カトパン、またも声を荒らげる 足立区・白石区議のLGBTに関する発言を巡り 「少子化の原因がLGBTの方々と直結するわけない」

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カトパン、またも声を荒らげる 足立区・白石区議のLGBTに関する発言を巡り 「少子化の原因がLGBTの方々と直結するわけない」

10月5日、『Live Newsイット!』(フジテレビ系)が東京・足立区、自民党の白石正輝区議のLGBTに関する発言を巡る騒動を放送。この騒動に対し、メインキャスターの加藤綾子アナが、語気を強める場面が見られました。

番組では、白石区議が、先月25日に足立区議会で少子化問題について「日本人が全部L(レズビアン)男が全部G(ゲイ)。次の世代は生まれますか? 一人も生まれないんですよ。LだってGだって、法律で守られているんじゃないかっていうような話になったんでは、足立区は滅んでしまう」と発言し、これに対してLGBT当事者の団体などから批判が集まっていると紹介。この後、番組記者が白石区議を直撃、白石区議は「LGBTを差別する気はなく、今の学校教育でのLGBTの取り上げ方では、子供達が結婚や子供を産まなくてもよいという風潮が生まれるんではないか」と危惧していると説明しました。

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スタジオの加藤アナは

「そもそも、子供が少ない根本の原因が、直接LGBTの方々と直結するわけないと思っちゃうんですけどね」

と呆れた様子でコメント。続けて、コメンテーターの柳澤秀夫氏が

「いきなり一人ひとりの、個人の価値観ですよね。それを全面的に否定するような。少子化と結びつけることには、どうしても違和感をぬぐえないですね。」

と応え、さらに加藤アナが

「『イット!』が取材させていただいた時の発言を、そのまますればいいじゃないですか。でもあの時、議場では違いましたよね?」

と言葉のトーンを強め、続けて

「多様な価値観を認めたうえで、どうしたら少子化対策をうてるのか、別の問題として考えて欲しいと思います」

とコメントし特集を締めくくりました。

参考記事:カトパンが珍しく怒りをあらわに!? 杉田水脈議員の「女性はいくらでもウソをつける」発言問題で | TABLO

この放送に対し、LGBTQアライ(※理解がある者)を公表する、元フジテレビアナウンサーで現在は同社の報道局にいる阿部知代さんは自身のツイッターで

「罪の意思が無い様子を伝えた後で、加藤キャスター、榎並キャスターともに、その主張の問題点や少子化問題に結びつける誤った認識をはっきり指摘。手前味噌ながら、嬉しかった」

と番組を称賛。他にもネットでは

「カトパンも柳澤秀夫さんも叩いているが仰る通りで「老害」以外の何者でもないかと」

「加藤アナの言う通りだよ。同性婚が認められようが認められまいがこの現状は変わんないんだよな、適当な後付けで騙せると思うなよ」

といった出演者に賛同する声が多数上っています。しかし、その一方では

「多様な価値観なら、この区議の価値観にあなた方が文句を言うべきではないよね?」

「足立区議員の言ってることはあんまよくないと思うが、取材の映像流した直後にスタジオでボロクソ叩くのは罠すぎる これがプロパガンダか」

などといった番組に対する否定的な意見もあがっていました。

加藤アナは、あまり感情的な様子を見せませんが、今回の、LGBTに関する発言に対しても同様に怒りをあらわにし、先日の自民党の杉田水脈議員が、性の暴力や性犯罪に関して「女性はいくらでもウソをつける」と発言した件を報じた際にも、同様に感情的になっていました。セクシャリティに関する問題は、加藤アナも怒りを抑えられないのかもしれません。(文◎デューク・テルゴ)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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