ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2020年9月)
全国のラーメンを食べ歩くラーメンミュージシャン、井手隊長です。今回は私が9月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。コロナ騒ぎでなかなか外食が厳しいという方も多いと思いますが、一日でも早く終息することを願って。
それでは発表します!
第5位:Noodle Stand Tokyo(原宿)
原宿の人気店が“JINGUMAE COMICHI”内に移転オープン。
「TOKYO肉中華そば」を注文。
豚の旨味メインで鶏と魚介もほのかに香る。化学調味料不使用で、ノスタルジックな見た目ながら上品な旨味と奥行きが新しい。麺は浅草開化楼製の中太平打ち縮れ麺。チャーシューは分厚いのがどどんと4枚。大満足の一杯。
「世界一おいしいヴィーガンラーメン」もオススメ。
動物系、化学調味料不使用で、豚骨風のスープの厚みは豆乳に昆布ダシ、胡麻ペースト、パイナップルジュースを合わせたもの。食べるごとに味が深まる作りは見事。
第4位:横濱ラーメン あさが家(阿佐ヶ谷)
横浜家系ラーメンの新店。上星川の“寿々㐂家”出身。
「チャーシューメン(並) 青ネギトッピング」をいただく。ランチはライス無料。
どんぶりを埋め尽くす瀬戸内産の青ネギの下にチャーシューが何枚も。麺は酒井製麺。スープは豚骨の厚みしっかり、そして醤油もちゃんと立っていてバランスが素晴らしい。
どっちも立っているのでマイルドながらワイルド。卓上の具入りラー油を入れるとコクが深まって味変になる。
新店でこういうお店が出てきてくれるとは、まだ横浜家系も捨てたものではない。
第3位:流星軒(吉野町)
矢沢永吉ファン40年以上の筋金入りの店主のお店。
注文は「流星プレミアムワンタン麺」。
具は肩ロースチャーシュー、モモチャーシュー、ワンタン、味玉、メンマ、カマボコ、ネギ。麺は中太ストレートの三河屋製麺製。
醤油ダレにたまり醤油を加えたスープは、醤油のキレがありながらじんわりとした旨味で最高。鶏、豚をはじめ魚介、乾物など様々な食材を使い、複合的な旨味を演出。直前に七輪で炙るチャーシューや、ナンコツの歯応えがあるワンタンも美味しい。
第2位:らーめん 玉 田町店(田町)
田町駅前の“msb”が9月にフルオープン。1Fのレストラン街に“玉”がオープンした。
いただいたのは「手打式特製チャーシューメン」。
大量に乗った薄切りチャーシューは幻の豚「TOKYO X」。そして醤油と豚の旨味溢れまくるスープに極太平打ちの手打ち麺がヤバウマ。豚と醤油の旨味がバシッと効いていて、実にツボを押さえた一杯に仕上がっている。
第1位:自家製手もみ麺 鈴ノ木(狭山ヶ丘)
埼玉西武ライオンズファンのご夫婦が所沢でオープンした人気店。
「特製ラーメン」をご紹介。
具は豚チャーシュー2種、鶏チャーシュー、ワンタン2個、名古屋コーチン味玉、細切りメンマ、ノリ、ネギ。
スープは大山鶏と山水地鶏の丸鶏で、日本一醤油のたまり醤油と再仕込み醤油、和歌山の丸大豆醤油と生揚げ醤油の4種類を合わせ、魚醬も加えている。麺は極太縮れのモチモチの自家製麺で、茹でる前に一玉ずつ手もみしている。うどん用の小麦も20%混ぜているそうで、モチッと感が良い。
清湯ながら旨味が詰まっており、鶏、醤油ともに濃密。そこに手もみ麺が強めに合わさる。
具もそれぞれが素晴らしい。しっとりとした低温調理チャーシューとホロホロのバラチャーシュー。ワンタンもしっかり餡が詰まっていて旨い。コリコリの細切りメンマもいいアクセント。
これはこれは素晴らしい一杯。ライオンズの選手にもぜひ食べてもらいたい。
(執筆者: 井手隊長)
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