“綿菓子屋さん ふわり。”の一日店長体験をしてきたレポート ニコニコや2chを見て来た客で賑わう

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京成立石駅から徒歩8分にある綿菓子屋ふわり。の一日店長を体験してきたのでレポートしたい。このお店は『ニコニコ生放送』の配信者の力也さん(34)が上京して立ち上げた綿菓子専門店である。この日はちょうど木曜日でお店の定休日であり、その日一日を使って店長をやらせてもらったのだ。冬の風が肌寒い12月6日に、わたし横山緑記者が一日体験店長を体験した。

今回は筆者がインターネット上の書き込みで殺害予告をされてしまい、亀有警察署の監視の元で綿菓子の営業を行うという異様なスタイルになってしまった。綿菓子屋の宣伝のために手書きのチラシもこしらえて来たのだが「外でチラシなどを配らないように」と釘を刺されたので断念した。つまり今日一日は万が一を考えてお店の外に出てはいけないとのことだった。

手作りのチラシ

お店では綿菓子が1本子供100円で大人は200円という価格。大きさも小、中、大と選べる。中でも大サイズは顔よりも大きくて1つでお腹いっぱいになりそうである。このお店の良くない所は、立地条件がかなり悪く、住宅街の中に店があること。新規のお客さんは「場所が分かりづらかった」と異口同音に述べていた。

11:00開店

さっそく1人目のお客さんがやってきて綿菓子の注文が入る。作り方は力也店長に教わったように、竹筒にザラメを入れて綿菓子製造機に割り箸を一本いれてクルクル回し、綿飴を素早く絡みつかせて綿菓子を大きくしていく。

やってみるとこれが意外や意外、簡単そうに見えて難しいのだ。作っている最中は手を常に休まず動かすので右手が疲れてくる。少しでも手を休めると不格好な綿菓子になってしまうのだ。

だいたい綿菓子を作るのにかかる時間は手なれてないせいもあるが、注文を受けて5分ほどだ。お客さんに飴玉を2つ選んでもらって、それを金槌で叩いて砕く作業は、腰を曲げての力作業なので次の日腰が筋肉痛になってしまった。トホホ……。

これが結構大変で、飴玉が固くて叩きどころを間違えるとなかなか割れないうえに、球体なのでちゃんと押さえつけないとコロコロと転がってしまう。袋も破れて粉がこぼれてしまったりと失敗が多かった。

16:00ごろ

お客さんの入りは順調で休まる暇がない。忙しくなりがちでお金を受け取っても手を消毒するのを忘れたり、酷いと注文を受けた飴玉を入れ忘れザラメオンリーで綿菓子を作って出してしまったり、人によって値段をコロコロと変えたりと、店の評判を下げるようなことをしてしまったので反省する。

最近店がテレビ番組で紹介された勢いもあって、番組を見てやってきたというお客さんが多かった。中には『2ちゃんねる』のVIP板を見て来たという熊本の修学旅行生グループや、『ニコニコ生放送』を見て来てくれたお客さん、近所の常連のお客さんなど、大勢のお客さんや子供達が来てくれて、100円とはいえお金のやりとりのありがたさを認識した。

お店の外ではお客さん1人1人に「申し訳ございません」と頭をペコペコと下げる力也店長の姿が見えて、この人も苦労しているんだなと思った。

トラブル発生!?力也マジ切れ

順調だったのだが休憩をあまり取らず回転釜を加熱しすぎたせいか、途中で綿菓子機からガガガッと打音が出た。おや? 気にせず綿菓子を作ろうとするが綿飴が出てこない。

「ん?ご機嫌斜めなのかな?」と思っていたら、力也店長があわてて飛び込んできた。「ちょっと、煙が出たらすぐに呼んでくださいよ!」と怒る力也店長。

どうやら綿菓子機の回転鍋を使いすぎたため、中のザラメが熱で溶けてベットリとついてしまい煙がモクモク出てしまったのだ。夏場はよくあったらしい。

力也店長は慣れた手つきで部品を交換し、すぐに修理してしまった。ここら辺は素人にはできず改めてさすがプロの綿菓子職人だと感じて胸がキュンとした。

19:00

最後のお客さんに綿菓子を作り、閉店。閉店後もお客さんが来てくれたが残念だがここまでとしてもらった。長時間の『ニコニコ生放送』と同時進行の営業だったがやってみて楽しかったというのが素直な感想である。面白いお客さんとも出会えたし、応援の電報やお金がないのに遠くからわざわざ来てくれた遠方の方などがいたからだ。

全体として約40~50人ほどのお客さんが来店してくれた。売上げは特注バッチ(200円)を全部購入してくれたお客さんのおかげもあってなんと一日で2万2500円もあり自分自身驚いている。

今回の一日体験の成果は、疲れたが楽しみながら綿菓子を作って営業ができたことだ。お客さんがあってこそのサービス業だし、やっぱり来ないと寂しいものである。特に子供達が喜びながら綿菓子を口いっぱいに頬張る姿はこの商売やってみてよかったなと思った。

まあ、最初だし物珍しさやテレビ番組の効果もあったから、これだけのお客さんが遊びに来てくれただけというのもあるが、お金を受け取る大事さを改めて実感した。

最後ではあるが頼んでいないのに無償で手伝ってくれた生主の石鹸さんにも心よりお礼をいいたい。この綿菓子屋さんふわり。ではまた一日店長を募集するとのことである。福井から上京してきて店を営業している力也店長には、お金を儲けてお店を大きくするよりも、子供たちやお客さんに愛される憩いの場になるようなお店にしてほしいと懇願する。

この一日店長の様子は全て『ニコニコ生放送』で配信されており、『ニコニコ動画』にてタイムシフト視聴が可能となっている。興味ある方はご覧になってほしい。

【ニコニコ動画】【生主生活】 横山緑の「綿菓子屋さんふわり。」一日店長 1/9

営業時間:11:00~19:00まで(定休日:木曜日)
お店の住所:東京都葛飾区立石1-1-2
営業問い合わせ 090-9120-4743 

※この記事は、ゴールドラッシュの「横山緑」が執筆しました。[リンク]

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横山緑

暗黒放送Pの横山緑(フリージャーナリスト)は言論弾圧を許さず、マスコミどもが目を背けるニュースを記事にする日本執筆倶楽部2位のプロのライターだ。仕事よこせ!

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