第46回総選挙に伴う参議院比例区の繰り上げ当選予定者(後編) みんな・真山、藤巻、山田の各氏
前編で紹介した2013年参院選で改選される比例区の繰り上げ当選予定者2名に続き、来月4日公示・16日投開票の第46回衆議院議員総選挙の影響で繰り上げ当選が内定した候補者3名を紹介します。今回の3名は全員、2010年7月の第22回参院選にみんなの党公認で比例区より出馬して落選しましたが、上位当選者の3名が日本維新の会へ移籍し、来月の総選挙に出馬して自動失職する見込みとなったため、近日中に繰り上げ当選する見込みです。3名とも初当選で、任期は来月上旬に中央選挙管理委員会が繰り上げ当選の認定を行ってから2016年夏に実施される第24回参院選までの約3年半となる予定。
みんなの党:真山勇一(新)
真山勇一氏(68)は1944年、東京都墨田区生まれ。東京教育大学(現在の筑波大学)文学部を卒業後、日本テレビに入社してアナウンサーとなりテヘラン支局駐在員を経て帰国後は『NNNニュースプラス1』などに出演していました。退職後、2007年4月の統一地方選挙で調布市議会議員に立候補してトップ当選。
2010年の参院選にみんなの党公認で比例区より出馬して3万6599票を獲得しましたが23名中11位(当選者10名)で次点となり落選。今回、上位当選者の総選挙出馬に伴う繰り上げによって、初当選が内定しました。
みんなの党:藤巻幸大(新)
藤巻幸大氏(52)は1960年、東京都生まれ。上智大学経済学部を卒業後、伊勢丹に入社。カリスマバイヤーとして有名になり、2003年に倒産した下着メーカー・福助の社長に就任して経営再建に当たったことでも注目されました。2010年の参院選にみんなの党公認で比例区より出馬し、32,161票を獲得して23名中12位。現在は兄の健史氏と共に経営コンサルタントやテレビ番組のコメンテーター、コラムニストとして活動しています。
なお、2010年の参院選当時は名前を「幸夫」としていましたが、2012年より表記を「幸大」に改めているそうです(読みはいずれも「ゆきお」)。
みんなの党:山田太郎(新)
山田太郎氏(45)は1967年、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部在学中よりTBSラジオの番組制作に参加する傍ら、自ら番組に出演することもあったそうです。在学中から旅行が趣味で世界各国を回り、卒業後は経営コンサルタントとして活動。2010年の参院選にみんなの党公認で比例区より出馬。
同じみんなの党公認で比例区より出馬した別の候補者が“非実在青少年”に対する表現規制強化を公約していたことに関連してどう思うか質問され「嫌いというだけで禁止することが許されるなら、俺は納豆が嫌いだから納豆を禁止したい」と言い、合わせてその候補者(下位で落選)と徹底的に議論したいと言ったことで注目を集めましたが、結果は3万663票で23名中13位となりました。
画像:真山勇一氏の公式サイト
http://mayamayuichi.jp/ [リンク]
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