Apple最新のMagSafe充電器:古いiPhoneでもAndroidでも使えるって本当?
Appleは、新しいiPhone 12モデルに加えて、充電器とiPhoneの両方に埋め込まれた磁石でiPhoneの背面に取り付けて利用する「MagSafe充電器」を発表しました。これにより、より高速な充電が可能になり、将来の「ポートレスiPhone」への道が開かれます。2020年10月19日時点で、すでにいくつかのApple小売店ではMagSafe充電器を販売しています。
MagSafeとは?
まず最初に、「MagSafe」はAppleの新しい言葉ではありません。この言葉は、AppleがUSB-Cに切り替える前に磁気MacBook充電器で利用していた言葉です。現在のMagSafeは、元のMagSafe充電器とはまったく異なりますが、磁気接続という共通のテーマを持っています。
パック型の最新MagSafe充電器は、より大きなApple Watch充電パックのようで、一方の端に電源アダプタに差し込むコードが付いた円形のデザインが特徴です。充電器は、「iPhone12」と「12Pro」に組み込まれている磁石のリングにスナップするように設計されており、手間をかけずに完璧に位置合わせができます。
日本のAppleではMagSafe充電器を4,500円(税別)注文できます。この充電器には、端にUSB-Cコネクタが付いたコードが付いています(取り外し不可)。USB-C電源アダプターとペアリングする必要があるので、Appleは2,000円(税別)の20WUSB-Cオプションを推奨しています。充電器自体はアルミニウム製ですが、前面中央部分にグリップ感のあるゴムのような感触のものがあります。
AppleのMagSafe充電器は、iPhone 12モデル内の充電コイルとぴったり合い、最大15Wの電力を供給できます。つまり、7.5W Qiワイヤレス充電器の2倍の充電速度が出せる、はるかに魅力的なワイヤレス充電オプションとなっています。
古いiPhoneやAndroidでも使える?
MagSafe充電器が古いiPhoneで動作するのかという質問に対する、答えは「はい」です。iPhone8以降のワイヤレス充電をサポートするすべてのiPhoneと互換性があります。ただし、iPhone12では背面にピタッとスナップしますが、古いiPhoneには磁気リングがないため同じようには接続できません。
新しいモデルのiPhoneと既存のiPhoneの磁気接続の実際の違いを確認するためのiPhone12がまだ市場にないので確認はできませんが、Appleがリリースしたマーケティング資料に基づくと、iPhoneに設置される磁気リングは接続にとても重要な要素であることが推測できます。
ちなみに、OtterBoxのMagSafe互換のiPhone12ケースを使用しても、接続はそれほど強力ではありません。おそらく、iPhone12モデルに組み込まれているMagSafeリングは、MagSafe充電器とiPhone間の接続をはるかに強力にすると思われます。
iPhone12モデルはMagSafe充電器を使用して15Wで充電できますが、古いiPhoneを充電できる速度はまだはっきりしておらず、iPhone12以外のモデルで使用する場合は速度制限が発生する可能性があります。前述のように、強い磁気接着力がないので、iPhone12以外のモデルはQi充電器のように充電器の上に置いて使用します。
MagSafe充電器は、AirPodsだけでなくQiベースのAndroidスマートフォンも充電できますが、当然のことながら、AppleWatchとは互換性がありません。
(画像引用:https://www.apple.com/)
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