュゴンとマナティの口の形が違うのは、ジュゴンとマナティが食べるエサに大きな違いがあるからなんです。
餌の違い
ジュゴンの口が下向きになっているのは、ジュゴンが海の底に生えている海草を主食としているから。海草を食べやすいように下向きの口をしているのだそう。
対してマナティの主食は海面に浮いている水草。なので、口が下向きじゃなくてもエサを食べるのに困らないのです。
生息地の違い
ジュゴンとマナティは生息地も全く違います。海に住むジュゴンに対し、マナティは川や泉など、あたたかい水域に暮らしています。
ジュゴンは西太平洋からインド洋のあたたかな海に生息。水深1~5mの浅瀬に棲んでいます。ちなみにジュゴン生息域の北限は沖縄周辺の海なので、沖縄では野生のジュゴンが生息しています。
対してマナティはアメリカ大陸~アフリカの大西洋に近い川が主な生息地。寒さに弱く、水温が20~15度を下回ると死んでしまうことも。
ジュゴンは1種類マナティは3種類
出典:Wikipedia(ジュゴン)
出典:Wikipedia(マナティ)
ジュゴンには種類は1種類しかありません。対してマナティには、アフリカマナティ・アメリカマナティ・アマゾンマナティの3種類が存在します。
人魚のモデルになったのは?
人魚のモデルになったのは、ジュゴンとマナティ、どっち?
これには諸説あるのですが、一般的な人魚伝説の由来となったのはジュゴンの方だと考えられています。
ヨーロッパで初めてジュゴンを見たポルトガルの海賊が、優雅に泳ぐジュゴンの姿を「人魚だ!」と勘違いしたのが最初だとか。
きっと初めて見たジュゴンの姿が、とっても神秘的に見えたんでしょうね!
ジュゴン・マナティに会える場所
神秘的なジュゴンとマナティ。「なかなか会える機会はないかも……」と思うかもしれませんが、実は日本国内にもジュゴンとマナティに会える水族館があるんです!
ジュゴンに会える水族館は?
ジュゴンはとても希少な上に繊細な性格の生き物なので、水族館での人工飼育は難しいもの。そのため、日本でジュゴンを飼育している水族館は鳥羽水族館のみです。
鳥羽水族館ではジュゴンの「セレナちゃん」の元気な姿が楽しめるので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね!
鳥羽水族館公式サイト
マナティに会える水族館は?
マナティに会える水族館は、国内でも意外と多いです。鳥羽水族館をはじめ、沖縄美ら海水族館、熱川バナナワニ園、新屋島水族館などでもその優雅な姿を楽しむことができます。
まとめ
太古の昔から、神秘的な姿で私たちの目を楽しませてくれるジュゴンとマナティ。絶滅も危惧されているジュゴンとマナティですが、いつまでも元気に泳ぎ続けてくれるといいなと思います!
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出典:Wikipedia(マナティ) / Wikipedia(ジュゴン) / YouTube(水の生き物(12)ジュゴンとマナティー:アフリカマナティ/ジュゴン) / YouTube(来館30周年を迎えるジュゴンのセレナ@鳥羽水族館)
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